アウトドア レビュー

アウトドアマン必須アイテム「ヨコザワテッパン」。鉄板のシーズニングをしてみた

2017-08-13

ライターでありアングラーである横沢テッペイ氏の提唱するヨコザワテッパン。
そのコンパクトな1枚板の鉄板であるヨコザワテッパンは底知れない力を秘めている。

アウトドアで鉄板といえば、焼きそばを豪快に焼けるほどの大きいものが定番だ。
大人数で利用するにはそれくらいは必要だろう。

だが、少人数ではそんな大きな鉄板は必要ない。
必要最小限で十分だ。

そこでおすすめなのがヨコザワテッパン。
A5サイズの鋼鉄製の鉄板は一見して一人用の小さな鉄板にしか見えない。
こんな小さな鉄板で肉を焼くとかどうなの?と思うはずだ。

ところがこのサイズ感が絶妙で少人数での利用にとても適している。
決して小さくないという意外性、手軽に使える素早さ、コンパクトで携帯性に富み、おいしく焼ける究極の逸品ヨコザワテッパン。

今回このヨコザワテッパンを手に入れたので、まずは準備段階としてシーズニングをしてみた。



ヨコザワテッパン

専用袋に収納されたヨコザワテッパン。

冒険用品のロゴにヨコザワテッパンというプリントがなかなかいい。

そして中にはこれらのアイテムが収納されている。

装備内容

防錆用油紙(キッチン用)に包まれた鉄板
金属製コテ
アルミ製やっとこ

鉄板の使用に必要最低限のものは最初から一式そろ得られている。

ヨコザワテッパンの仕組み

これがヨコザワテッパン本体。

A5サイズ、5mm厚で重量1kgの鋼鉄の板。

この厚みが熱を溜めこむことで、どこで焼いても均等に焼くことができる。

縁などもない単純な一枚の板がゆえに余計な油はどんどん流れ落ちる。
すなわちヘルシー。

このサイズ感だがベストな人数は3名、最高5名まで利用することが可能だ。
大きな鉄板の方が便利と思うかもしれないが、実際はたくさん乗せすぎて黒焦げの無駄な食材を製造するのがオチだ。
適量しか乗せられないからこそ無駄がない。

 

付属品の使い方

そして一式セットの付属品。

コテは鉄板の汚れをはがし取る時に有効だ。
そしてやっとこ。

鉄板の食材をカットする時の抑えとして利用できる。
これがあると無いとでは雲泥の差だ。

後片付けも簡単

使い終わったら後片付けもコンパクトなのでとても簡単だ。
鉄板にこびりついた汚れをコテでそぎ落とし、キッチンペーパーなどで拭き取るだけ。
どうしても気になる時には水洗いしてしっかり乾燥させるといい。

あとはキッチンペーパーや付属の油紙に包んで専用袋にしまっておけばいい。

収納する前にオリーブオイルなどを薄く塗っておくと錆止めとしてなお良い。

鉄板のシーズニング

アウトドア料理に使える鉄板といえども、購入してそのまますぐに使うというわけにはいかない。
市販のフライパンなどは表面にコーティングがされたり焼くために特化されているので洗剤で洗うだけで事足りる。

だが、こういった類の鉄板ではそうはいかない。
表面には防錆の薬剤が塗られていることもある。
※たぶんヨコザワテッパンは薬剤は塗らずに防錆油紙で錆止めをしていると思うが
シーズニングを行い料理に使う前の慣らしをしなくてはならない。

その手順はこうだ!!

step
1
洗剤で洗う

鉄板は切り出しをして側面を削るなどの加工がされている。
加工をするには大量の油を使用する。

製品として出荷前にどこまで洗浄されているかは不明だが、やはり何はなくとも洗剤でしっかり洗っておいた方が安心だ。

気にしない人はいきなり油を塗って空焼きしてから洗浄してもいい。
基本的には洗剤で洗浄するのはこれ1回きり。
もしまた洗剤で洗浄した場合は、せっかく馴染んだ油が落ちてしまうので油をしっかり塗っておく必要がある。

step
2
空焼き

水気を拭き取ったらすぐにコンロなどで空焼きをして水分を完全に飛ばす。
中途半端に拭き取ってそのままにしておくと錆がでてしまうのでしっかり空焼きしておく。

通常なら表面の色味が変わってくるまで全体的に満遍なく焼き入れしたいところだが、ヨコザワテッパンの場合はあまり変化は感じられない。
それでも表面は最初の段階とは明らかに違うのがわかるはずだ。

青黒さが鮮やかになってきた。
とはいえ水分がしっかり飛ぶくらいに焼き入れすれば十分だろう。

step
3
油を塗布→空焼き

次に鉄板にオリーブオイルを薄く塗布したら再び中火ほどで空焼きする。

油が焼けて煙が出るが気にしない。
煙が収まるまでガンガン焼いていく。

でも均等に焼かないと部分的に焦げたようになってしまうので気をつけよう。

これを3回繰り返したら終了。

step
4
クズ野菜を焼く

最後にクズ野菜を鉄板で焼く。

この工程をすることで鉄臭さがとれていい感じに仕上がる。

これでシーズニングは完了。



とにかくひたすら使い込む

シーズニングを済ませたら、肉などを焼いてひたすら使い込む。
最初のうちには貼り付きなどがあるかもしれないが、使い込むうちに油が馴染んで食材の貼り付きもなくなる。

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鉄板は育てるもの

鉄板は使い続けることで育っていくもの。
何度も買い続けることで油が馴染み、肉を焼く時にも貼りつきがなくなってくる。

いつしか黒光りする鉄板にまで育てた時が本当のスタートだ。

とにかく肉が美味くなるというヨコザワテッパン。
鉄板を育てあげて自分だけのヨコザワテッパンを完成させよう。


ニトリのスキレット通称「ニトスキ」を手に入れたのでシーズニングの手順をまとめてみた

たいちょー

栃木で活動する雑記ブロガー。 栃木県の観光に役立つグルメやスポット情報を中心に紹介 | 栃木のグルメ・観光情報の発信(たまに他県も)/気になったことを自由にダラダラ綴ります | 社畜ゆえ多忙になるとメシネタ過多になります。

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