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【栃木小山】AOYAカンパーニュ。和菓子の蛸屋のカフェレストラン。あんこバーが楽しめるのは世界でここだけ!!

栃木県小山市に和菓子屋の蛸屋のカフェレストラン「AOYAカンパーニュ(アオヤオンパーニュ)」が2023年7月23日(日)にオープン。
カフェと和菓子をミックスしたこれまでにない新業態のお店。

日本を代表する建築家 隈研吾氏が監修した類を見ない圧倒的な存在感。
そして店内には、おそらく世界初となる『あんこバー』も。

掲載された情報は訪問時点のものです。
営業時間や店休日、メニューや価格など変更になっている可能性があります。
最新の情報は公式サイトやSNS、店舗などで直接ご確認ください。
※最新情報の掲載を保証するものではありません




AOYAカンパーニュ

今回訪問したのは栃木県小山市萩島、国道50号線沿いにあるAOYAカンパーニュ(AOYA CAMPAGNE)。

栃木県でおなじみの蛸屋(現、ばんどう太郎グループ)の新業態として2023年7月23日にグランドオープンのお店。
仙台で生まれ、1963年に小山市に本店を構えて60年の節目となる今年、度重なるオープン延期を経て満を持してオープンさせたのは、カフェと和菓子をミックスしたこれまでにないもの。

田園風景広がる中でひときわ存在感ある建物。
実は日本を代表する建築家 隈研吾氏が監修したものだというから驚きだ。

隈研吾氏といえば、木材をふんだんに使用した日本的な建築が特徴的で、「サニーヒルズ」、「根津美術館」、「那珂川町馬頭広重美術館」などが代表作に挙げられる。

世界一のスタバと称されたこともある、スターバックスコーヒー富山環水公園店も隈研吾氏が設計されたもの。

富山市にある世界一美しいスタバ。スターバックス富山環水公園店

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近年では2021年に開催された東京オリンピックのメインスタジアムとなった「国立競技場」の設計も行っている。

幾何学的な図形の集合体のような壁面、そしてふんだんに使用された木材はまさに隈研吾的。
周囲の風景をも取り込み一体となるそのビジュアルは、まさに今風に言えば映え感がすごい。

店舗入り口前にあるアーチから除く景色は、額縁に収まる作品のよう。
芝生や木々が生い茂り、入り口横には二宮金次郎像というなんとも日本的なこの雰囲気。

たいちょー
たいちょー
なぜに?w

お店をバックにテラス席も

お店正面左手にはテラス席も用意されている。

AOYAカンパーニュではドライブスルーも

AOYAカンパーニュでは、ドライブスルーでの利用も可能だ。

店舗正面に向かって左手にドライブスルー用のレーンが用意されている。

AOYAカンパーニュへのアクセス

アクセス詳細

住所 栃木県小山市萩島116-1

車 東北道佐野藤岡インターより17km(23分)
電車 小山駅「西口」より3.6km

駐車場 およそ40台

店舗敷地へは国道50号線沿い小山方面からと交差点南側の2箇所。
駐車場は店舗正面から右手と裏手にある。

グランドオープン期間中は店舗東側の臨時駐車場(40台以上停められそう)も利用できるようだ。

AOYAカンパーニュの店内

白を基調とし、店内にも木材をふんだんに使用している。

店舗入るとすぐに蛸屋の和菓子が陳列されている。
カフェ利用だけでなく、和菓子の購入目的での訪問も可能。

販売エリア

蛸屋おなじみの和菓子がおしゃれに陳列されている。

保冷ショーケースには、色鮮やかなタルトにケーキ、あんを使用したプリンも販売。

お店のデザインを手掛けた建築家 隈研吾氏の著書やグッズも販売されている。

世界初のあんこバー

右手奥には噂の世界初『あんこバー』。

20種類のあんやクリーム系、果実や木の実などがそろう。

販売エリアとカフェエリアの境目に位置する場所にレジカウンター。
レジカウンターではテイクアウトメニューも受け付けている。

カフェエリア

店内の8割を占めるカフェエリア。

大開口な窓がインパクト抜群で、木々を配置することで50号バイパス沿いであることを忘れさせてくれる。

もちろんこのお店、カフェがメインである。
ここを利用せずしてAOYAカンパーニュに来た意味があるだろうか。

ホールには4人掛けのテーブル席が4卓、2人掛けが4卓。
※つなげれば複数人に対応可能なフレキシブルタイプと、円卓系あり
※テラス席と補助あわせてトータル104席

北の窓際には2人掛けの円卓が4卓。

東の窓際には4人掛けのテーブル席が4卓と2人掛けのテーブル席が2卓。

白い壁面の大きな窓から見える風景は、まるで田園風景を切り取った絵画のように見えることだろう。

セルフの給水コーナーには、「水」「レモン水」「健康茶」が配置されている。

レモン水はほんのりレモンの果汁かきいたさっぱりとした味わい。
健康茶は飲んでみた感じととしては、ハトムギ茶と思われる。
芳ばしさがあり、ほんのりビター感は麦茶のようで後味にほんのり甘い余韻感じる(※甘味がついているわけではない)。

テラス席

テラス席も用意されている。

AOYAカンパーニュのメニュー

AOYAカンパーニュのメニューはこんな感じ。
※2023年7月23日時点

タップ拡大可

カフェメニュー

テイクアウトメニュー

あんこバーラインナップ

あんガレットや揚げ最中などはあんこバーから好きなあんこを選択することができる。

あんガレットはサクサクのパイ生地でお好みのあんこをサンドして生地表面をキャラメリゼしたもの。
揚げ最中は最中生地を揚げたものでお好みのあんこをサンドしたもの。

そのラインナップはこんな感じ。

タップ拡大可

ラインナップ

  • えりも小豆 粒あん
  • 和栗あん
  • 白手亡あん
  • 紅あずまあん
  • 塩レモンあん
  • ピスタチオあん
  • 極みずんだあん
  • 赤皮むきあん
  • チョコレートカスタードクリーム
  • ラムレーズンカスタードクリーム
  • カスタードクリーム
  • 渋皮栗
  • キャラメルバナナ
  • フランボワーズフルーツソース
  • りんごのコンポート
  • はちみつレモン
  • マンゴーのコンポート
  • クリームチーズ
  • ナッツミックス
  • ブルーベリー

これまでのあんとは違い、洋風から和風なフレーバーが揃う。
さらに果実や木の実を合わせることで自分好みにカスタマイズが可能だ。

ベースとなるあんには、てんさい糖の氷砂糖とゲランド塩を使用することですっきりとした甘さに仕上がっているという。

 
 
 
 
 
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利用方法

テイクアウト

  1. レジにて注文
  2. あんガレット、揚げ最中などは「あんこバー」にてトッピングを選び、専用のレシートを手渡しトッピングをオーダー
  3. 完成まで付近で待機

※ドライブスルー利用時は除く

商品購入

  • 最中は木製トレイとトングが設置されているのでそこに乗せて購入
  • 通常の商品はカゴに入れて購入
  • タルトやケーキ、プリンなどはレジにて注文

カフェ

  1. カフェ入口でウェイティングボートに名前と人数を記入
  2. 名前を呼ばれ、席へと案内される
  3. 呼び出しボタンでスタッフを呼んでオーダー
  4. カフェエリアに設置された3種類のフレーバーを水はセルフにて利用
  5. 食後はカフェエリアの入口にあるレジにて清算



AOYAカンパーニュ行ってみた

訪問したのは2023年7月23日、グランドオープン初日。

グランドオープン

2023年7月23日(日)12時より
店舗東側に臨時駐車場あり
※国道50号線小山方面から来ないと入れない
※営業時間の変更やドライブスルーが利用できない場合あり

10時前から招待者のみのオープニングセレモニーが開催、セレモニーには隈研吾氏も。
その後12時より一般客の入場となる。
まさかのグランドオープンの一般客1号ゲットである(別になにもないけど)。

青空の隈研吾氏デザインの外観が映える。

あっという間に混み合う店内。
店内2割がテイクアウト・販売エリア、残り8割がカフェエリアという構成のためどうしても販売エリアが大渋滞になる。
動線がすべてレジ付近に集中する構成になっているのが原因なようで、その行列が店内の大混雑を生み出していた。

さすがに入場制限(もしくはカフェの受付場所を一時的に別にする)が必要だったんじゃないかレベルに身動きが取れない。

たいちょー
たいちょー
やっぱプレオープンって重要だよね

レジがカフェエリアとの境目にあること、カフェ受付や案内待ち、あんこバーでの待機客も混雑に拍車をかけていた。
さすが一番混雑するグランドオープン初日、混沌とした雰囲気がたまらない。

落ち着いて利用したいなら翌日以降がおすすめかもしれない。

あんキューブは来賓客でほぼ完売。
一般客が購入できるのは翌日以降になるようだ。

カフェを利用してみた

カンパーニュサラダ ハト麦ガレット付

今回チョイスしたのは、サイドメニューから『カンパーニュサラダ ハト麦ガレット付』。

新鮮なエビベジの野菜をふんだんに使用したサラダ。

生ハム、ミニトマト、紫白菜、からし菜、オカヒジキなどが盛りだくさん。

エビベジは下野市の海老原ファーム産の野菜のことで、都内のレストランやホテルなどでも使われる人気の野菜。
ハト麦は栃木県小山市が全国一の生産量を誇るスーパーフードで、身体に優しく美味しいハト麦ガレット。

ハト麦ガレットを木づちで叩いて割入れて食べる。

ドレッシングをかけていただこう。

ドレッシングはパプリカなど野菜のみじん切りの入ったもので、パプリカのほんのりビター感にオリーブオイルの風味、柚子香る酸味のきいた味わい。
ガレットはサクサク芳ばしく、ほんのり甘味がきいている。

生ハムの塩味のアクセントがちょうどよく、からし菜のピリリとした辛くてビターなアクセントが大人な一品だ。

スペシャルプレート

メインにチョイスしたのはスペシャルメニューから、カンパーニュおすすめの『スペシャルプレート』。

ポテトと玉ねぎのフライ、ローストビーフとごはん、グリルチキン、お餅のフリッターとエビ風味ソース、グラタン、サラダのワンプレート。
コンソメスープ付きだ。

まずはワッフルポテトとオニオンリングを食べてみよう。

味は言わずもがな、オニオンリングは衣サクサクで中はしっとり甘い。
ワッフルポテトは網状なのでサクサク感が強く、ホクホクで塩気もちょうどいい。

コンソメスープもひとくち。

野菜や鶏などをベースにしたブイヨンの旨味きいたほっとする味わいだ。
細かくカットされたバケットが旨味を吸収している。

今度はお餅のフリッター。

エビ風味のソースにディップしていただく。

衣サクッと中はモッチモチ、濃厚なエビの旨味きいたクリーミーなソースがよく絡む。

グリルチキンを食べてみよう。

芳ばしく焼き上げられたチキンにバジルとトマトのペーストが添えられている。

芳ばしい焼き目にふっくらした食感。
バジルの風味にトマトの酸味、程よい塩気が効いている。

グラタンはどうだろう。

濃厚クリーミーな口当たりで、チーズの薫香が広がる。

ジャガイモはホクホク、ペンネはモチモチとした食感。
とろーり濃厚なクリームがよく絡む。

メインはローストビーフ丼といったところか。

おろし玉ねぎに醤油を合わせたソースがかけられている。

ローストビーフは柔らかで上品な肉の旨味を感じる。
おろし玉ねぎの風味と醤油のコクが旨味を引き立てる。

〆にシンプルにフレンチドレッシングがかけられた、エビベジの美味しさを堪能しごちそうさま。
オーソドックスだが、シンプルイズベストな一皿だった。

あんこスムージー

〆はドリンクメニューから『あんこスムージー』をチョイス。

濃厚なあんこの風味が広がる。
クリーミーでさらりとした口当たり、甘味も強すぎないので飲みやすい。

和菓子屋のカフェらしさ感じる一品だ。

たいちょー
たいちょー
本日の食事代3,540円也

カフェは高級志向な値段設定といった印象。
ファミリー層が家族みんなで食べにくるといった感じではなさそうだ。

テイクアウトや販売も利用してみた

謹製栗最中 隈(白)

隈研吾氏のサインをあしらった、AOYAカンパーニュ限定の最中。
同氏があんや栗が好きということから生まれたもの。

粒あんと白あんの2種があり、これは白あんバージョン。

 

大手亡おおてぼう(いんげん豆)の皮をむいたものを使用しているので、さらりとした口当たり。
蜜のような濃厚な甘味があるがクセがなくさっぱりとした味わい。

ホクホク食感の栗がごろっと入っていて、口に含むと芳醇な香りが広がる。

揚げ最中

ゴマ油で揚げた皮にお好みのあんをサンドしたもの。
今回は『極みずんだあん』をチョイス。

ゴマ油の芳ばしさ香る皮はザクザクとした食感で、ずんだあんは濃厚な枝豆の旨味とほどよい甘味がきいている。
皮には塩がふられていて、塩味のアクセントがあんの甘味を引き立てる。

単純にあんを甘くするのではなく、塩味で引き立てることでクドさがなくいくらでも食べられそうだ。

最後に

栃木県小山市の郊外にオープンしたAOYAカンパーニュ。
和菓子の蛸屋が営むカフェと和菓子がミックスした新業態だ。

日本を代表する建築家の隈研吾氏が設計した建物の存在感はなかなかのもの。
世界初となる『あんこバー』は是非一度利用してみてほしい。

2023年7月~の営業時間

物販・あんこバー 9:00~18:00
レストラン 11:00~18:00(LO17:30)
※ドライブスルーは当面休止

お店詳細

AOYAカンパーニュ
住所 栃木県小山市萩島116-1
営業時間 8:00~19:00(通常時)
     19:00以降は貸し切り可(要予約)
定休日 なし
駐車場 40台くらい
支払い 現金、カード、PayPay
SNS Instagram

たいちょー

栃木で活動する雑記ブロガー。 栃木県の観光に役立つグルメやスポット情報を中心に紹介 | 栃木のグルメ・観光情報の発信(たまに他県も)/気になったことを自由にダラダラ綴ります | 社畜ゆえ多忙になるとメシネタ過多になります。




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