料理してみた 料理レシピ

栃木の名物しもつかれ。アレンジ不要のありのままで美味しい!クセなく食感はよりそれっぽい

2024年の2月12日は初午の日。
栃木県で初午の日といえば、「しもつかれ」を作る家庭が多い日。
家庭の味というか作り手によって味が違い、7軒の家のしもつかれを食べると病気にならないとか色んな言い伝えがある。

本来は神様へのお供えとして作るものだったり、正月の食材を余らせたらもったいない的なSDGsの先駆け的な料理だとか色んな意味合いはあるけれど、それは過去の記事で書いているのでここでは言及しない。

しもつかれといえばマイナスなイメージも多く、地元民ですら苦手とする人は非常に多い。
特に昔ながらの家庭で作るしもつかれはなかなかのものである。
かくいう自分も、自ら作るようにもなり普通に食べるようになったのはここ数年前くらい、それまでの人生では一度か二度軽く口に含んだ程度しか食べたことがなかった。

だが作り方次第ではクセや見た目も気にならないし、とても美味しい料理だ。
ここ数年は毎年作っていたが、その最終形態とでもいうべきか、クセもなくそれでいてしもつかれならではの食感も再現したしもつかれを作ってみた。



しもつかれ2024

しもつかれのアレンジとか色々と試したけれど、ぶっちゃけそういうのに頼らずに、ありのままのしもつかれで美味しいを追求することこそが最終的な到達点なんじゃないだろうか?

ということでさっそく用意した材料はこんな感じ。

レシピ

さけの中骨水煮(140g) 2缶
大根 1/2本
人参 1本
油揚げ 2枚分
水煮大豆 150g

A
ほんだし 8g(小袋入り1本分)
酒 大さじ2
水 300ml(水煮缶の水分100ml含む)

B
酒粕 100g
醤油 大さじ2
塩 小さじ1

今回のしもつかれには、鮭の中骨水煮が重要。
これがあると無いとでは食感が別物。

作り方

基本的には下準備した具材とその他具材を鍋にぶっこんで煮込むだけなので簡単。

大根から水分が出るので、水を調整すると大根の旨みがより一層活かせる。

作り方については以下の記事参照。

栃木が誇る栄養満点スーパーフード『しもつかれ』。ヤミツキ注意な激ウマしもつかれ

続きを見る

そして鬼おろしさん、今年もありがとう。
また来年。

旨すぎて無限に食えるしもつかれ

完成したのがこれだ。

通常は食材がハード系なので長時間煮込む必要があるが、煮込み時間が短時間で済むため独特の「あれ」っぽいビジュアルにならない。

特徴的な酒粕の香りはあるものの、しもつかれが嫌われる原因のひとつ独特の生臭さは皆無。
鮭の旨味や野菜の甘み溶け出し、酒粕のコクと醤油の塩味と香ばしさが絶妙な味わい。

通常は節分で余った福豆を使用するが、水煮大豆を使用することで時短にも繋がっているので、SDGs的にも・・・以下略。
すべての旨味を吸収した油揚げが地味にいい仕事していてこれがまた旨い。

中骨水煮を使用しているので、骨のサクサクとした食感を感じる。
これまで使用してきた鮭缶と違い、オリジナルの鮭の頭を使用した時の独特の食感も再現できている。

すべての旨味が溶け出す汁が抜群で、キンキンに冷やしたしもつかれを熱々のご飯の上に汁ごとぶっかけて食べるとやばい旨さ。

大量に作りがちなので小分けして冷凍しておけば、1、2ヶ月はもつのでおすすめだ。

最後に

自家製しもつかれ、最終形態かもしれないやつ作ってみた。
鮭の頭を使用しないことで、圧倒的に増した食べやすさは変わらず。

中骨入りの鮭缶を使用したことで、独特の食感も再現できている。
また通常は煮込みに時間がかかるので、あの形容し難いビジュアルになりがちだが、煮込み時間も短縮できるので、見た目も色鮮やかで良い。

作るのは面倒・まだ味に馴染めないという人は、スーパーで売られている市販品やお店で食べられるものからスタートするといいかもしれない。
売り物だけに嫌なクセもなく非常に食べやすいと思う。

たいちょー

栃木で活動する雑記ブロガー。 栃木県の観光に役立つグルメやスポット情報を中心に紹介 | 栃木のグルメ・観光情報の発信(たまに他県も)/気になったことを自由にダラダラ綴ります | 社畜ゆえ多忙になるとメシネタ過多になります。




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