レビュー

オシャレに漬け物が作れるピクルストーン-Picklestone-を使ってみた

2018-07-13

漬け物といえば、地味で面倒くさいイメージがあり、自分で漬け物を作ってみようという気にはなかなかならないものだ。
せいぜい漬け液を買ってきてビニール袋やタッパで浅漬けを作るくらいがいいところ。

なかなか漬物石を乗せてーなんてことはしない。
そもそも漬物石を買って、大きな樽を日蔭の涼しい場所に置くというのも今の時代なかなか難しい。

そんな面倒で地味な漬け物をスタイリッシュかつ手軽に楽しめる漬物容器がある。
それが今回紹介するピクルストーン-Picklestone-だ。



ピクルストーン-Picklestone-

「食卓に漬物のある暮らしを。」をコンセプトに作られたピクルストーン-Picklestone-。

始まりはクラウドファンディングで取り扱われていた商品だった。
なんと420人、総額3,988,000円の支援を受けるほど注目を受けた商品だ。

意外と漬物に興味がある人が多かったことが驚きだ。

今回紹介するものもクラウドファンディングで購入し1月に届いたものだが、実はずっと購入欲を満たした段階で満足してしまい放置してあったものだ。
あまりにももったいないのと、最近キュウリが注目されていることもあって、キュウリの漬物でも量産しようと思い立った。

これがそのピクルストーン。

なんと本体がガラス製。
スリムなので冷蔵庫にも簡単に入れられし、なにより見た目がオシャレなのがいい。

まさに漬け物容器のイメージを覆す革新的なビジュアル。

冷蔵庫のドアのポケットにペットボトルや牛乳なんかと一緒に入れて置けるので、日蔭の涼しい場所に置く必要もない。
かさばらないし、いつでも手軽に利用することが可能だ。

仕様

構成はガラス製の瓶、漬物石、フタとシンプル。

使用

サイズ 直径100mm×高さ215mm(※蓋装着時)
総重量 1170g(重石825g)

本体はソーダガラスの瓶。

サイズ感もあるのでちょっと取り扱いを気をつけないといけないところが難点だが、まぁ倒したり落としたりしない限りは割れる心配はないだろう。

重石は庵治石で、ヒノキの当て木に麻の紐が付いている。

なんとこの重石、東京1964オリンピックの聖火台や道後温泉の天皇陛下専用の温泉にも使用されている、日本屈指の香川県産最高級品。

漬け物といえばやはり重石。
昔ながらの漬物も食材の上に木のフタをして、その上に漬物石を乗せるというスタイルだが、それを踏襲するフォルムに仕上がっている。
一体化させることで使いやすさも向上している。

蓋は竹製で、シリコンのパッキン付き。

パッキンを使用することで漬け物特有のニオイが漏れることもないし、しっかり密閉させることができる。

表側には刻印入り。

もちめんマニュアルも付いてくるので漬け物初心者にも安心だ。
ちなみに伯方の塩3種類はクラウドファンディングの特典。

現在は115(65×185サイズ)、150(100×135サイズ)が発売され、使用環境に合ったものが購入可能

使い方

まず最初に容器を中性洗剤でしっかり洗っておく。
洗う際には、ビンは耐熱性ではないので熱湯は使用してはいけない。

食洗器や傷をつける恐れのあるスポンジやクレンザーなども使わないようにしよう。
当て木などの長時間の漬け置きも劣化や破損をまねくのでよろしくない。

重石も当て木から外して洗い、陰干しでしっかりと乾かしておく。

これで準備は完了だ。

ガラス容器の重さをはかる

まずはじめにガラス容器の重さを測っておくと後々楽だ。

好きな野菜を選ぶ

次に好きな野菜を選ぶ。
ただイモやカボチャ、豆といったデンプンの多い野菜は漬物には向かないのでおすすめできない。

用意した野菜を適当にカットしておく。

細かくカットすれば完成が早いし、大きければ味が染みるのに時間がかかる。
お好みにカットしておこう。

再び重さを測る

これらを容器に入れる。

あらかじめ重石とフタの分を考慮して入れないとフタが閉まらなくなるので気をつけよう。

あとはこの状態で重さを測っておく。

重量によって使用する塩の量が決まるからだ。

仕上げ

最後に塩や香味野菜、スルメ、市販の出汁パックなどお好みで入れる。
今回用意したのはこれ。

材料

・粗塩
・輪切り唐辛子
・冷凍庫で眠っていたほたるいか
・昆布

初回なのでオーソドックスなやつ。
スルメを使いたかったのだが手元に無かったのでほたるいかで代用。
どんな味になるかは不明。笑

まずは野菜の重さの3%ほどの塩を振る。
そこに昆布、唐辛子、ほたるいかを投入。

あとは重石をしてフタを・・・できない。

こうならないように分量はちゃんと考えておこう。

でもこのまま冷蔵庫に投入し、1時間ほど放置すれば自然と下がってくるのでそれから蓋をしてもいい。

蓋をするとプシューという空気の抜ける心地よい音がする。
ちゃんと密閉された感があって安心だ。

あとは冷蔵庫のサイドポケットに入れてで1日ほど放置しておけば完成。
もし水分が上がってこないようなら、塩水を加えてやるといいようだ。

食べてみた

こんなんなった。

なかなかの濃縮加減だ。

ホタルいかを使ったせいか、なんだかおいしくなさs・・・・

水にさらして適度に塩気を抜いたら、水気を搾れば完成。

キャベツは青臭くてあまり美味しくないな。
やはり白菜を使うべきだったか。

キュウリとナスは安定の美味さだ。
ただ、スルメを使わなかったからか、旨味が沁み込んでる感じはあまりない。

ちなみに漬けすぎると逆に旨味が抜け出てしまうらしいので、1日から3日以内に食べてしまった方がいいらしい。
容量的にも食べきれる量しか漬けられないので、2つくらい使用して回していくといいかもしれないな。

メンテナンスの仕方

使い終わったらしっかりとメンテナンスをしておかないとカビや変形を招くので忘れずにしておこう。

使い終わったら

最初同様に重石から当て木を外しよく洗って陰干しをしておく。
特に食材に触れる機会の多い当て木はカビが生えたら終了なので、風通しのよい場所で乾かしてから保管しよう。

それでもカビが生えてしまった場合は、よく乾かしたのちに、320番の紙ヤスリで表面を削り落してオイルを塗っておく。

現在は木綿紐とヒノキが別パーツになって交換しやすく、衛生的に利用可能になった

月一のメンテ

当て木は常に濡れる状況下にあるので、長持ちさせるために月に一度は天然素材のオイルを塗っておくといい。
しっかり乾かしたら亜麻仁油やクルミ油、蜜蝋などを薄く塗っておこう。

最後に

冷蔵庫に入れておいてもかさばらないし、見た目がオシャレなのもよい。
手の届く範囲のあるので、ちょっと余った野菜を漬けておこうといった手軽に使えるのがまたいい。

当て木が天然ひのきなので、その香りが野菜に移って贅沢な味わいになるのも面白い。
なによりこの手軽さだ。

手軽に漬物が作れるのでいろんな漬物を作ってみたくなってくる。

食卓に手作りの漬物のある暮らしとかどう?

たいちょー

栃木で活動する雑記ブロガー。 栃木県の観光に役立つグルメやスポット情報を中心に紹介 | 栃木のグルメ・観光情報の発信(たまに他県も)/気になったことを自由にダラダラ綴ります | 社畜ゆえ多忙になるとメシネタ過多になります。

-レビュー
-, ,

PAGE TOP