秋といえばナスの美味しい季節だ。
しぎ焼き、ナス味噌、ナスのステーキ、麻婆ナスなどジャンルもさまざま、色んな料理で主役から脇役まではれる万能食材。
そんなナスを使ったメニューのひとつ、『ナスと豚肉のピリ辛味噌炒め』。
これがあまりの旨さにご飯が無限に食べられてしまう旨メシだった。
思わず1週間で3食も食べてしまったその味、今日もまた作ってみた。
ナスと豚肉のピリ辛味噌炒め
秋と言えばナス、「秋茄子は嫁に食わすな※」ということわざもあるように秋のナスはとてもうまい。
※ナスが旨いから嫁に食わすのはもったいない、ナスは身体が冷えるから、種が少ないから子種が少なくなるなど諸説ある
秋ナスが旨いのは、季節の寒暖差により身が引き締まり、夏の間に成長に使われていた栄養がすべて身に集中するからだ。
主役に脇役とマルチな才能を発揮するナス、美味しいナス料理はたくさんあるが今一番おすすめしたい(※個人的な趣向により)のは、『ナスと豚肉のピリ辛味噌炒め』。
これが想像を絶するご飯との相性に、無限にご飯が食えるんじゃないかと思ったほど。
たいちょー
そのレシピはこんな感じ。
レシピ
・ナス 3本
・豚小間 150g
・塩コショウ 適量
・ニンニク 2片
・味噌 大さじ1.5
・醤油 小さじ1
・酒 大さじ1
・みりん 大さじ1
・砂糖 小さじ2
・ゴマ油 大さじ2
・唐辛子(輪切り) 適量
・いりごま 適量
・七味唐辛子 適量
今回は栃木県喜連川の温泉を活用したご当地ナス「喜連川温泉ナス」で作ってみた。
作り方
作り方
- ナスをカットして塩コショウして揉み込んでおく
- 味噌ダレを作る
- ゴマ油を熱したフライパンで豚肉を8割くらい火が通るまで炒める
- 水気をふき取ったナスと唐辛子を加えて、ナスに火が通るまで炒める
- 味噌ダレを加えて和えるように炒める
- 皿に盛り付け七味といりごまをふりかけたら完成
まずはナスの表面に格子状に切れ目をいれ、油を吸収しやすくしてから乱切りする。
そこに塩コショウを振って揉み込み5分ほど放置。
おろしたニンニク(2片)、味噌(大さじ1.5)、醤油(小さじ1)、酒(大さじ1)、みりん(大さじ1)、砂糖(小さじ2)を合わせて味噌ダレを作っておく。
フライパンにゴマ油(大さじ2)を投入し熱したら豚肉を投入、8割ほど火が通るまで強火で炒める。
浸透圧により出てきた水分をキッチンペーパーで吸い取ったナスを加え、中火にして油がまとうように炒める。
さらに輪切り唐辛子(お好みの辛さ)を加え、ナスに火が通るまでそのまま炒める。
3、4分ほど炒めるとナスが柔らかくなってくる。
味噌ダレを加え弱火で和えるように炒める。
皿に盛り付け、七味をお好みでふりかけ、いりごまを指先でこすりながらかければ完成だ。
ご飯が無限に食べられる旨メシ
味噌の芳ばしい香りが湯気と共に広がる。
このニオイだけでご飯1杯いけそう。
味噌ダレとごま油の一体化したタレをご飯にバウンドさせ、さっそくひとくち。
芳ばしゴマ油と味噌合わさる濃厚なコク感に程よい甘み、そこにピリッと唐辛子の辛味が絶妙。
ナスは皮目シャキシャキの、ゴマ油や肉のエキスを吸収しトロッと柔らかくなった身はジューシーなエキスがあふれ出す。
豚肉もしっかりとタレが絡んだヤバ旨な仕上がりだ。
これはご飯が止まらない。
3合炊いたご飯を完食する勢いでバクバクいける。
大人のドリンクのつまみにしたらどうだろう?
選択を間違えた感は否めないが、やはりご飯のおかずとしてが一番輝くな。
最後に
ナスと豚肉のピリ辛味噌炒め。
味噌ダレの濃いめの味に甘みとピリッとした辛みのアクセントがご飯との相性抜群。
最初に作ってから10日くらい経つけど、すでに5回ぐらい作ってしまったほどのヘビロテメニユー。
辛味をもっと欲しいなら、七味じゃなく輪切り唐辛子を追加してもいい。
ナスみそも美味しいけど、ガッツリいきたい時にはやっぱこれだね。
2024/3/9
メカジキのバターソテー サルサ仕立て。バター香る旨味濃厚メカジキにピリ辛で酸味きいたトマトソース
メカジキ、それはカジキマグロ(※マグロではない)とも呼ばれる、バショウカジキ目メカジキ科に分類されるカジキの一種のこと。 その突出した槍のように長い上顎(吻)が特徴的で、その見た目通りに獰猛で船舶やクジラなどの大型魚にも突進するほど。 味はマカジキには劣るが、身がしっかりしているため煮付けやフライ、ムニエルなどの料理に重宝される。 カジキといえばバターソテーが旨い。 そう言われて最初に頭に浮かぶのが、バターをスプーンですくいながら炒める光景、バターソテーはオイリーで旨味が引き立ち美味しい。 今回はそんなメ ...
ReadMore
2024/3/11
須永水産監修『ばちまぐろ切り落とし』。氷水解凍法を試したら刺身が旨すぎた
栃木県小山市にある「餃子番長小山支店」で販売中の、須永水産監修『ばちまぐろ切り落とし』。 館林市生まれの餃子番長が、地元館林市の須永水産とのコラボにより、専門店が監修のもと、超低温冷凍庫で仕込み後に真空で即冷凍したという鮮度抜群の一品。 そのまま解凍して食べるのもいいけれど、今回は「氷水解凍法」で解凍して食べてみた。 これが嫌なクセが全くなく、濃縮したマグロの旨みを堪能できる至高の解凍法だった。 そのまま食べるのもいいけど、今回は漬けマグロ丼にして食べてみた。 氷水解凍法でばちまぐろを解凍してみた 冷凍ま ...
ReadMore
2024/3/3
タコライス。沖縄ご当地グルメを手作りサルサとチリビーンズで作ってみた
タコライス。 沖縄県発祥のご当地ソウルフードで、県内いたるところで提供され地元民から観光客にも人気のグルメ。 白米の上にタコミートをのせ、サルサやチーズなどをかけて食べる料理で、タコスの「タコ」と「ライス」から命名された。 決してタコ飯のことではない。 沖縄県金武町きんちょうの新開地、米軍基地キャンプハンセン前にある飲食店街、そこにあった2015年6月29日に31年の営業に幕を閉じたパーラー千里。 タコライス誕生の1984年当時、海兵隊に安価でボリュームのある食事を味わってほしいということから、タコスの具 ...
ReadMore
2024/3/3
チリビーンズ。スパイシーな味がクセになる!アメリカ南部発祥のメキシコ風豆料理
チリビーンズを知っているだろうか? 挽肉と豆をトマトとともにチリスパイスで煮込んだ豆料理のこと。 アメリカ南部のテキサス州やニューメキシコなどが発祥のテクス・メクス料理(メキシコ風アメリカ料理)。 トマト風味のピリ辛スパイシーな味わいが、そのまま食べたりトルティーヤで挟んで食べたり、ハンバーガーやホットドッグの具材や、なんだったらパスタやご飯に合わせることもできる。 チリコンカンとチリビーンズの違いについて話題になることがある。 両者は非常に似ているが、前者は唐辛子を使った肉などの具材が入った唐辛子料理な ...
ReadMore
2024/3/3
サルサがあればなんでもできる!?メキシカンサルサドッグ
ホットドッグ、それは縦長のパン「ドッグロール」に切れ目を入れ、ソーセージや野菜をサンドした料理の総称。 起源はドイツの『フランクフルター』とされ、フランクフルトで生まれた『フランクフルトソーセージ』をパンに挟んで食べるのが始まりとされる。 のちに1847年にドイツのコーブルグにある、食肉業者ヨハン・ゲオルク・ホヘーナーが発案したソーセージ料理であると公表される。 ※諸説あるが 19世紀、ドイツからアメリカへの移民達によってアメリカへ伝えられたのがキッカケとなり、現在アメリカを代表する料理のひとつとなった。 ...
ReadMore
2024/2/28
鉄火味噌もどき。節分豆がご飯がすすむ常備菜に
鉄火味噌を知っているだろうか? 赤味噌をベースに砂糖やみりんといった調味料や唐辛子を使用し、根菜や炒り大豆・一晩水に浸した大豆などをごま油で炒めて練り合わせた『なめ味噌』のことを言う。 富士吉田市の郷土料理が起源とされ、かつて武田信玄が戦場での食事の副食として重宝したそう。 味噌を油で炒めると、熱した鉄のような赤い色になるとから「鉄火」と名付けられた。 ペースト状やふりかけ状にしたものなどがある。 滋養があり、身体を温める働きもあることから食事療法に活用されたり、「軍隊調理法」にも掲載され戦時中は日本軍の ...
ReadMore
2024/2/27
Taco Tuesday!!火曜はタコスの日。メキシコ料理タコスが旨すぎて無限に食える!!
Taco Tuesday!! 火曜はタコスの日!! タコスといえば、メキシコを代表する料理に数えられる魅惑のグルメ。 トウモロコシの粉を使用したトルティーヤに、肉や野菜などの様々な具材やサルサを包んで食べる国民食だ。 とにかく具材が豊富で、豚肉から牛肉、羊肉にヤギ肉、白身魚などメインの具材だけでも豊富にあり、さらに使用されるサルサ(ソース)もチリベースやワカモレなどのアボカドベースなどたくさんある。 組み合わせ次第で無限のタコスが存在する。 メキシコ発祥で紀元前500年前から作られていたという。 本場メキ ...
ReadMore
2024/2/27
サルサ・ロハ。メキシコ料理に欠かせない!!トマトの酸味とピリッと辛さが後引くサルサ
サルサを知っているだろうか? メキシコ料理では欠かせないサルサ、スペイン語で「ソース」を意味する。 サルサと一口に言っても、実は具材によりたくさんの名称が存在する。 先日つくったワカモレもアボカドのサルサ。 日本では一般的にはサルサソースと呼ばれるが、直訳すると訳わからないことになる。 トマトをベースに唐辛子やスパイスを加えた『サルサ・ロハ(赤いサルサ)』が、日本人には馴染み深いサルサソース。 基本的にはカットして和えるだけなのでとても簡単。 今回はそんな『サルサ・ロハ』を作ってみた。 サルサ・ロハ 用意 ...
ReadMore
2024/2/25
【メキシコ料理】チリコンカン。ピリ辛スパイシーがたまらない。節分豆アレンジで作ってみた
チリコンカンを知っているだろうか? スペイン語では肉入りトウガラシを意味し、メキシコ北部から南部アメリカが発祥の挽肉と玉ねぎを炒め、豆やトマトにスパイスを合わせて煮込んだメキシコ料理。 19世紀半ばにメキシコより独立し、アメリカに併合されたテキサス州が本当の起源だとか、メキシコのエンセナーダが起源だとか諸説ある。 トルティーヤなどにチーズやサルサなどと一緒に挟んで食べるのが定番だ。 ちなみにアメリカではテクス・メクス料理(メキシコ風アメリカ料理)と呼ばれ、代表的な料理のひとつとされている。 今回はメキシコ ...
ReadMore
2024/2/25
節分の炒り豆アレンジ。これでアレンジの幅が増える!!大豆の水煮作ってみた
2月3日は節分の日。 食べ物を粗末にしてはいけないけれど、節分という免罪符により大手を振って食べ物を投げることができる。 日本古来よりの独特の風習のひとつだ。 限られたシーズンに販売される節分仕様の炒り豆。 シーズンが終わると需要が薄れ、大量に残る節分の炒り豆、あれの行く末はどうなっているのだろうか? 節分仕様のデザインさえなければ、通年販売も可能だが、さすがにあの仕様ではそうもいかない。 賞味期限が切れたら廃棄されるのか、はたまた動物の飼料として有効活用されるのか? SDGsが叫ばれる昨今、それってどう ...
ReadMore