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鉄火味噌もどき。節分豆がご飯がすすむ常備菜に

鉄火味噌を知っているだろうか?
赤味噌をベースに砂糖やみりんといった調味料や唐辛子を使用し、根菜や炒り大豆・一晩水に浸した大豆などをごま油で炒めて練り合わせた『なめ味噌』のことを言う。

富士吉田市の郷土料理が起源とされ、かつて武田信玄が戦場での食事の副食として重宝したそう。
味噌を油で炒めると、熱した鉄のような赤い色になるとから「鉄火」と名付けられた。
ペースト状やふりかけ状にしたものなどがある。

滋養があり、身体を温める働きもあることから食事療法に活用されたり、「軍隊調理法」にも掲載され戦時中は日本軍の食事にも取り入れられたほど。

今回は麦味噌(すでに鉄火ですらない)で鉄火味噌もどきを作ってみた。



鉄火味噌もどき

用意した材料はこんな感じ。

レシピ

  • 大豆の水煮 100g
  • ごぼう 1/2本
  • 麦味噌 大さじ2
  • ごま油 大さじ1.5
  • 砂糖 大さじ1
  • 生姜 1片(15g)

味変

  • すりごま 適量
  • 一味唐辛子 適量

本来は赤味噌をベースに作るが、今回は麦味噌を使用した。
熱した鉄の色ですらないゆえに鉄火味噌もどき。
ちなみに赤味噌を使うなら、みりんを大さじ1ほど加えると良い。

また本来は節分の炒り豆をそのまま使用するが、今回は節分豆から作った大豆の水煮が大量にあるのでこれを使用した。

作り方

ポイント

  1. ゴボウを粗みじん切り、生姜をみじん切りにする
  2. フライパンにごま油を中火で熱し、ゴボウに油を絡めるように炒める
  3. 大豆を加えてゴボウに火が通るまで炒める
  4. 生姜以外の残りの材料を加え、全体に馴染むまで弱火で炒める
  5. 仕上げに生姜を加え軽く混ぜ合わせたら完成

ゴボウ(1/2本)を洗い粗みじんにカット、生姜(15g)はみじん切りにしておく。

フライパンにゴマ油(大さじ1.5)を加え中火で熱し、ゴボウを加えて油を絡めるように炒める。

大豆を加え、ゴボウに火が通るまで炒める。

麦味噌(大さじ2)、砂糖(大さじ1)を加えて、全体に馴染むまで弱火で炒める。

仕上げに生姜を加え、全体に行き渡るように軽く混ぜ合わせたら完成。

鉄火味噌もどき食べてみた

完成したのがこれだ。

麦味噌なので見た目は鉄火感全くないが、芳ばしく美味しそうな香りがただよう。

たぶん想像ではこんな色。

さっそく食べてみよう。

ザクザクで土の香り広がるゴボウ、大豆のホクホク感が食べごたえある。
甘辛な麦味噌の旨味とコクにごま油の芳ばしさが後を引く。

ご飯もすすむ。

味変に一味唐辛子をかけるとピリッと辛みのアクセントが甘みと旨味を引き立てる。

ゴマを加えれば香ばしいアクセントがまたいい。

最後に

節分豆を鉄火味噌もどきにアレンジしてみた。

赤味噌ベースじゃないので、若干物足りない感は否めないものの、ザクザクとしたゴボウの食感が心地よく、甘辛な味付けにご飯もすすむ。
咀嚼回数が自然と増えるので、満腹中枢も刺激される。

あまりたくさん食べると顎が疲れるのが難点だが。

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たいちょー

栃木で活動する雑記ブロガー。 栃木県の観光に役立つグルメやスポット情報を中心に紹介 | 栃木のグルメ・観光情報の発信(たまに他県も)/気になったことを自由にダラダラ綴ります | 社畜ゆえ多忙になるとメシネタ過多になります。

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