チリコンカンを知っているだろうか?
スペイン語では肉入りトウガラシを意味し、メキシコ北部から南部アメリカが発祥の挽肉と玉ねぎを炒め、豆やトマトにスパイスを合わせて煮込んだメキシコ料理。
19世紀半ばにメキシコより独立し、アメリカに併合されたテキサス州が本当の起源だとか、メキシコのエンセナーダが起源だとか諸説ある。
トルティーヤなどにチーズやサルサなどと一緒に挟んで食べるのが定番だ。
ちなみにアメリカではテクス・メクス料理(メキシコ風アメリカ料理)と呼ばれ、代表的な料理のひとつとされている。
今回はメキシコの味、チリコンカンを節分豆を使って作ってみた。
目次(タップできる)
節分豆でチリコンカン
用意した材料はこんな感じ。
レシピ
- 合挽肉 200g
- 大豆の水煮 200g
- 玉ねぎ 1個
- ガーリックオイル 大さじ2
- 鷹の爪 2本
- トマト缶 1缶
- 塩 小さじ1/2
- 胡椒 小さじ1/3
- 酒 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- コンソメ 小さじ2
- ウスターソース 大さじ2
- ケチャップ 大さじ3
スパイス用
- カイエンペッパー 小さじ5
- パプリカパウダー 小さじ1/2
- シナモンパウダー 小さじ1/3
- プラックペッパー 小さじ1/3
- クミンパウダー 小さじ1/2
- ナツメグ 小さじ1/2
- オレガノパウダー 小さじ1/2
- パセリ 小さじ1
- コリアンダーシード 小さじ1
- ローリエ 1枚
今回使用した大豆の水煮は、余った節分豆を活用して作ったもの。
本来ならミックスビーンズなどを使用すれば問題ない。
またガーリックオイルは作り置きしておいたものを活用した。
普段から作り置きしておくと工程をスキップできるので便利だ。
作り方
手順
- 玉ねぎをみじん切りにする
- 鷹の爪は半分に千切り、種を取り除いておく
- フライパンにガーリックオイルと鷹の爪を加えて風味が立つまで弱火にかける
- 玉ねぎを加えて透き通ってしんなりするまで炒める
- 挽肉を加えて色味が変わるまで炒める
- 塩胡椒、カイエンペッパーを加えて3分ほど炒める
- 酒を加えて水分が飛んだら、全ての具材を加えて中火で15分ほど煮詰める
- 余計な水分が飛んで煮詰まってきたら完成
玉ねぎをみじん切りにカットしておく。
スパイスを用意、鷹の爪は半分にちぎり中の種だけ取り除いておく。
フライパンにガーリックオイル(大さじ2)、鷹の爪(2本)を加え、焦がさないように注意しながら風味が立つまで弱火にかける。
刻んだ玉ねぎを加え、透き通ってしんなりしてくるまで炒める。
挽肉を加え、色味が変わるまで炒める。
塩(小さじ1/2)、胡椒(小さじ1/3)、カイエンペッパー(小さじ5)を加え、全体に馴染むように炒める。
酒(大さじ2)を加えて、水分が飛ぶまで炒める。
残りの材料をすべてを加えて15分ほど中火で煮詰めていく。
焦がさないように途中混ぜながら、水分が少なくなってきたら弱火する。
汁気がとんで煮詰まってきたら完成。
あとは冷蔵庫で一晩寝かせると全体的に馴染んで完璧な仕上がりになる。
チリコンカン食べてみた
完成したのがこれだ。
まさか節分豆を流用してるなんて思いもしないビジュアルに仕上がった。
挽肉の旨みと豆のボリューム感により食べ応え感がある。
スパイシーでしっかりとした辛味がきいているが、一晩寝かししたことでエッヂの効いた刺激がマイルドになっている。
玉ねぎの甘みとトマトの酸味、ほんのりビターなアクセントにコクと甘みも引き立つ。
これはトルティーヤですわ。
最後に
メキシコ料理のチリコンカンを作ってみた。
チリコンカンと明記しているが、ぶっちゃけチリコンカンとチリビーンズはほぼ同じような材料と作り方なのでどちらでもいい。
個人的な好みでは、先に挽肉をしっかり焦げがつく程度に焼いてから作るので、チリビーンズとは若干作り方は異なる。
スパイスをがっつりきかせてあるので、芳醇な香りとガツンとくる辛味がクセになる。
節分の炒り豆を再利用したので、豆の風味が弱くなっているがそれを補うだけの旨みが十分。
トルティーヤチップスにつけたり、タコスやタコライスなどいろんな料理に活用できるのでおすすめだ。