PC操作といえばマウスを使った平面的な操作が一般的。
ノートやタブレットPCならディスプレイに指で触れて操作したりなんてことも可能になる。
それでもやはり平面での操作に変わりはないので操作に限界がある。
そんな限界を超えた先にあるのが今回購入したLEAP MOTIONというデバイスだ。
このデバイスを使用することで、上下左右のみという平面での操作だったものが、空間そのものすべてを認識することで、奥行きなど立体的な操作(3Dモーションキャプチャー)までもが可能になる。
PCの操作なら画面に触れることなく、その場で手や指を使い操作することができるという夢のようなデバイスだ。
購入し実際に使用を始めたのが12月末ごろ。
丁度1か月になるので使用感などをまとめてみた。
LEAP MOTIONでできること
LEAP MOTIONは高度なLEDセンサーを利用し、検知エリア内の手や指の動きをわずか100分の1mmという微細な動きまで認識することができる。
それによってPCを画面にタッチすることなく操作することを可能にしたり、たとえばVR空間内で実際に自分の手の動きなどを認識させ物体に触れることも可能になる。
実際にWindowsを操作したものがこれ。
対応したアプリケーションやゲームなどで使用するとその操作性に感動すら覚える。
たとえばGoogle Earthなら、あまりの快適さにまるで実際に地球を旅しているかのような感覚で操作することが可能になる。
こんな夢のようなデバイスあったら最高。
買ってみた
で、購入したのが12月23日。
とてもシンプルな箱に入って届いた。
箱を開封するとセットアップ方法が簡単に書かれたものが出てくる。
そしてLEAP MOTIONの登場だ。
同梱されていたのはLEA MOTION本体と長さの違うUSBケーブル2本とあまり役に立たないマニュアル。
本体にもセットアップファイルのダウンロード先のアドレスが貼りつけられている。
この縦30mm、横80mm、厚み12.7mmとコンパクトボディーなので、かさばらないしどんな場面でも気軽に利用できるはずだ。
シンプルかつ洗練されたデザインがなんともたまらない。
背面はゴム製で机などにおいても滑らないように工夫されている。
セットアップはとても簡単
画像を見てわかるとおり、オフィシャルサイトにアクセスしたら「ORION FOR WINDOWS」をクリックしてセットアップファイルをダウンロードしインストールするだけ。
とても簡単だ。
VRヘッドマウントディスプレイに実装してみた
このLEAP MOTIONだが、VRヘッドマウントディスプレイで使用することも考慮されていて、専用のマウントが販売されている。
ただ、オフィシャルサイトからだと輸入なので購入から到着までに1か月ほどかかってしまうらしく、そんなものは待っていられない。
Amazonでの取り扱いもあるが、あまりの安さに不安を覚えたので購入を断念。
ならば作ってしまえばいいじゃない。
DIY!!DIY!!
ということでPET板をいい感じにカットしたものをいい感じに曲げて瞬間接着剤で接着したのがこれ。
取り付けてみた。
うむっぴったりだ。
あとはこれをヘッドマウントディスプレイに取り付けるわけだが、取り外し可能なようにマジックテープを取り付けることにした。
こんな感じになった。
若干安っぽく見えるが使えれば問題ない!!
LEAP MOTIONを取り付けてみると意外とそれっぽく見えるから不思議。
1か月使ってみた感想
OSの操作などに関してはタブレット感覚で使用できるし、なにより空間で操作できるというのがとても便利。
ソファーに座ったまま手や指で操作するのが快適すぎる。
ただ、ゲームに関しては完全に手や指で操作をできるというわけではなく、仮想空間内でのものに触れるといった程度の操作しかできないことが多い。
なので、いちいちコントローラを持ち出してくるわけだが、捜査中に手や指が表示されて結構邪魔だ。
それと完全に手や指の動きを認識できていないところが見受けられる。
いっそのこと仮想空間内から実際に手や指で操作できるようにしてくれたら没入感ハンパないんだけどな。
それは今後の新たなデバイスに期待といったところだろうか。
値段も手頃だし試しに買ってみるにはいいかも。