最近いい加減に体重をもとに戻さないきゃいけないなと一念発起してダイエットを開始したわけだが、ダイエットといえばちゃんと運動をして、カロリーの高いものや甘いものは控えめにするというのがあたりまえのことだ。
ましてやたっぷり食事とるなんてことは問題外。
そう思っていた。
なんなら一食くらい抜いてもいいんじゃないかと思うほどだった。
食事を抜けはたしかに体重は減っていく。
だか、そういった無理をすると必ず後から訪れてくれるのがリバウンドというやつだ。
そんな折、書店で見つけた本に衝撃を受けた。
それが今回紹介する本、「糖質オフのやせる作りおき」だ。
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目次(タップできる)
そもそも糖質とは
糖質は体内のエネルギー源のもととなるもので、消化酵素に分解されブドウ糖となり消費される。
ブドウ糖が血液中に取り込まれ血糖値が上がると、すい臓から調整ホルモンが分泌され肝臓や筋肉に取り込まれることで燃焼されるという仕組みだ。
ところが筋肉や肝臓にはブドウ糖を取り込める量に限りがあり、これを超えてしまうと、中性脂肪という形で体に蓄積し太ってしまう。
この糖質というやつは炭水化物から食物繊維を抜いたもののことで、炭水化物を多く含むご飯や麺類、パン、粉モノなどに大量に含まれている。
もちろん甘味を感じる果物や調味料や野菜などにも多く含まれている。
普通にダイエットを考えるとカロリーを制限することを第一に考えがちだが、食事量が減るので一時的には効果があるが、結果的に代謝が下がってしまうために食べたものが燃焼しずらくなり脂肪が増える原因になりリバウンドしやすい体になってしまう。
ところがこの糖質オフというダイエット方法ではカロリーの高いものや量も普通に食べるが、糖質が低いので血糖値が上昇しなくなる。
血糖値が上昇しないとどうなる?
血液中の血糖値が過剰に上昇しないとどうなるのか?
当然調整ホルモンが働かないので、細胞にブドウ糖が取り込まれなくなるので中性脂肪として溜め込まれなくなる。
となればどこからブドウ糖を取り込むのか?
そこで使用されるのが中性脂肪だ。
中性脂肪をエネルギーとして使用するので、無理な食事制限をすることなくダイエットをすることができる。
糖質を過剰摂取を抑えると体内の「糖化」も抑えられるという。
それによってシみやくすみ、たるみ予防にもなり一石二鳥どころか三鳥以上の効果が期待できる。
本書で提唱している5つのルール
糖質オフのやせる作りおきでは、やせるための5つのルールを提唱している。
ルール1
ご飯、パン、麺類などの主食を控える
ルール2
たんぱく質を毎食とり、油脂の制限なし
ルール3
野菜木、きのこ、海藻類をたっぷりとる
ルール4
まとめ食いせずに1日3食しっかり食べる
ルール5
水分は1日に2L以上摂取
そして大前提としているのが、1日の目標糖質量を60~80Gいないに抑えるということだ。
詳しい説明については本書を読んで確認してほしい。
やせる作りおきがとても楽
糖質オフを実践するうえでどうしても毎日料理をしないといけないという問題に遭遇する。
どうしても手間が増えると長続きしない原因になりやすい。
ところが本書では「やせる作りおき」というスタイルであるので、まとめて作りおいたものを自由に組み合わせて献立を考えることができるというのが楽しい。
コツコツと毎日1品や2品増やしていけばバリエーションにも困らないし味に飽きることもない。
献立の決め方が独特
一般的な献立とえば、ご飯やパンなどの主食に、肉や魚といった主菜、野菜を使った副菜2品、汁ものとなるが、主食を抜く糖質オフダイエットでは、肉などのメイン主菜、たんぱく質を含んだものを使ったサブ主菜、ビタミンや食物繊維、ミネラルを補給できる野菜、きのこ、階層などの2品の副菜という構成になる。
これらを作りおきしたおかずから1食あたりの糖質量の目標の範囲内で組み合わせで食べればいいので、食べる楽しみが増えることでストレスもたまらずに済む。
1食あたりの糖質量の目安は生活スタイルによっていくつかのコースにわけられるのだが、ここでは省略したいと思う。
本書では肉や野菜、卵などの食材別に低糖質ベスト5なども紹介されているのでなかかな楽しめる作りとなっている。
作りおきをする前に用意すると便利なもの
このやせる作りおきでは、実際に作りおきをするにあたって是非とも準備しておきたいものがいくつかある。
1.保存容器
直火やオープンで使用できるホーロー容器、煮込みや漬物の保存に向いた陶器、丈夫でさびにくいステンレス、匂いのつきにくいガラス、軽量安価で種類が豊富なプラスチック容器など。
これらをいくつか用意しておけば作りおきが捗る。
低糖質で便利な調味料
本書でも度々登場するのが以下の4大調味料。
酢よりもマイルドな白ワインビネガー
ダイエット効果の高い白ワイン
隠し味に最適な無添加のレモン汁
糖質0で料理のまろやかさがアップする焼酎
これらの4つの調味料は糖質オフダイエットの必需品といってもいいかもしれない。
やせる作りおきレシピが豊富
なんといっても本書のウリはその作りおきレシピの豊富さだろう。
肉や魚介、野菜、大豆などコンセプトごとに分けられていて、その種類は全部で100種類を超える。
しかも索引で食材ごとに探せる上に、それぞれの食材の糖質まで表示されてているというのがとても便利だ。
レシピも比較的簡単に作れるものが多く、調理方法もわかりやすく簡潔に書かれている。
きっと料理下手な人やめんどくさがりな人でも大丈夫なはずだ。
実際に料理をしてみた
さっそく実際に本書を手本に料理をしてみた。
1品多くなってしまったが、5品で22gほどの糖質。
これだけいろいろなものをたっぷり食べられるというのはかなりうれしい。
しっかり食べても体重はちゃんとマイナスになっている。
今日のメシ
体重-0.3kg
体脂肪率-0.4糖質offメシを試してみた pic.twitter.com/qYHEaBYfAj
— たいちょー (@taichou2) 2016年12月5日
今日のメシ
体重-0.4kg
体脂肪率+0.2相変わらず体脂肪率がブレてるな。
体重は結構順調に減ってる感じ? pic.twitter.com/JvJ2qbhnc3— たいちょー (@taichou2) 2016年12月6日
本日の結果
体重-0.1kg
体脂肪率-0.1一週間で体重-1.8kgか
もう少しで2kg減だったのにおしいな
糖質オフで三食食べてるからまぁこんなもんかな— たいちょー (@taichou2) 2016年12月7日
まだ1週間程度の検証だが、食べながら痩せられるというのは本当に夢のようだ。
なにより、ちゃんと食べているのでストレスで食べてしまってリバウンドということの心配もない。
ついでに料理の腕も上達し一石二鳥間違いなし。
ダイエットを考えているけど、いつも挫折してしまうという人に読んでもらいたい一冊だ。