あの伝説の名機ファミリーコンピュータが1983年7月13日の発売から33年の時を経て復活した。
その名もニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ。
2016年11月10日より5,980円(税別)で発売となったニンテンドークラシックミニFCは、当時のサイズより60%小型化して本体内部に1983年から1993年に発売されたタイトルの中から選りすぐりの30本が収録されたゲーム機だ。
当時ファコンを遊んでいた世代も、そうじゃない世代にも十分楽しめるものに仕上がっているはず。
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ニンテンドークラシックミニを手に入れた
そんなわけでお店で定価で予約購入したものを手に入れたので、さっそくレビューしてみることにした。
まずパッケージは当時のものを彷彿とさせるデザインに似せて作られている。
当時ハマっていた世代にとっては、このパッケージ見ただけでもワクワクが蘇ってくるんじゃないだろうか。
そして注目なのが「ファミコンソフト30タイトル内蔵」という表記。
ドンキーコングやグラディウスからファイナルファンタジー3といったRPGだけでなく、ディスクシステムの名作ゼルダの伝説などまでが収録されている。
この30タイトルをチョイスした人はなかなかセンスがある。
ゲームの操作方法がわからない人のために当時のゲームの説明書もネットで見られるようになっている。
さっそく開封してみる。
取扱説明書を取り出し、段ボールの仕切りを開けると中央にシートに包まれた白と赤の本体、そしてケーブル類。
とてもコンパクトにまとめらている。
たまらないこのフォルム。
細部まで忠実に再現されている。
パワースイッチにリセットボタン、イジェクトにカセット挿入カバー。
カセットは挿入できないので、カバーとイジェクトは固定されている。
パワースイッチはちゃんと電源として使用でき、猫によって踏まれる運命のもと生み出されたリセットボタンも健在だ。
若干当時のものより抵抗があるので、踏まれてもリセットされづらくなっている。
ちなみにリセットボタンを押すとゲームスタート画面ではなく、ゲーム選択画面に移動するのが当時との違い。
そして一番の注目なのが、リセットボタンを押しても中断ポイントとして最大4つまでゲームの進行状況が保存されているということ。
これは便利すぎる。
当時接触不良になることの多かった背面の端子類も現代版は進化を遂げている。
なんと映像出力はHDMIに、電源はUSB給電となった。
もちろんケーブル類は同梱されている。
ただ、電顕はUSBケーブルのみなので、PCなどから給電するかコンセント用の端子(iPhoneのものを代用可)を購入する必要がある。
コントローラーも8cm×3.5cmととても小さくなってはいるが、忠実に再現されている。
ただし、Ⅱコンのマイク機能はないので、残念ながら「ハドソン」と叫ぶことはできない。
遊んでみた
さっそく接続をして遊んでみた。
ちなみに映像出力は720p、480pで、音声出力はhdmi端子からのリニアPCM2CH出力となっているので、テレビの設定次第では遅延があったりちゃんと表示されない場合があるのでそこは各自設定する必要がある。
電源をオンにすると軽快な音楽とともに表示されるゲームタイトル。
さすがデジタル表示なだけあり映像はとてもくっきりしていた見やすい。
もちろん当時のアナログテレビのように表示するモードも搭載されているので、カクカクの表示じゃなきゃ納得できないという人にも安心だ。
そしてやはりコントローラーが小さいというのもあって操作性は格段に落ちている。
でもこういったネタ系のアイテムだから、そこに文句を言ってもお門違いというやつだろう。
とても懐かしい気分に浸れてとても楽しい。
ゼルダの伝説などディスクシステムのゲームはディスクシステムの起動からディスクを挿入した時の音まで再現されているところが芸が細かい。
RPGやゼルダなどのゲームはちゃんとセーブ機能もあるのでハマりそうだ。
オプション品が面白い
正規品ではないがオプション品がなかなかよさそうだ。
ディスクシステム型のケーブル収納とか、
クラシック用の収納箱、
222か月ぶりに復活した当時みんな読んでいたファミリーコンピュータマガジンとかどれも秀逸。
まとめ
手のひらサイズというコンパクトさでありながら、30本もの懐かしのゲームを楽しめるというとても完成度の高い仕上がり。
ケーブルを挿すだけという簡単設計なので、準備してすぐにゲームが始められるという手軽さもいい。
しかもゲームが内蔵なので、カセットに息を吹きかけて接触不良を改善させたりといったわずらわしさもないし、足で蹴ってしまったり猫が踏んでゲームが止まってしまうなんていう不幸な事故も軽減された。
現在はネットなどで転売目的による高騰も目立つが、普通に実店舗で定価で購入できるし、初回ロットが手に入らなかったとしても12月に再販されるのでどうしても今欲しいのでなければ来月まで待つのがおすすめ。
当時ファミコン世代だった人もそうでない人にもおすすめな名機となるだろう。