富山県富山市にある「炙庵 とやま鮨」。
天然の生簀と称される、富山湾の新鮮な海の幸をつまみに地酒が味わえる寿司店。
富山に来ないと味わえない絶品づくしなつまみに、新鮮なネタののった寿司を味わえるのは旅ならではの醍醐味。
今回はそんな富山旅の夜にしっぽりと「炙庵 とやま鮨」でひとり酒してみた。
掲載された情報は訪問時点のものです。
営業時間や店休日、メニューや価格など変更になっている可能性があります。
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炙庵 とやま鮨
今回訪問したのは富山県富山市桜町、富山駅南口より徒歩4分にある炙庵 とやま鮨。
2019年4月18日のオープンしたこのお店、富山湾の新鮮な旬の海の幸をつまみに地酒が味わえる寿司店。
富山の銘柄のお酒も豊富な揃うので、日本酒好きにもたまらない。
富山に来ないと味わえない食材も多く、そういったものを味わえることこそが旅の醍醐味というもの。
お店の前では路面電車が走る。
なんとも富山らしい光景だ。
炙庵 とやま鮨へのアクセス
アクセス詳細
住所 富山県富山市桜町1-3-39
車 北陸自動車道「富山インター」より5.0km(16分)
電車 北陸新幹線 富山駅「南口」より5分
富山軌道線 電鉄富山駅・エスタ前駅1分
富山地方鉄道 電鉄富山駅 徒歩2分
駐車場 なし
炙庵 とやま鮨の店内
暖色系の照明で照らされる店内、和を感じさせる雰囲気。
左手に板場があり、カウンター席が数席。
店内には4人掛けのテーブル席が複数あり、トータル100席ほど。
これだけのキャパで満席というんだから、人気のほどが伺える。
各席にはタブレット端末が設置され、注文は端末で行う仕組みだ。
炙庵 とやま鮨のメニュー
炙庵 とやま鮨のメニューはこんな感じ。
※2023年10月7日時点
※一部抜粋
利用方法
- レジで受付
・満席の場合は氏名と電話番号を記入して呼び出されるまで待機
・予約済みの場合は時間に訪問 - 案内された席で端末にてオーダー
・お造りなど、口頭にて注文も可能 - 食後は端末で会計処理をして、席番号の札を持ってレジにて清算
炙庵 とやま鮨行ってみた
訪問したのは2023年10月7日土曜の20時過ぎ。
SUSURUラーメンフェスで満腹だったが、初の富山泊、果たしてこのままホテルでコンビニ飯食って雑魚寝はどうなのよ?と無性に居ても立っても居られなくなり出掛けた。
だが所詮は突発、予約も何もしていないので目的地である宿泊ホテル横にある『廻転とやま鮨』に訪問するも予約で終了と振られる。
※お店の背後にあるのが宿泊していたホテル。
だが天は見放してはいなかった。
お店から道を挟んだすぐ隣に同系列のお店あるではないか。
当初の目的はリーズナブルそうな回転寿司だったが、こちらはカウンターで握った寿司を提供するちょっとワンランク価格帯が上がりそうなお店だ。
案の定、店内は満席で予約優先、記帳をして後は運を天に任せるのみ。
待つこと20分ぼど、奇跡の電話呼び出しがあり無事カウンター席へと陣取る。
![たいちょー](https://xn--n8jaw2ftasm0qqb9eb71112ae6c.com/wp-content/uploads/QEHYjgDF_400x400.jpg)
時間は20時半、料理メニューのラストオーダーまであと30分、ここは迷っている場合ではない。
さっそく端末で注文を済ませる。
羽根屋 煌火(1合)
羽根屋の純米吟醸煌火の1合。
富山市の酒蔵、富美菊酒造のブランド『富美菊』の伝統的な味とは対照的に、革新的なブランドに位置する『羽根屋』を代表する銘柄が今回選んだ煌火。
名前にふさわしい華やかな香りのするお酒。
口に含むと花火のように華やかな香りが鼻腔をくすぐる。
フルーティーな甘みに辛味も控えめで、柔らかでさっぱりとした後味。
海鮮系のつまみにもばっちり合いそうだ。
昆布ガリ
お通しはとやま鮨特製の『昆布ガリ』。
いわゆる生姜の酢漬けを2種類の昆布と胡麻を加えて漬けこんだもので、昆布消費量が日本一の富山らしい一品。
酸味のきいたガリに昆布の旨みがほどよく染み込んでいる。
白胡麻の香ばしいアクセントも絶妙。
つまみにちょうどいい。
炙り〆サバ刺身
一品目は炙り〆サバ刺身。
皮目香ばしく、身はコリコリとした食感。
サバ特有のクセもまったく気にならない。
岩塩の塩味がちょうどよく、サバの旨みを引き立てる。
わさびを添えて食べるとまた旨い。
さす唐揚げ
二品目は、さす唐揚げ。
カジキマグロの身の唐揚げのことで、富山でカジキのことを「さす」と呼ぶ。
ししとう、七味マヨネーズが添えられている。
ふんわりホクホクて衣の芳ばしさが最高のエッセンスだ。
七味マヨをつけて食べると、マヨの風味と七味のピリッとした辛味のアクセントが絶妙。
白海老の天麩羅
三品目は白海老の天麩羅。
レモンと抹茶塩が添えられている。
香ばしい香りが広がる。
サクサクと軽い食感で、身はモチッとした口当たり。
噛むほどに濃厚な旨みあふれる。
抹茶塩を振ると塩味が旨みを引き立てる。
レモンを絞って酸味をきかせても絶品だ。
味わい五貫盛り
四品目は富山の魚介を使用した鮨、味わい五貫盛り。
1貫ずつネタを説明してくれたけど、メモるのも写真撮るのも忘れ2貫食べてしまったけど。
![たいちょー](https://xn--n8jaw2ftasm0qqb9eb71112ae6c.com/wp-content/uploads/QEHYjgDF_400x400.jpg)
1貫目は寒ぶり?
弾力のある噛み応えで、噛むほどに旨みがあふれる。
2貫目は蟹。
濃厚な蟹の旨みを感じる。
プリンプリンとした新鮮な噛み応え。
3貫目はかます。
皮目が軽く炙られている。
身はプリプリで、皮目にのった脂が溶けるよう。
旨みもしっかりありつつ、それでいてあっさりとしている。
4貫目はいくら昆布〆。
昆布締めしたいくらをおぼろ昆布で巻いた軍艦。
噛むほどにプチプチと弾けるいくら、昆布の旨みを吸った濃密なエキスが溢れ出す。
塩味もちょうどよく、昆布の旨みがいくらの旨みを引き立てる。
5貫目は、ほたるいか沖漬け。
つるりとした独特の口当たり、プリプリとした食感で噛むとホタルイカの濃厚な旨みとコクがあふれる。
真あじの握り
五品目は真あじの握り。
表面をテラテラと輝かせる脂、口に含むと脂の甘みともに香りが広がる。
身はプリプリと弾力あり、濃厚な旨みとほんのり甘みを感じる。
酢飯との相性も抜群だ。
追加で注文して正解だったな。
紅ずわいがにつまみ
六品目は紅ずわいがにつまみ。
カニのむき身とほぐしがたっぷり盛り付けされている。
濃厚な旨みと、絶妙な塩加減にカニの甘みが引き立つ。
これは酒もすすむというもの。
滞在時間1時間ほどながら、富山の海鮮と酒を堪能しごちそうさま。
![たいちょー](https://xn--n8jaw2ftasm0qqb9eb71112ae6c.com/wp-content/uploads/QEHYjgDF_400x400.jpg)
最後に
富山県富山市にある炙庵 とやま鮨に行ってみた。
隣の回転寿司に振られて、となりの同系列店に滑り込むことができたが、結果的にこちらに来られて正解だった。
富山の海鮮をつまみに地酒が堪能できるとか、まさにやりたかったことそのものじゃないか。
がっつりと食事がメインなら隣の回転寿司の方が利便性は良さそう、酒を飲みながらつまみを味わいゆっくり食事にするならこちらがおすすめ。
富山市の夜、地元の味を楽しみたいなら是非候補のひとつにいれてみては?
お店詳細
炙庵 とやま鮨
住所 富山県富山市桜町1-3-39
TEL 050-5597-2754
営業時間 11:30〜14:00(LO13:30)
17:00〜22:00(フードLO21:00/ドリンクLO21:30)
定休日 不定休
支払い 現金・クレジットカード・PayPay利用可
駐車場 なし