食をテーマに各国を巡った旅の日々を綴る紀行短編集「旅は旨くて、時々苦い」。
そこにインドの旅で登場するデリーのオクラ丼。
インドの首都デリーの安宿街パハールガンジ。
バックパッカーにお馴染み、路地裏の安宿ナブラン1階にある食堂のオクラ丼。
刻んだオクラに醤油を加えしっかり混ぜ合わせご飯の上にたっぷりと、そこにしっかり焼いた目玉焼きがドカンとトッピングされたシンブルな一品。
もうお店はなくなってしまい、その味をあじわうことはできないけれど、現地を訪れた時の名物料理として有名だった。
海外にいなから和を感じさせるその味が、日本人旅行者には非常に刺さるメニューだったのだろう。
今回はそんなナブランの『オクラ丼』を作ってみた。
目次(タップできる)
ナブランのオクラ丼
用意した材料はこんな感じ。
レシピ
- おくら 14本くらい
- 卵 2個
- 醤油 大さじ1.5
- 味の素 3振り
作り方
手順
- オクラを熱湯で20秒ほどさっと茹でる
- 細かくカットする
- ボウルにカットしたオクラ、醤油、味の素を加えて粘りが出るまでしっかり混ぜる
- 目玉焼きを作る
- ご飯の上にオクラ、目玉焼きをのせたら完成
1.オクラを熱湯で20秒ほどさっと茹でる
オクラを水洗いしたら、熱湯に入れて20秒ほどさっと茹でる。
気になる人はあらかじめオクラのヘタの先端とガクを取り除き、板ずりしてうぶ毛を取り除いておくといいだろう。
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2.細かくカットする
オクラを細かくカットする。
3.ボウルにカットしたオクラ、醤油、味の素を加えて粘りが出るまでしっかり混ぜる
ボウルにカットしたオクラを入れ、醤油(大さじ1.5)、味の素(3振り)を加えたらしっかり粘りがでるまで混ぜる。
4.目玉焼きを作る
目玉焼きを焼く。
インドは卵を生で食べないので、ここは例に倣ってしっかり火を通す。
完全再現するならば、目玉焼きを裏返して焼いてもいいくらいだ。
5.ご飯の上にオクラ、目玉焼きをのせたら完成
器にご飯を盛り付け、その上にたっぷりとオクラを乗せ、最後にしっかり焼いた目玉焼きをトッピングしたら完成。
ネバトロオクラに醤油が和を感じさせる
完成したのがこれだ。
食器類は栃木県佐野市にある「雑貨&カフェ マライカ BAZAAR 佐野店」で購入。
なんともシンプル。
さっそくひとくち味わってみよう。
シャキシャキとしたオクラの食感心地よく、濃厚なオクラの風味に醤油の和な味わいがよく合う。
ネバネバしているので、ご飯ごとズルズルとかっこむのが一番美味い。
今度は目玉焼きを崩しながら食べてみよう。
目玉焼きが合わさると、香ばしさも相まって抜群に美味い。
これこそシンプルイズベストというやつ。
バックパッカーに話題となったのも頷ける。
オクラ丼を食べ、キンキンに冷えた瓶コーラで流し込む。
強めの炭酸が喉を刺激する。
自然と「くあー」っと声が出てしまう。
最後に
インドの路地裏の食堂グルメ『オクラ丼』を食べてみた。
インドの首都デリーの安宿街にかつてあった安宿ナブラン1階の食堂、そこでバックパッカーに人気のオクラ丼を再現。
ネバネバのオクラとご飯の相性抜群で、醤油で味付けしているというのが日本らしくていい。
目玉焼きとの相性も抜群で、これがあるとないとでは段違い。
今回は片面よく焼きにしたが、両面焼きにして半熟ぎみに仕上げると完璧。
作るのも簡単なので夏の定番料理にしよう。