【栃木佐野】ラーメンまきた。佐野の最奥飛駒のラーメン店

栃木県佐野市にあるラーメンまきた(まきたラーメン店)。

佐野の最奥、群馬との境近く飛駒の地にあるラーメン店。
たまたま通りかかるというのはあまりにも無理がある、このお店に行きたいんだ！という確固たる目標があってこそたどり着ける。
そんな山間の町の数少ない貴重な飲食店のひとつ。

今回はそんな「ラーメンまきた」行ってみた。

ラーメンまきた

今回訪問したのは栃木県佐野市飛駒、佐野市最奥の町にあるラーメン店「ラーメンまきた(まきたラーメン店orお食事処らぁめんまきた)」。

旗川の支川飛駒川沿い、県道208号、飛駒足利線沿いにあるラーメンまきた。
創業は不明だが、かつては手打飛駒ラーメンを提供する、唯一無二のお店として、昭和レトロ感じる年季の入った田舎のラーメン店といった雰囲気ただようお店だった。

インターネッツによれば、現在は当時の配合そのままに手打ちから製麺機に変更されているそう。
場所柄、ツーリング客の利用も多いようだ。

建物も立て直して完全リニューアル(2013年時点では古いままだった)した真新しいお店。
女将さんとその跡を継いだ娘さんだろうか、2人でお店を切り盛りしている。

入口に暖簾はないので、入口に下げたられた営業中の札やのぼり旗で判断しよう。

アクセス

駐車場はかつて建物のあったスペースが利用可能。

店内

広々とした店内。

中央に最大6人掛けのテーブル席が設置され、左右の小上がりに座卓が設置されている。

正面奥に厨房があり、その前にはカウンター席。
通常は5席まで利用可能だが、コロナ禍な現在は2名までに制限しているようだ。

さらに左奥にも個室があったりと、想像してたよりキャパは多めだ。

カウンター一角には、セルフのコーヒーや給水機が設置されてる。
昭和な飲食店でコーヒーサービス率高いが、リニューアルした現在でもその風習はしっかり残っている。

ボトルキープがあったりと、夜は地元の居酒屋的な立ち位置なのかもしれない。

ラーメンまきたのメニュー

ラーメンまきたのメニューはこんな感じ。

カツ丼にカレーライス、一品料理も充実していて気になる。
一品料理とライスセットという手もあるのか。

ラーメンまきた行ってみた

訪問したのは9月30日の昼時。
先客ナシの後客2名くらいだっただろうか。

換気扇の音だけ響く静かな店内。

今回チョイスしたのはこんな感じ。

麺類からしょうがラーメン、飯類からチャーハン。

しょうがラーメン

まずはしょうがラーメンを食べてみよう。

田舎杓子にたっぷりのおろししょうが、メンマ、チャーシュー、刻みネギ、ナルトがトッピング。

まずはスープからひとくち。

鶏ガラなど動物系の旨味に香味野菜の風味、ダシの旨味きいた、あっさりまろやかな醤油スープ。
おろししょうがを混ぜると、スープに辛味のアクセントとコクが増す。

お次は元祖飛駒ラーメンの麺をいただこう。

麺は中細ちぢれ麺で、スープの絡み一体感もちょうどいい。
プリっとしたほどよいコシに、つるりとのど越しがよい。

しょうがをすべて溶かせば、しょうがエキスも相まって存在感はかなりのものだ。
たっぷりのネギの風味もよい仕事している。

チャーシューもひとくち。

柔らかジューシーなバラロールチャーシューで、味つけも主張しすぎないちょうどよさ。
噛むほどに旨味あふれる。

特出するインパクトはないけれど、これぞ田舎で食べるラーメンといった安心な一杯。

チャーハン

さてお次はチャーハンだ。

価格設定で気づくべきだったが、ご飯茶碗2杯分くらいあるだろうか。
人によっては普通にこれ単品で満腹になれそうなボリューム感だ。

具材は卵、ネギ、ナルト、チャーシュー。
見た目と香るこうばしさにすでに旨い。

さっそくひとくち。

町中華の王道チャーハンといった味わい。
ホロリとしたライスに具材の旨味とほんのり甘味を感じ、香ばしい風味が後を引く。

ボリュームしっかりあってやっちゃったかと思ったが、全然苦になることなく完食ごちそうさま。

最後に

栃木県佐野市の最奥飛駒にあるラーメンまきたに行ってみた。

かつてはこれぞ昭和といった年季があったが、今や立て直して綺麗なお店になり誰でも訪問しやすくなった。
なかなかついでや偶然通りかかるといった場所ではないので、ここを目指してやってくるお客ばかりなのだろう。
昼にはツーリング客、夜には地元民の憩いの場として利用されていると思われる。

しょうがガッツリきいたしょうがラーメンに単品で満足できるボリュームのチャーハンなど、どれも間違いない安定の一品ばかりだった。
アクセスは不便だけど、機会があったら立ち寄ってみては？