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【名古屋】あつた蓬莱軒本店。行列のできる名古屋名物ひつまぶし発祥店で本場のひつまぶしを食べてみた

名古屋名物ひつまぶしの名店、あつた蓬莱軒の本店でひつまぶしを食べてみた。

名古屋の名物グルメであるひつまぶしの発祥店『あつた蓬莱軒』。
観光シーズンともなれば数時間待ち当たり前の大人気行列店。

風情のある店内で食べる本物のひつまぶしは、それだけで特別感のある味だ。
今回はそんな『あつた蓬莱軒本店』に行ってみた。



あつた蓬莱軒本店

今回の名古屋訪問の最初の目的である、あつた蓬莱軒本店。
1年前に訪問した時には同行者の発する「待ちたくないオーラ」に断念し、今回はその教訓を生かしての一人での訪問だ。

訪れたのは10時半。
すでにお店の前には行列ができていた。

歴史を感じさせる風情ある建物は、特別感をかもし出す。
ここが今回の目的地、あつた蓬莱軒本店。

明治6年(1873年)に料亭として創業したあつた蓬莱軒。
140余年の歴史をもつ昔ながらの味を今に伝えるお店。
創業当時より継ぎ足された秘伝タレを使い、備長炭で焼かれたこだわりの鰻が食べられる。

明治当時は出前も多く、どうしても空の丼が割れてしまうなどといったさまざまな要因から試行錯誤をし、二代目店主と女中頭により考案されたのが現在のひつまぶしの元となった、大きなおひつで細かく切られた鰻をご飯にまぶす(まぜる)という提供方法。

これが評判を呼び、お店でも提供されるようになった。
今ではあつた蓬莱軒の登録商標でもある「ひつまぶし」を求めて行列が絶えないお店となった。

入口付近では受付の人が案内をしていた。
なんとこの時間ですでに90分待ち。

9月21日10時半時点
12時の時点では2時間半待ちになっていた

さすがは観光シーズン真っ只中、オープン1時間前ではすでに遅かった。
受付を済ませて時間を潰すことにした。
徒歩6分ほどで熱田神宮にも行ける距離なので、それほど待ち時間が苦痛になることもない。

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受付を済ませると案内時間を教えてくれるので、その時間前にはお店に戻っておこう。

アクセス

アクセス

電車 地下鉄名城線伝馬駅下車 4番出口より300m(徒歩およそ7分)
車 名古屋駅より22号線を南下、1号線の熱田神宮南交差点を過ぎた右手
駐車場 およそ40台(ガードマンの指示に従う)

店内

集合時間にやってくると案内待ちの行列ができていた。

たいちょー
たいちょー
やべぇひとりで食いに来てるの誰もいないw

時間になると順次案内され、ついに念願のあつた蓬莱軒の敷地内に足を踏み入れる。
まさに料亭といった風情を感じる庭園を進み店内へ。

玄関で靴を脱ぐと番号札を渡される。

お店の人が靴を片づけてくれ、帰りには番号札を渡すと用意してくれる。

正面レジカウンター奥に見える厨房を横目に、右手奥の廊下に待ち席がある。
およそ10分ほどで案内される。

歴史を感じさせる風格ある店内。

奥には座敷の客席があるが、今回案内されたのは2階の客席。
座卓が6席ほどの座敷とテーブル席のある部屋もあるが、今回は座敷の方。

4名以上で会席料理注文の場合は個室も利用可能。
トータル180席ほどのキャパがあるようだ。

あつた蓬莱軒のメニュー

あつた蓬莱軒本店のメニューはこんな感じ。

メイン

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ひつまぶし食べてみた

待つこと30分ほど、ついにお待ちかねのひつまぶしの登場だ。

ひつまぶし 3900円(ご飯大盛り+200円)

昔の名残りの木製のおひつにたっぷりのひつまぶし。

タレの甘くて芳ばしい香りが食欲をそそる。

ひつまぶしには欠かせない薬味、そして吸い物、香物もついてくる。

まずはお吸い物から。

塩分控えめでダシの旨味を感じる、柚子の香り効いたすっきりした味わい。

それではお待ちかねのひつまぶしをいただこう。

まずはセオリー通りに4等分に分ける。

一膳目はそのままで

まずはそのままでいただく。

甘すぎないタレが蒲焼にしかりと染み込み、アツアツのご飯に絡んだタレが湯気とともに芳醇な香りを広げる。
ほどよい焦げ感が芳ばしく口の中が幸せに包まれる。

皮はサクサクかつ皮目には脂がのっている。
身はふっくらでクセもなく鰻の旨味を存分に堪能できる一品だ。

二膳目は薬味で

二膳目はネギ、わさび、のりなどの薬味をかけていただく。

海苔の風味で旨味が増し、ネギが良いアクセントになっている。
わさびのツンとくる刺激がまたタレと抜群に相性がよく、あっさりスッキリな味わい。

三膳目はお茶漬けで

三膳目は薬味を乗せて、お出汁をかけてお茶漬け風に。

出汁にタレ風味が溶け出し、なんともコク深い一杯に。
ダシの香りにわさびの香りが加わりさわやかな風味。

 

四膳目はお好みで

四膳目はやっぱりそのままで。

やはりこれが一番美味い。
待ち時間2時間、食事時間30分、正味2時間半かけて食べるだけの価値ある美味い一杯だった。

最後に

名古屋名物のひつまぶし発祥の名店「あつた蓬莱軒本店」でひつまぶしを食べてみた。

ふっくら芳ばしい蒲焼はそのままでも絶品だが、ひつまぶしならではの味わい方がまた楽しい。
セオリー通りに食べてもいいし、自分の好みの食べ方にこだわるのもまた面白い。

行列必至の人気店だけに、確実にその味を堪能したいならばオープンの1時間以上前には訪問することをおすすめする。

お店詳細

あつた蓬莱軒本店
住所 愛知県名古屋市熱田区神戸町503
TEL 050-5596-7539
営業時間 11:30~14:00/16:30~20:30
定休日 水曜、第二第四木曜(祝祭日は営業)
支払 カード可(電子マネー不可)
予約 可(9450円~の会席料理に限る※時期によっては応相談)

たいちょー

栃木で活動する雑記ブロガー。 栃木県の観光に役立つグルメやスポット情報を中心に紹介 | 栃木のグルメ・観光情報の発信(たまに他県も)/気になったことを自由にダラダラ綴ります | 社畜ゆえ多忙になるとメシネタ過多になります。

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