2022年1月30日「小山のきそばキッチンカー」が華々しくデビューを果たした。
同月1月14日にたくさんのファンに惜しまれつつ閉店した、「小山駅きそば」の味がキッチンカーにて復活。
栃木市にある、きそばの聖地「中沢製麺」にてデビューイベント「きそば天国」を開催した。
あのきそばの味が食べられると50名を超える行列ができるほど、地元ケーブルテレビや新聞社なども取材に来るほどの注目度。
今回はそんな「小山のきそばキッチンカー」に行ってみた。
目次(タップできる)
小山のきそばキッチンカー
2022年1月30日、かねてより注目されていた「小山のきそばキッチンカー」がデビューイベントを開催した。
今回訪問したのは、きそばの聖地「中沢製麺」で開催された「きそば天国」。
イベント詳細
明日のきそば天国について
【来店における注意事項】以下をご覧いただき、ご来場ください。
①感染症対策として食券(切符)購入時の手指消毒
②マスクの着用にご協力ください。
③駐車場に限りがあります。満車の際は入構制限をかけます。
④他の場所への路上駐車等は絶対しないでください。 pic.twitter.com/UbL2YePbu4— 小山のきそばキッチンカー (@KisobaOyama) January 29, 2022
きそば天国
会場 中沢製麺直売所横
開催日 2022年1月30日
開催時間 11:00~17:00
住所 栃木県栃木市平柳町1-34-13
本格的な初デビューとなる今回、情報を聞きつけたきそばファンなどが集結、50名ほどの行列ができるほど。
2022年1月14日に多くのファンに惜しまれつつ閉店した小山駅きそば。
閉店を聞きつけたファンで連日行列ができ、閉店当日もたくさんのファンに見送られて最後の営業を終えた。
できたての「きそば」が味わえる実店舗はこれにて消滅、と思われたが思わぬ形で復活を遂げた。
それが小山のきそばキッチンカーだ。
JR東日本E231系電車でおなじみのオレンジとグリーンのラインがまるで電車を彷彿させる。
実はこのキッチンカー、小山駅きそばの閉店が発表されるまえから始動していたプロジェクトで、中沢製麺公認のもとOfficeYoshidaGroup(小山市)が手掛けるもの。
昨年佐野市で開催された「あおりんごさのマルシェ」では、そのパイロット版のお店も出店された。
これだけの存在感だけに、イベントなどに出店したら注目を浴びることは間違いなし。
注文方法が面白い
小山駅きそばをインスパイアしたお店だけに、その注文方法も面白い。
駅員さんのコスプレをしたスタッフが注文を受けるスタイル。
注文を受けた駅員さん風スタッフはオーダーを切符風の食券に記入をして手渡ししてくれる。
出発地には開催場所やイベント名が記載されるのだろう、これはある意味コレクター魂をくすぐる。
キッチンカーにて支払いを済ませると、改札パンチで切符に「入鋏」をしてくれる。
自動改札の昨今、この切符に残る「鋏こん」にも今や懐かしさすら覚える。
小山駅きそばの立ち食いを再現
キッチンカーでは吉田英樹社長自ら腕を振るう。
小山のきそばキッチンカーだが、その外見もさることながら、小山駅きそばの立ち食いも再現されている。
正面には受付カウンターと受け取りカウンターに分かれ、受け取りカウンターには割り箸や七味が備え付けられている。
※残念ながらゆず七味ではなかった。
裏側に回るとそこには立ち食いカウンターが。
これは否が応でも気分が上がる。
小山のきそばキッチンカーのメニュー
気になる小山のきそばキッチンカーのメニューだが、こんな感じになっている。
メニュー
メイン
・かけそば 300円
・かけうどん 300円
トッピング
・天ぷら 150円
・野菜コロッケ 100円
・岩下の新生姜 100円
・イモフライ 150円
・温泉たまご 100円
・きつね 100円
・山菜 100円
・ねぎだく 50円
・おかわり(替玉) 200円
※本人のみ、そばとうどんの変更可
器はテイクアウト用とイートイン用で別になっている。
テイクアウト利用の場合は、麺とつゆが一緒になったもの、麺とつゆが別になったものを選択可能。
イートイン利用の場合は、小山駅きそばおなじみのどんぶり(要返却)で味わうことができる。
小山のきそばキッチンカー行ってみた
訪問したのは11時半頃。
キッチンカーの前には30名を超える行列ができていた。
行列は後を絶えず、気づけば50名を超す行列に。
きそばの人気ハンパない。
行列に並ぶこと1時間。
ついに念願のあの一杯への再会を果たす。
かけそば+岩下の新生姜+野菜コロッケ+ねぎだく
今回チョイスしたのは、かけそばに追加トッピングの岩下の新生姜+野菜コロッケ+ねぎだく。
ねぎサービスのだくだくバージョン。
社長あざっす!!
さっそく約1か月ぶりの立ち食いのきそばを味わってみよう。
この程よいコシ感はまさにきそばのそれだ。
芳ばしい醤油の風味にダシのきいた濃いめの味に七味のピリッとした辛みのアクセント。
ネギの風味がまたいい仕事している。
岩下の新生姜の酸味がつゆによく合う。
つゆを吸ってテロンテロンになった野菜コロッケも最高。
伝説の味が見事に復活した瞬間に立ち会うことができて良かった。
最後に
小山駅きそばのあの味をあじわうことのできる究極のキッチンカー「小山のきそばキッチンカー」が2022年1月30日にきそばの聖地中沢製麺にて華々しくデビューを迎えた。
想像はしていたが、伝説の一杯を味わうべく大行列が発生。
営業終了時間を待たずして完売となる大盛況だった。
1か月ぶりの実店舗でのきそばは感動すら覚える。
あの雰囲気と独特の濃度のつゆはさすがに再現不可能だが、十分すぎるほどの完成度だ。
月に1~2回はイベントに出店する予定だというので、気になる人は是非イベントに訪れて伝説の味を堪能してみては?