2021年10月10日(日)、栃木市観光交流館 蔵なびにてイベント『麦処とちぎ&栃木市の魅力発信ナビ』が開催された。
栃木市生まれのクラフトビール律之助物語第3弾「麦笛(むぎぶえ)」の発売を記念し、栃木市にゆかりのある方々が一堂に会し、「栃木市の新たな魅力」について熱く語りあうトークイベント。
今回はそんな『麦処とちぎ&栃木市の魅力発信ナビ』に行ってみた。
目次(タップできる)
麦処とちぎ&栃木市の魅力発信ナビ
栃木駅北口前に今年オープンした栃木市観光交流館 蔵なびにて2021年10月10日に開会されたイベント『麦処とちぎ&栃木市の魅力発信ナビ』。
栃木市発のクラフトビール律之助物語第3弾「麦笛(むぎぶえ)」の発売を記念して開催され、麦笛の試飲および販売、栃木市の魅力発信トークセッションが行われた。
イベント詳細
イベント詳細
麦処とちぎ&栃木市の魅力発信ナビ
会場 栃木市観光交流館 蔵なび
開催日 2021年10月10日(日)
開催時間 11:00~12:00/13:30~15:30
住所 栃木県栃木市河合町1-2
TEL 0282-51-1687
アクセス 栃木駅北口よりすぐ
栃木市にゆかりのある方々が集結
イベントでは総合MCをケーブルテレビ栃木チャンネルのとちぎHOTステーションなどでおなじみ、山﨑友里江さんが務める。
さらに栃木市にゆかりのある方々が集結。
栃木市の魅力について熱く語るイベントとなった。
フルート奏者の高橋由起さんは素敵な演奏でオープニングを飾り、もちろん我らがAKIRAパイセンも魅力発信特使として参加。
タレント・女優業からクリエーター業、会社経営まで行うマルチな才能(詳細はWiKi参照)をもつ、栃木市大平町出身のとちぎ未来大使を務める義達祐未(よしたつゆみ)さんも駆け付けた。
イベントは2部構成にて行われ、第一部はオープニングイベントが開催。
山﨑友里江さん総合MCもと、高橋由起さんによるフルート演奏がオープニングを飾る。
屋外特設ブースでは「オクトーバーフェスト」でおなじみのエーデルワイスカペレさんによる演奏が行われた。
第二部「栃木市の魅力発信なび」では趣向を変えて、栃木の魅力について熱く語るトークセッション。
とちぎ市ふるさと大使の八津弘幸さん(ZOOM出演)、とちぎ未来大使の義達祐未さん、魅力発信特使の小林美香さん、田中潔さん、蔵の街栃木のキッチンカー「Eight Cranes」のオーナー飯野理衣さん、移住定住支援コーディネーター青山さん、そしてAKIRAぱいせんなど錚々たるメンバーが出演した。
また蔵なびでは律之助物語第3弾「麦笛(むぎぶえ)」の販売、麦笛のパッケージに採用されている安藤勇寿「少年の日美術館」の作品のひとつ「麦笛」の展示などもされた。
律之助物語第3弾「麦笛(むぎぶえ)」
施設の屋外には律之助物語第3弾「麦笛(むぎぶえ)」を版売するブースが設営されている。
さっそくボトルを片手に握りしめ、その味を堪能する人達があちこちに見かけられた。
※施設内に持ち込んで飲むのは禁止
お酒は20歳になってから!
栃木県といえばイチゴというイメージが強いが、実は二条大麦の生産が全国シェアトップクラス。
ビールの原料となる麦芽(モルト)になることから、別名ビール麦とも呼ばれている。
特に栃木市(旧下都賀郡大平町)では二毛作農家が多く、初夏には麦にとっての収穫の時期、麦秋(ばくしゅう)の季節が訪れ田んぼが黄金色に彩られる。
新緑の季節に田んぼに広がる黄金色した稲穂とのコントラストは見ものだ。
※イメージ
このように栃木市の二条大麦生産が盛んになったのは、下野国都賀郡西水代村(現栃木県栃木市大平町西水代)出身の田村律之助(慶応3年~昭和7年没)による功績が大きい。
農業振興に生涯をかけ尽力し、栃木県のビール麦栽培の基礎を築きあげた人物として「ビール麦の父」と呼ばれている。
また大麦の藁はかんぴょう作りにも役立ち、栃木県の名産のひとつ「かんぴょう」の栽培をも支えた(現在は麦作の機械化によりこの関係性は失われた)。
市民団体「田村律之助顕彰会」により発足された地域発信プロジェクト、田村律之助生誕の地、栃木市大平町で母校「大平南小学校」の協力のもと育てた麦から作られるクラフトビール「律之助物語」。
その第三弾として登場したのが今回販売されている『麦笛』。
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律之助物語第3弾「麦笛」。栃木市が生んだセゾン系クラフトビール
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そのパッケージデザインに採用されているのが、安藤勇寿「少年の日美術館」の作品のひとつ「麦笛」。
当日は館内に展示がされ、パッケージのデザインとなった「麦笛」を直に目で感じることができる。
安藤勇寿氏の作品は栃木県佐野市にある「少年の日美術館」に展示されているので、興味がある人は訪問してみてはどうだろうか?
少年の日美術館詳細
住所 栃木県佐野市御神楽町623-1
TEL 0283-67-1080
車 北関東道佐野田沼インターより8.2km(12分)
電車 東武佐野線田沼駅より7.6km
開館時間 9:30~17:00(最終閉館30分前まで)
休館日 月曜(祝日の場合翌日)、第一火曜、12/26~1/3、その他臨時休館あり
入館料 大人800円(70歳以上は100円引)/中高生500円/小学生300円/幼児100円(4歳以上)
一部にAKIRAぱいせん提供画像含む 続きを見る
Special thanks
しもつかれインフルエンサーAKIRAぱいせん。しもつかれを愛する栃木市在住ローカルタレント
麦処とちぎ&栃木市の魅力発信ナビ行ってみた
2021年10月10日(日)、栃木市内では栃木市の魅力アップを目的とした2つのイベントが同時開催された。
ひとつは蔵の街栃木の山車会館前広場にて開催された「ビリプロオータムフェス」、そしてもうひとつが栃木駅北口前に今年オープンした栃木市観光交流館 蔵なびにて開催された『麦処とちぎ&栃木市の魅力発信ナビ』。
コロナ禍でしばらく休館していた蔵なび、再開後初のビックイベントだ。
ハロウィン一色に装飾された特別仕様な館内
中に入るとまず目に入るのが、ハロウィン一色に装飾された館内。
休館の時期を利用し、蔵なびスタッフが各々の得意分野を生かして作り上げた、この時期だけのスペシャル版。
ハロウィン仕様のとち介が隠れているので、訪問した時には是非探してみよう。
第一部 オープニングイベント
二部構成にて開催される今回のイベント。
総合司会の山﨑友里江さんの進行のもと、第一部「オープニングイベント」がスタートした。
オープニングを飾ったのは、フルート奏者の高橋由起さん。
荘厳なメロディーから懐かしの名曲までプチコンサートが繰り広げられた。
最後に栃木市の大川市長の挨拶でオープニングイベントは締めくくられる。
屋外ではエーデルワイスカペレさんによる演奏が行われていた。
麦笛片手に盛り上がるその様子はまるで「オクトーバーフェスト」。
こういう日常が早く戻るよう切に願う。
第二部 栃木市の魅力発信ナビ
第二部は趣向をかえ、栃木市にゆかりのある方々が集まり、栃木市の魅力について存分に語り合う。
栃木市に住んで感じた魅力
最初に登場するのは、移住定住支援コーディネーター青山さん(左)、蔵なび田島館長(中央)、田村律之助顕彰会の五十嵐副会長(右)の3名。
栃木市に住んで感じた魅力をテーマに語り合う。
青山さんは、栃木市岩舟町出身で東京より2019年にUターン、現在東京で仕事をしながら栃木市の移住定住支援コーディネーターも務める。
蔵なびにて毎週土曜、祝日に移住定住支援相談会を行っている。
活動をしていると「栃木市が好きだ」という人が多い印象を受け、好かれる要素が多いのではないかと感じているという。
大きな公園も多く、子育てにも良いというのは移住定住希望者には高いアドバンテージになる。
SNSなどを介して密な発信をして盛り上げていくことが重要だという。
SNSを発信する時には「ハッシュタグ」を活用することで情報が拡散するので是非活用してほしいという。
蔵なび田島館長は、2021年4月20日にオープンした、観光拠点施設として、魅力・活力・賑わいの創出を目指す施設を運営している。
コロナ禍の影響により9月中は休館を余儀なくされたものの、このイベントを無事迎えることができたという。
観光案内をいているだけあり、お客の声を直に聞く機会が多く、「前に来た時と変わった」と言われることもあるそうだ。
巴波川沿いがお気に入りという館長、これからも自信を持って栃木市を案内していきたいとのことだ。
観光プランなどの案内をリアルにて発信してきいたいという。
田村律之助顕彰会の五十嵐副会長は、栃木市を盛り上げるべく複数の団体に所属し活動している。
さまざまな人から栃木市ついての印象を聞く機会があり、栃木市のイメージは「人がいい」とよく言われるという。
今後もさまざなイベントで栃木市を盛り上げていきたいとのことだ。
ホームページを活用しつつ、イベントやツアーなどを通じて魅力を感じてもらい、客観的にも魅力をSNSで発信してもらえるように努力していきたいという。
外に出てみて感じた栃木
2つ目のトークテーマは「外に出てみて感じた栃木」。
登場するのはZOOMで出演のとちぎ市ふるさと大使の八津弘幸さん、とちぎ未来大使の義達祐未さんのお二人のトークセッション。
県外を拠点に活動する二人だからわかる、外からみた栃木の魅力についてトークする。
義達祐未さんプロフィール
栃木市大平町出身のタレント・女優業からクリエーター業、会社経営まで行うマルチな才能の持ち主。
当日発売されていた田村律之助物語は、義達祐未も制作に関わり、漫画を担当したのはなんと弟さんだという。
ファイナルファンタジーXVのルナフレーナのモーションアクターも担当し、まさかの誕生日が同じ9月4日という奇跡も。
東京2020オリンピックでは栃木県の聖火ランナーを務めた。
とちぎ未来大使としてではなく、一般公募から勝ち抜いたというアグレッシブな人だ。
八津弘幸さんプロフィール
栃木市藤岡町出身の脚本家であり、漫画の原作を務めた経歴も持つ。
とにかく数々のドラマの脚本を手掛け、最近話題となったものとしては「半沢直樹」「下町ロケット」が記憶に新しい。
東京に住んでみると地元に帰るのが意外と容易であると感じているという。
一般的に帰省といえば、何時間もかけて帰るイメージだが、それがいつでも帰れるという手軽さは利点だと感じるという。
そしてこうも言っていた。
栃木市という土地がほとんど知られていないということ。
今あることをアピールすることも大事だが、新しいことを始めるという考え方も大事だと八津さんは言う。
今から種を撒くことで、10年後20年後に「栃木市といえば日本一の〇〇だよね」と言われるような活動をしていくことが必要ではないかと。
義達祐未さんは蔵の街とちぎプラットフォームのメンバーとして参画し、官民一体となったまちづくりに関わっている。
若手を中心にした新たな活動も計画しているという。
今後栃木市で始まる新たな試みがどんなものになるのかこれからが楽しみだ。
イベントは幕をとじる
最後に魅力発信特使の方々による感想などを交えての〆の挨拶があった。
※諸事情により最後までいられなかったが
AKIRAぱいせんのしもつかれ愛が爆発する!!
こうして栃木市の魅力を語り合うトークセッションは幕をとじる。
最後に
栃木市観光交流館 蔵なびにて2021年10月10日に開催されたイベント『麦処とちぎ&栃木市の魅力発信ナビ』に行ってみた。
正直なところ前日までもうひとつのイベントにとち介が来るというので迷っていたが、結果的にこちらを選んで正解だった。
普段なかなか会うことのできない方々に会うこともでき、興味深い話をたくさん聞くことができた。
まだまだ知名度の低い「栃木市」、今後どんな進化を遂げていくのだろうか?
いち市民として、これからも影ながら栃木市の魅力を広めるためブログから発信していきたいと思う。