立川マシマシの『すごい冷やし中華』は色んな意味ですごい冷やし中華だ。
立川マシマシにはとにかくすごい冷やし中華がある。
これがもう一般的にいう冷やし中華とは一線を画す、革新的かつ罪悪感と背徳感にまみれた至高の一杯だった。
立川マシマシ古河125号店に通うこと3回、一回目はマシライスの魔力に屈し、2回目は売り切れ、そして三度目の正直というやつ。
ついに念願のすごい冷やし中華を堪能することができた。
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目次(タップできる)
すごい冷やし中華
これが念願のすごい冷やし中華。
器がキンキンに冷えているではないか。
麺量が200gから500gまでチョイス可能なので、今回は控えめに300gをチョイス。
さらに豚マシ、生卵、ニラキムチを追加。
この罪悪感と背徳感あふれるトッピングを見よ。
焼肉のタレががっつり絡んだ豚バラ肉、千切りキュウリ、ガリ、尋常じゃない量のタルタルソースがトッピング。
冷やし中華らしさはきゅうりにしかない、と言っても差し支えないほどの背徳感極まる一杯。
また豚マシが分厚くてデカい(笑)
罪悪感と背徳感あふれる一杯
まずは焼肉から。
甘辛でコク感のある焼肉のタレで味付けされている。
なるほどメニューに焼肉重存在するのも納得の味だ。
さらにタルタルをたっぷり絡めて食べてみる。
酸味と甘味がしっかり、玉ねぎ食感と風味が効いたクリーミーなソース。
一般的な料理ではタルタルソースをガッツリ絡めるなんて行為はとてもじゃないが不可能、この尋常じゃないタルタルソースの量だからこそできる楽しみ方の一つ。
それでは麺をいただこう。
冷水でしめられたコシの強い麺は食べごたえ感抜群。
タレは甘酸っぱい味付けで甘味もしっかりめ。
好みがわかれそうだが、嫌いではない。
ここにさらにタルタルソースを絡めて食べれば、玉ねぎの甘みと辛さとシャキシャキ食感がいいアクセントになっている。
ガリと一緒に食べるとまた、芳醇な香りと甘酸っぱい風味が口いっぱいに広がる。
焼肉の甘味も加わってクドくなりそうだが、そこがそうはならないのがいいところ。
まぁそれでも中盤でちょっと味変が欲しくなる。
そこで生卵の登場だ。
若干重くはなるが、まろやかでコクも増して美味い。
ズルズルといっきに箸がすすむ。
後半はニラキムチを投入。
しっかりした辛味がスッキリさっぱりとして食べやすい。
ニラのシャキシャキ感もいい。
お次は刻みニンニクを入れたのだが、
それぞれのパンチがありすぎて、ニンニクが本来の風味を生かしきれない。
とんでもない一品だな。
ただ、このタレに豚を絡めて食べたら最高じゃね?と思ったのだが、どうやらすごい冷やし中華のタレとは相性が良くなさそうな印象だった。
まぁだからこその焼肉なのだろう。
追加トッピングに焼肉マシとかあったら加えてもいいかもしれないな。
すごい冷やし中華、8月29日の焼肉の日に相応しい一杯だった。
最後に
立川マシマシは冷やし中華という夏の風物詩のジャンルに風穴を開け、さらにグリグリとその穴を大きくするほどのこれまでにない一杯を作り上げてしまった。
さっぱりしたものが食べたいと何も知らずに「すごい冷やし中華」をオーダーしてしまう、なんてことが全国のどこかで起きているかもしれない。
すごい冷やし中華は冷やし中華ではなく、すごい冷やし中華という新ジャンルの食べ物だ。
最初から最後までさっぱりとは正反対を地で行く一杯だけに、300gでも結構な満腹感があった。
くれぐれも無茶だけはしないように。
食べ残しダメゼッタイ。