たくさんのトラックが行き来をし、道路ではターレーが忙しく走り回る築地場内市場。
プロが買い付けを行うエリアで、深夜から早朝にかけて特に忙しい時間帯。
そんな中でも場内魚がし横丁には市場で働く人たちの胃袋を支える飲食店や買い物をする場所がたくさんある。
ここでは観光客も飲食や買い物をすることができる。
それに対して、築地場外市場はもちろんプロが買い付けを行う場所ではあるが、どちらかというと観光客向けを意識したスポットといえるエリアで、食べ歩きなど飲食や買い物が気軽にできる。
昨年からは新たな施設も開設され、新鮮な魚介や青果を扱うお店が集まった「築地魚河岸」や飲食店の集まった「築地食堂」などもあり、より利便性が増したことで観光客にも利用しやすいスポットとなった。
築地移転後も残り続け、今後はさらに観光スポット的な要素が強まると思われる場外市場。
そんな築地場外市場の楽しみの一つが食べ歩き。
今回はその一部を食べ歩きしてみた。
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築地場外市場
築地場内には人気の早朝から行列のできる飲食店やおなじみの吉野家1号店といった、市場ならではのお店からカレーや牛丼など幅広いジャンルが揃っている。
本来なら市場で働く人たちの腹を満たすべき場所でありながも、観光客の行列により本来利用するべき人たちが利用できくなってしまったお店もあるだろう。
特に築地の移転が決まって以来、その行列も増えるばかりだ。
とはいえ、移転せずに残る築地場外市場にも美味しいお店なども沢山ある。
今回はたくさんあるお店の中から食べ歩きにスポットをあててみた。
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築地魚河岸
築地場外に2017年に新設された小売店役60軒がならぶ複合施設的な建物。
新鮮な魚介や青果、乾物なども取り扱われている。
海幸橋棟と小田原橋棟の2つに分かれていて、小田原橋棟の3階(3階連絡通路から各棟行き来可能)では飲食が可能。
比較的落ち着いて買い物ができるので、じっくり吟味したい時には便利そうだ。
場外のお店とかで乾物を買うとまとめ買いが多く、干貝柱とか8,000円~10,000円近くするから1,800円とか言われると安く感じてしまうから不思議。笑
ひとまず1個購入。
もちろん魚介だけでなく青果も扱うので、こんなものが売っているお店もある。
築地定松の有田みかんジュースストレート。
訪れた4月28日も暑い日で、氷でいい感じに冷やされた有田みかんジュースが濃厚で程よい酸味と甘味が喉を癒してくれた。
当然だが購入物は宅急便などで送ってもらうことも可能だし、もし車を築地川第一駐車場に停めているなら目の前なのでいったん車に積んでくるのも可能。
※要冷蔵、冷凍品は送ってもらうか、あらかじめクーラーボックスなどを車に積んでおこう。
また、5時から9時まではプロの仕入れ優先のため、観光客は9時以降に訪問するのがおすすめ。
築地魚河岸 海幸橋棟
住所 東京都中央区築地6-27-1
営業時間 7:00~14:00(開館5:00~15:00)
定休日 日曜祝日、市場が定める休日
松村
さまざまな削節を扱っている松村。
大量に好みの削節をまとめ買いするにはいい。
並削を味見してみた。
普段食べているものとは風味が全然違う。
濃密な魚感がハンパない。
松村
住所 東京都中央区築地6-27-6
営業時間 5:00~12:00
定休日 日曜祝日、休市日
海鮮おにぎり屋丸豊-海鮮おにぎり 186円~-
価格帯別に40種類以上のおにぎりを扱う海鮮おにぎり屋丸豊。
大きなおにぎりがうりだが、プチおにぎりもある。
他にも丼ものや味噌汁などもあり、早朝から観光に来て昼はがっつりいきたいけど小腹が空いたなという時にはおすすめ。
海鮮おにぎり屋丸豊
住所 東京都中央区築地4-9-9
営業時間 5:00~15:00
定休日 日曜祝日、休市日
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海鮮系おにぎりが充実。築地の海鮮おにぎり屋 丸豊に行ってみた
まぐろや黒銀-まぐろ丼 1,000円~-
大間の本マグロなどを使ったミニ丼的なものが食べられるお店。
ミニどんぶりに沢山の具材が贅沢。
値段は1,000円~1,800円となかなかだけど。笑
一日限定30食の大トロ、中トロ、赤身、ネギトロの乗った三色丼(2,500円)がすべてのネタが食べられておすすめ。
まぐろや黒銀
住所 東京都中央区築地4丁目10-12
営業時間 9:00~17:00
築地虎杖 マーケット-ほたて串うにのせ 1,000円-
ほたての焼ける香りが誘惑する築地虎杖(いたどり)マーケット食堂部。
焼きたてのほたて串にたっぷりうにをのせた串(1,000円)がやばい。
ほたてにうにをたっぷりのせてバーナーで炙りたてを食べることができる。
肉厚なほたてはジューシーで、炙ったうにの芳ばしさと醤油タレの風味が口の中に広がる。
ウニは濃厚クリーミーで美味い。
築地虎杖マーケット食堂部
住所 東京都中央区築地4-13-17 秋山ビル1F
築地虎杖 うに虎中通店 -カニ味噌甲羅焼き500円-
築地虎杖のうに虎中通店のカニ味噌甲羅焼き(500円)。
いったい何杯分なんだというほどたっぷりのカニ味噌にカニの身がのせられたもの。
ふっくらした食感のカニ味噌は濃厚でクリーミー。
これは築地場外に来たら必食の旨さ。
築地虎杖 うに虎中通店
住所 東京都中央区築地4-10-5
ハレの日食堂 -イイダコ串500円-
イイダコを串に刺して煮込んだやつ。
焼いたのをタレ塗ったものかと思っていたから予想外だった。
お好みでマスタードや七味をかける。
柔らかくて食べやすいイイダコに醤油ベースのほのかに甘味いタレが染み込んで美味い。
ハレの日食堂
住所 東京都中央区築地4-10-5
カキ小屋 築地食堂 -あわびバター焼1,000円-
カキ小屋で食事ができるが、店舗前では生カキやホタテバター、蒸カキ、あわびバター焼きなどの焼きたてを食べられる。
注文を受けるとその場で焼いてくれる。
テーブルもあるので、ゆっくり味わえるのもいい。
ドリンクや酒やワインなどアルコール類もあるので昼呑みにもいい。
あわびバター焼き(1,000円)を食べてみた。
芳ばしいバターの香りがたまらない。
あわびは肉厚でプリプリした食感。
噛むほどに旨味が口の中に広がる。
激ウマ。
カキ小屋築地食堂
住所 東京都中央区築地4-10-14
営業時間 昼9:00~16:00(LO15:30)
夜17:00~22:00(LO21:00)
定休日 年中無休
※店舗情報
※日曜夜無し、月曜祭日の場合は夜ありの月曜夜無し
築地山長 -玉子焼き100円-
焼きたての玉子焼きが食べられる行列のできる築地山長。
もちろん通常の販売もしている。
食べ歩きの玉子焼きは甘口と甘さ控えめがあるが、甘さ控えめしかなかったのでそちらを購入。
アツアツしっとりホクホク。
甘さ控えめといっていたが全然甘いくて美味い。
次回は甘い方も食べてみたい。
築地山長
住所 東京都中央区築地4-10-10
営業時間 6:00~15:00
定休日 無休
丸武 -玉子焼き100円-
大正末期創業の熟練された職人による伝統の味を継承する玉子焼き専門店。
テリー伊藤の実家でも知られている。
販売店と焼きた玉子焼きの食べられるお店が別になっている。
店舗前は焼きたての玉子焼きを食べるお客でにぎわっていた。
焼きたてアツアツの玉子焼き(100円)。
アツアツホクホクで、口に含むとフワッとしてとろけるよう。
甘味があってダシの旨味がたまらない。
丸武
住所 東京都中央区築地4-10-10
営業時間 平日 4:00~14:30
日曜 8:30~14:00(1、8月休み)
定休日 祝日、休市日
築地幸軒 -しゅうまい150円-
たっぷりとボリューム満点なしゅうまいに、お好みでからしと醤油、ウスターソースをかけて食べる。
しっとりふっくらした身から旨味があふれる。
醤油も美味いが、ウスターソースもなかなか美味い。
満足感ハンパない、必食の一品。
創業60年の中華料理店だけあってその味は間違いない。
次回は奥にある中華料理店の味も味わってみたいところだ。
幸軒
住所 東京都中央区築地4-10-8
営業時間 5:00~13:00
定休日 日曜祝日、休市日
築地そらつき -いちご大福300円-
いちごがはみ出す大福(300円)や-196℃で冷やすいちご串(500円~)がおすすめの築地そらつき。
串はその場で瞬間冷却してくれる。
フルーツ串(800円)はとちおとめと淡雪の赤白2色のイチゴが楽しめる。
想像していたほど冷たくはないが、ひんやりで甘酸っぱくて果汁たっぷりのイチゴは最高。
白いちご大福(500円)はこしあん(ピンク)とつぶあん(白)がチョイス可能。
もっちりした生地にいちごの食感がいい。
あんの甘味にいちごの酸味が絶妙。
間違いない美味さだ。
他にも抹茶やカスタード、いちごあんなどもあり全制覇したい誘惑にかられる。
築地そらつき
住所 東京都中央区築地4-11-10
営業時間 8:00~15:00
定休日 不定休
最後に
結論、何食っても美味い。笑
まだまだ行ってみたいお店は沢山あったが今回はここまで。
いづれ再訪問した時には再攻略したいと思う。
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