焚火というやつはただぼーっと見ているだけでも十分楽しい。
便利なアイテムを使っての火起こしもとても楽だが、やはり焚火の醍醐味は薪と火種だけで火を起こすことだ。
そうやって手間暇かけて火起こしをした焚火はなおのこと楽しい。
今回はブッシュクラフトの基本でもあるフェザースティックの練習がてら薪いじりをしてみた。
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ブッシュクラフトとは
そもそもブッシュクラフトとは何か?
アウトドアといえば、バーベキューコンロやテント、炭や着火剤など文明に頼りがちなところがある。
このブッシュクラフトというやつは、余計な装備を持たずにシンプルな装備だけで自然にあるものを流用するというアウトドアスタイルだ。
たとえば自然の倒木などの枝を利用してイスを作ってみたり、草木を利用して雨風を避けるスペースを作り上げたりといったことを行う。
自然のものを利用し、帰る時には自然に感謝しつつ原状復帰をする。
そうやって自然の中で生きる知恵を磨くことができる素晴らしいものだ。
バトニングをしてみる
ブッシュクラフトにおいてバトニング(薪割り)は必須だ。
ナイフ一本で枝を加工したり、バトニングによって焚火がしやすい状態にするのは基本。
さっそくバトニングをしてみた。
今回は手元にあったナラの薪を使用してやってみた。
硬くてやりづらかったのは言うまでもない。
薪が太いままでは到底ライター1本やファイヤースターターなどでは着火は不可能だ。
これをナイフを木材の上に置き、上から木材で叩き込んで割っていく。
ちなみに丁度よいものがなかったのでコンクリートの地面の上でやっているが、刃こぼれの危険があるので、下に平らな丸太や大きめの木材などを置くとベストだ。
ちなみに縫製のようにこんな風にやってしまうとバトニングがしづらいので注意。
あまりに硬い木材だと苦戦するがまぁそれなりにバトニングできた。
くれぐれも刃こぼれの危険があるから地面の上で直にバトニングはやめよう。笑
バトニング完了だ。
フェザースティックを作ってみる
細い薪もできたけど、さすがにこの状態でも着火は難しい。
そんな時にはフェザースティックをつくってやればいい。
文字通り羽根のように薄く加工をした木のことで、この加工をすることで簡単に着火をすることが可能になる。
自然の中で着火剤や新聞紙があるなんてことはないので、木材を加工するだけで着火が可能になるなんてとても有効な手段だ。
ちなみにフェザースティックを作るには白樺や杉が向いているという。
もうフラグ立ちまくりだがまぁいいだろう。
やってみたが、やはりうまくできなかった。
まさかの調理包丁を取り出して作り始めた縫製がまともにできるというオチ。
なんとか苦戦しながらも焚火の準備は完了した。
うまく羽根同士が絡まるように接地し、その上に細い薪を設置。
あとは着火してみるだけだ。
ひとまず焚火はできた
フェザースティックに着火すると面白いように火種が大きくなっていく。
細い木材から中太の木材、そして最後に太い木材に着火。
ここまでくればもう勝ったも同然だ。
なんとか木材とナイフとライター1本のみで着火することができた。
あとはフェザースティックの精度が上がるまで練習あるのみだ。
便利なアイテムも使うばかりじゃなく、何もなくてもできるというスキルを身に付ければ何かの場面できっと役に立つはずだ。