
おつまみ系駄菓子の『いかフライ』を知っているだろうか?
イカの姿を模した珍味の揚げ物、通称『イカフライ』。
昭和30年代に誕生したこの駄菓子系おつまみは、乾燥イカを小麦粉などを使用してイカの姿に型どりカラッと揚げた、サクサクでイカの風味を感じる香ばしいスナックのこと。
全国に11の企業(2021年時点)が同様の商品を販売、うち9社が広島にあるという。
揚げ物文化の関西だからこそ生まれたといっても過言ではない。
そんな『いかフライ』で最もメジャーなのが、珍味といえばその筆頭に名を連ねる『なとり』。
なとりって東京やん、って思ったかもしれないが製造を行っているのは、広島市呉市にあるグループ企業の「全珍」。
今回はなとりのいかフライを使用して『いかフライ丼』にアレンジしてみた。
いかフライ丼
今回用意したのは、珍味といえば「なとり」、そんななとりから発売されている駄菓子系おつまみの帝王『いかフライ』。

データ
いかフライ
販売 全国スーパー・コンビニなど
価格 127円※参考
内容量 5枚入
熱量 257kcal
タンパク質 6.2g
脂質 13.5g
炭水化物 27.7g
食塩相当量 1.2g
※1袋あたり
子供向けな駄菓子しても美味しいが、酒飲みならば絶対に知らない人はいないはず。
カラッと揚げられたサクサクと香ばしい食感、噛むほどに広がるイカの風味がクセになる一品だ。

ちなみになとりの代名詞『チーズ鱈』がおつまみ系第一号として発売開始されたのは1982年のこと。
いかフライ発祥の地、広島県呉市で『いかフライ』誕生したのが1960年代と歴史は古く、ソウルフードとして長く愛されている。
今回はこれをイカフライ丼にアレンジしてみようと思う。
用意した材料はこんな感じ。
レシピ
- イカフライ 2枚
- 卵 2個
- ミツバ 適量
- ご飯 お好み
タレ用
- 富士そばのカツ丼タレ 1食分
タレはもちろん今回も富士そばのカツ丼タレ。
作り方の詳細は以下の記事にまとめているので参照してほしい。
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【公式レシピ】富士そばのカツ丼タレ。カツ丼特化の簡単旨いタレがあればカツ丼が捗る
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作り方
手順
- フライパンに富士そばのカツ丼タレを作る
- イカフライを加え、軽く溶いた卵を回し入れる
- 蓋をして強火で1分
- 器に盛り付けてミツバを添えたら完成
フライパンなどに富士そばカツ丼タレの材料を加えて一煮立ちさせ、よく混ぜ合わせる。

イカフライを並べたら、軽く溶いた卵をまわしかける。

蓋をして強火で1分ほど煮込む。

丼に盛ったご飯の上に盛り付けたら、仕上げにミツバを乗せれば完成。

卵丼になってしまった
完成したのがこれ。

見た目は旨そうだが、イカフライ感は微塵もない。

さっそく食べてみよう。

タレを吸ってトロトロになったイカフライ。
イカの味はほとんどなく、タレの出汁の一部と化している。
これはもう美味しい卵丼。
それ以上でもそれ以下でもない。
イカだけに?
最後に
駄菓子おつまみのイカフライをアレンジしてイカフライ丼を作ってみた。
完全にタレと一体化し、卵を引き立てるだけの存在になってしまった。
これはもう美味しい卵丼以外の何物でもない。
これは再考の余地ありだな。


