群馬県高崎市にある中華蕎麦 鳴神食堂。
1日100食ほどしか味わえない行列必至の人気店。
和食の技法を取り入れたスープは淡麗至極の味わいで、国産小麦を使用した自家製麺もこだわりの品。
化学調味料不使にもこだわり、老若男女問わず愛される一杯を味わうことかできる。
今回はそんな中華蕎麦 鳴神食堂に行ってみた。
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中華蕎麦 鳴神食堂
今回訪問したのは群馬県高崎市中泉町、高崎駅から車で20分、三国街道沿いにある中華蕎麦 鳴神食堂。
高崎市では不動の人気を誇るお店で、TBS系「マツコの知らない世界」の2022年2月15日放送「群馬ラーメンの世界」で取り上げられ、2023年8月29日放送では「つけ麺の世界」※つけ麺は限定メニュー でも取り上げられたこともあり人気は高まる一方だ。
麺が1日100食分ほどしか用意できないため行列必至だ。
国産小麦にこだわった自家製麺は毎日100食前後用意される。
和食の技法を取り入れたスープは淡麗至極の味わいで、化学調味料不使用なので老若男女問わず愛される一杯が味わえる。
2020年11月16日創業のこのお店、店主は東京調布市の名店「柴崎亭」の石郷岡師匠のもとで修行した経歴をもつ。
かつては和菓子屋さんだった場所で、和な外観が店名から感じるイメージと実によくマッチしている。
自家製麺 鳴神食堂へのアクセス
アクセス詳細
住所 群馬県高崎市中泉町142-1
車 関越道「前橋インター」より4.6km(11分)
電車 井野駅「西口」より3.4km
高崎駅「西口」より6.4km
駐車場 正面6台、横2台
店舗正面に斜め停めの駐車スペースが6台、右手側に2台。
出る時に苦労することになるので、正面に駐車する時にはバック駐車がおすすめだ。
鳴神食堂の店内
入り口左手に受付名簿と待ち時間等の解説が掲示されている。
入り口右手から右側側面(屋根はない) にかけて待ち席が用意されているので長時間待機も楽。
店内は木のぬくもりを感じる和テイストな雰囲気で、前面がガラス張りなので明るくて開放感がある。
正面に横長な厨房があり、カウンター席からは店主の所作を眺めながら過ごせる。
レジカウンターは厨房右側。
左手奥の窓際にも店内待ち席が4席。
全席カウンター席で、厨房前に8席、右奥窓際角に5席の計13席用意されている。
卓上調味料はスパイスミルに入れられた黒胡椒。
鳴神食堂のメニュー
鳴神食堂のメニューはこんな感じ。
※2023年12月20日時点
元々が家族で食べていければいいという価格設定だったそうで、値上げ後でもこの値段設定である。
利用方法
- 来店時オープン前や行列発生時は入り口左手のウェイティングボードに「名前」「人数」を記入。
・記帳受付は8時より
・20名~25名待ちでおよそ1時間
・名前を呼ばれるので聞こえる範囲で待機
・名前を呼ばれた時点で不在の場合は後の人優先 - 車内か待ち席などで待機
- 店内待ち席が空くと名前を呼ばれ、店内待ち席で待機後に席に案内される
- 注文は席にて口頭注文
- 和え玉を注文している場合は、自分のタイミングでコール
- 食後は食器を上部カウンターなどに上げたりせずそのままにしておく
- 右奥のレジで精算し撤収
鳴神商店行ってみた
訪問したのは2023年12月20日の昼時。
ちょうど近くに仕事で来ていたので、平日は空いているかと訪問したが甘かった。
43組目で待ちが14組24名+店内4名、後客は5組ほどでトータル80杯ほどの提供。
さすが高崎の人気ラーメン店TOP3※某ラーメンレビューサイト調べ に君臨するお店だけはある。
残念ながらご飯物は完売。
1時間ほどで店内待ち席に案内され、10分ほどでカウンター席に。
口頭にて注文を済ませると待つこと5分ほどでお待ちかねの至高の一杯の登場だ。
中華蕎麦+特製トッピング
今回チョイスしたのは中華蕎麦+特製トッピング。
古染細十草の模様の丼が和を感じさせる。
深めな丼に高さを意識して盛られた一杯は、深みのある色合いのスープに麺線美しく盛られた中細麺。
鴨ロース3枚に鶏チャーシュー2枚、白髪ねぎ、小松菜、レンコン、海苔、三つ葉が添えられている。
さらに追加の特製トッピングで、地鶏の味玉とワンタン2個。
まずはスープからひとくち。
和出汁をベースに牡蠣の旨味をあわせた醤油味のスープ。
牡蠣の香りは強すぎず絶妙な風味。
和出汁の上品な旨味に牡蠣の旨味が合わさることで魚介の旨味が溢れ出し、醤油のコクと芳ばしさ相まって非常に奥深い味わい。
キレのある醤油がさっぱりまろやか、なめらかでクセのない鶏の旨味感じる香味油、丁寧にとられた雑味のない和出汁の旨味の後にくる甘い余韻が完飲を誘う。
ひとくちどころから何度も味わってしまった。
お次は麺をいただこう。
中細ストレート麺で、なめらかな口当たりが啜り心地に喉越しともにとても良い。
スープの絡みも絶妙で、啜るたびにスープの旨味広がり、芳醇な香りが鼻腔を抜ける。
プリモチとした食感で、全粒粉を合わせてあるので噛むほどに小麦の風味が溢れ出す。
牡蠣の風味が強すぎないのでスープが主張しずきることなく、麺との絶妙な一体感を醸し出す。
鶏チャーシューはしっとり柔らかで、程よい弾力があり噛むほどに旨味広がり甘みを感じる。
鴨ロースは柔らかもっちりとした噛みごたえで、炙り芳ばしく濃厚な鴨の旨味を感じる。
濃厚だけどクセもなく、上質な鴨の旨味・香りを感じる。
時間が経つと鴨の旨みと炙りの芳ばしさ溶け出し、スープの風味が一段と深みを増す。
シャキシャキとして瑞々しい小松菜の風味、三つ葉の風味のアクセントが上品な鴨汁感を演出。
ワンタンは衣もちチュルと心地よく、濃密な旨味蓄えた餡から噛むほどに旨みがあふれだす。
地鶏の味玉も味わってみよう。
プルンとした白身を割れば、黄身はとろりとしてコク深く甘い余韻感じる。
レンコンはサクサクとして風味も良く、ちょっとした箸休めにちょうどいい。
あえ玉黒「あんきも」
あえ玉は黒の「あんきも」をチョイス。
あん肝のペーストが贅沢にトッピング、刻み玉ねぎ、青ネギ、刻みタケノコが添えられている。
麺はあえ玉専用の細麺(麺量100g)が使用されている。
まずは全体をよく混ぜて食べてみる。
プリパツと歯切れのよい食感で、濃厚なあん肝の旨味が広がる。
タケノコのザクザクとしたアクセントもいい。
ぽん酢を掛けて味わってみると、あん肝の旨味が引き立つ。
追いスープをしてみると、今度は全体的な旨味のポテンシャルが数倍跳ね上がる。
和出汁に牡蠣、あんきもとか贅沢すぎる。
当然ながら完飲ごちそうさま。
最後に
群馬県高崎市にある中華蕎麦 鳴神食堂に行ってみた。
高崎市トップランクの人気店は、平日でも変わらぬ人気だ。
お店雰囲気もそうだが、提供される一杯も和を感じさせるもの。
和出汁に牡蠣を合わせた中華蕎麦など、牡蠣を使うラーメンは北関東ではなかなか味わえないので新しい。
そしてトッピングがいちいち旨い。
追加トッピング不可避。
とにかく行列不可避、休日ともなれば早めの訪問は必須だろう。
高崎に来た際には是非とも味わってほしい。
お店詳細
中華蕎麦 鳴神食堂
住所 群馬県高崎市中泉町142-1
TEL 非公開
営業時間 11:00~15:00(LO14:45※なくなり次第終了)
定休日 月曜+不定休
支払い 現金のみ
駐車場 8台