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ボージョレ・ヌーヴォ解禁。この時期ならではのフレッシュな新酒が楽しめる!!『ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2023』を味わう

2023年11月16日(木)、今年もボージョレ・ヌーヴォの解禁日がやってきた。
この時期しか味わえない、新酒ワインのフレッシュな味わいを楽しめる日。

毎年この日を待ち望むワイン好きも多い。
今年は雨が少なく、昼夜の寒暖差も大きかったのもあり、フルーティーさが引き立ちコクと香りのバランスが良い仕上がりのワインが完成したそう。

今年は当たり年なうえに去年よりも2割ほど安いというから嬉しい限りだ。
今回はそんなボージョレ・ヌーヴォ2023味わってみた。



ボージョレ・ヌーヴォの解禁日

ボージョレ・ヌーヴォとは、フランス南部に位置するブルゴーニュー地方のワイン産地ボージョレ地区でその年に収穫されたぶどう「ガメイ種」から作られた新酒のこと。

ボージョレ・ヌーヴォの解禁日は、毎年11月の第3木曜日午前0時と定められている(1951年制定)。
しかも日付変更線の関係で、日本では本場よりもおよそ8時間早く解禁されるので、いち早く新酒の味を楽しむことができる。

日本でもバブル景気に盛り上がる頃、1997年頃から2000年代半ばのワインブームをきっかけに人気となった。
当時の過熱ぶりに比べれば下火にはなっているが、裏を返せば完全に日本に定着したといえる。

ワインといえば熟成されたものが定番だが、フランス語で「新しい」を意味する「ヌーヴォ」の名の通り、収穫から2ヶ月あまりという出来立てのフレッシュな果実感を味わうワインこそがボージョレ・ヌーヴォ。
一般的な熟成香を楽しむことを目的としたものではないので、ブーム当時の間違った認識により生まれた物足りない・美味しくないという誤解も未だ拭えていない。

世間一般的には収穫を祝い美味しいワインを味わう祭りというイメージだ。
だが本来は、新たに誕生したワインを試飲し、10年後、20年後にどんな熟成ワインが誕生するかその指標とするためのものであり、そこに熟成ワインの味を基準に美味しい美味しくないと言うのは本来の主旨とは別の話。
そもそも製法が通常のぶどうを潰して絞るやり方ではなく、ぶどうをそのまま使って短期発酵を目的とする「マセラシオン・カルボニック」という手法で行われるので味が違うのも当然だ。

たいちょー
たいちょー
知らんけど

確かに造り手によっては今の段階が美味いものはあるかもしれないが、それが一般的にはワインのお祭りイベント程度の認識しかない日本で一般人が気軽に手を出せるようなものではないことは想像に難くない。

ここで高評価に判定されれば、将来美味しい熟成ワインの誕生が確約されたようなもの。

ボージョレ・ヌーヴォ2023味わってみた

2023年11月16日、ついにボージョレ・ヌーヴォ2023の解禁日が到来。
すっかり忘れていたが、SNSでの発信を見て解禁日の到来を気付かされる。

そんなわけで解禁日の翌日17日、さっそくセブンイレブンでゲットしてきたのはサントリーから発売の『ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2023』。

詳細

ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2023
価格 2,680円(税込2,948円)
産地 フランス・ボジョレー地区
格付け ボジョレーAOP
ぶどう品種 ガメイ種
容量 750ml

感謝の花言葉を意味する「ひなげし」「バラ」「ダリア」をメインにした、ブーケを彷彿させるデザインが施されたラベルがとても華やかな印象。

さらにボジョレーの帝王と呼ばれた故ジョルジュ・デュブッフ氏(1933-2020)のサインも入れられている。

ボジョレーの北部マコン地区で生まれジョルジュ・デュブッフは、18歳からワインの世界に入り、卓越したセンスと能力により醸造家として活躍。
1964年にジョルジュ デュブッフ社を設立すると、自ら作ったワインを瓶詰めし、自転車で近隣のレストランに売り込んでいたという。
地元のワインをもっと広く世界に知ってもらおうと積極的に活動し、ボージョレ・ヌーヴォの解禁日をイベントとして広めるなどその功績は大きい。

その功績と醸造家としてのセンスが認められ「ボジョレーの帝王」と呼ばれるに至る。

その威光は今も引き継がれ、今回味わう『ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2023』においても、選び抜かれた良質なぶどうのみを使用するというこだわりが生かされている。

フレッシュなワインならではの、鮮烈なルビーのような色味。

口に含むと果実のような優しい香りが広がる。
果汁が凝縮されたようなフルーティーな味わいで、渋みが少ないので飲みやすく軽やかで口当たりも良い。

ほんのり苦味の余韻にコクがあり全体的にバランスの良い味わいだ。

濃厚なスモークチーズや濃いめに味つけて炒め揚げたレンコンのつまみがよく合う。

のり塩バターれんこん。料理本「cotoの家族が喜ぶおうちごはん」のヤミツキになるおつまみ

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最後に

2023年11月16日(木)、今年もボージョレ・ヌーヴォ解禁日がやってきた。
フレッシュなワインの味わいを楽しめるのは、この時期ならでは。

今年は例年より求めやすい価格になっているので、是非いまだけの味わいを楽しんでほしい。

たいちょー

栃木で活動する雑記ブロガー。 栃木県の観光に役立つグルメやスポット情報を中心に紹介 | 栃木のグルメ・観光情報の発信(たまに他県も)/気になったことを自由にダラダラ綴ります | 社畜ゆえ多忙になるとメシネタ過多になります。




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