栃木県栃木市にある「めんや天夢」が2023年10月6日で9周年を迎える。
栃木県内で二ボラーの聖地として名高いお店。
完全マニア仕様な一杯は、ニボラーを魅了してやまない。
限定をやるといえば長蛇の列ができ、週末となれば行列ができるのは当たり前。
その突き抜けた味わいもさることながら、名物店主の存在も、その人気の一翼を担っているといっても過言ではない。
今回はそんな「めんや天夢」に行ってみた。
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めんや天夢
今回訪問したのは栃木県栃木市沼和田町、栃木駅南口より徒歩5分にある「めんや天夢」。
2014年10月6日、てんむの日にオープンした煮干し特化のラーメン店。
これまで県内にはなかった極限まで煮干しに特化したお店はオープン当初より異彩を放ち、平日昼間しか営業していないこともあってすでに注目を集めるお店となっていた。
そんな人気店も順風満帆とはいかず、追い打ちをかけるように栃木市の洪水により甚大な被害に合うも無事復活を遂げ今に至る。
そして2023年10月6日に9周年を迎える。
オープン当初とメニュー構成なども変わり、現在はさらに洗練された印象。
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【栃木県栃木市】めんや天夢の並び方やメニューお店情報まとめ
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めんや天夢9周年に行ってみた
訪問したのは2023年10月1日。
9周年記念でステッカー配布をしているというのでゲットすべく訪問。
オープン1時間前にも関わらず、すでに先客1名。
オープン間際にはおよそ20名ほどの行列に。
ヤバニボしょうゆ+煮干し愛ダブル
奇しくも10月1日は「醤油の日」、ということで今回チョイスしたのは、『ヤバニボしょうゆ』煮干し愛ダブル+味玉+ちゃーしゆー。
器を覆い尽くしてなお余りある巨大なレアチャーシューが3枚、スプラウト、味玉、そして煮干し愛ダブルがトッピング。
まずはスープからひとくち。
濃厚な煮干しの旨みと芳醇な香りが口腔内に広がる。
いわゆるセメント系で完全マニア仕様。
程よいトロミがあり、このビジュアルながらクドさもなく、醤油の風味が絶妙な親和性でかつ塩味もしつこくない。
エグみは一切気にならず、ほんのりビターな風味がコクに深みをもたらし甘い余韻にもうひとくち、もうひとくちとスープを何度も口に運んでしまう。
今度はチャーシューを食べてみよう。
しっとり柔らかでかつ、程よい嚙み応えで噛むほどに肉の旨みが溢れ出す。
クセがないので、そのままでも全然いける。
スープを絡めればより一層その旨みが引き立つ。
それでは本番の麺をいただこう。
麺は低加水の細麺ストレート。
プリパツとした心地よい噛み応えで、喉越しもとても気持ち良い。
噛むほどに小麦の風味が広がる。
スープの絡みも抜群で、ひとたび啜れば煮干しの濃厚な旨みがガツンと襲いくる。
この瞬間を無限ループしたい衝動に駆られる。
さて、ノーマルを味わったらスープに煮干し愛を溶かし込む。
極濃ドロリとした煮干し愛爆マシなスープへと変貌する。
麺への絡みも3倍マシ。
ズルリと重低音響かせ啜れば、濃縮された煮干しの旨みがあふれる。
煮干しのすべてがそこにある。
煮干しの風味も極限まで高まり、ビター感も増してクセが非常に強くなっている。
重度ニボラーしか味わうことを許さない、その異常なまでの煮干し愛の存在感。
これはもう『最高』の一言に尽きる。
海苔を巻いて食べれば、海苔の磯感が煮干しの旨みを引き立てる。
箸休めに味玉を食べてみよう。
プルンとした白身は箸で持てるギリギリのところを攻めた茹で加減。
中からトロリと黄身が流れ出す。
コクと旨みを最大限に引き出されたその味がやばすぎる。
この味玉、至高。
休むことを忘れ一心不乱に食べ進め、気づけば完飲ごちそうさま。
最後に
栃木県栃木市にあるニボラーの聖地、めんや天夢の9周年記念に訪問してみた。
何度食べても飽きさせないその味は、さすがは聖地といったところか。
くれぐれも言っておくが、ヤバニボや煮干し愛カスタマイズは完全マニア仕様なので安易に手を出さないことをお勧めする。
兎にも角にも2023年10月6日で9周年を迎えるめんや天夢さん。
おめでとうございます!
お店詳細