【栃木佐野】佐野ラーメン和貴。ピリ辛ごぼうラーメンは唯一無二のザクザクヒリヒリな一杯

栃木県佐野市にある「佐野ラーメン和貴」。
ピリ辛ごぼうラーメンの元祖として、佐野ラーメン界に新たなジャンルをもたらす佐野ラーメン店。

ヒリヒリと辛いごぼうをトッピングした佐野ラーメンは、すっきりとしたスープにヒリヒリとした辛味のエッセンスを加え、ゴボウのザクザクとした食感が心地よい。

そんな尖がった一杯の味わえる「佐野ラーメン和貴」に行ってみた。

佐野ラーメン和貴

今回訪問したのは栃木県佐野市浅沼町、佐野ラーメン激戦区にある佐野ラーメン和貴(かずき)。

2023年2月にオープンした佐野ラーメン店。
かつて「くるまやラーメン」のあった場所を改装オープンさせた。

看板メニューに『ピリ辛ごぼうラーメン』があり、ピリッと辛いごぼうが別添えでついてくる一風変わった唯一無二の一杯。
まさに元祖といって間違いないだろう。
ピリ辛ごぼうは、たっぷりの一味唐辛子とともに炒めたきんぴらのようなもので、ガチで辛い本格仕様だ。

いわゆるラーメン店おなじみの暖簾はなく、敷地内に立てられたのぼりと入口に掲示された「OPEN」が目印だ。

アクセス

駐車場は店舗前と道を挟んだ東側も駐車可能。

店内

黒を基調ととしたシックな店内、ダークなカウンターがまたいい。
レジカウンターはなく、席での精算となる。

店内入ると正面に厨房があり、その手前にカウンター席が5席。

窓際に4人掛けのテーブル席が2卓、左手は小上がりになっていて4人掛けの座卓が3卓。

厨房2名、ホール1名体制で提供スピードも速めだ。

卓上調味料は酢・醤油・胡椒・ラー油。

佐野ラーメン和貴のメニュー

佐野ラーメン和貴のメニューはこんな感じ。

利用方法

注文はオーダー制

1. 席に座り口頭でオーダー
2. 食後は席にて会計

佐野ラーメン和貴行ってみた

訪問したのは2023年3月17日14時頃。
タイミングをずらしたので先客ナシ、後客ナシ。

カウンター席に陣取るとさっそく注文を済ませる。
待つこと3分弱ほどで提供。

ピリカラごぼうラーメン

今回チョイスしたのは、看板メニューの『ピリカラごぼうラーメン』。

透明度のあるスープにバラチャーシュー2枚、メンマ、刻みネギと定番にして王道の佐野ラーメンスタイル。

王道にはない、この別皿で提供される異質な存在『ピリカラごぼう』。
これこそが佐野ラーメン和貴が誇る唯一無二の一品。

女子店員さん曰く、とても辛いので調整しながら加えるのがおすすめとのことだ。

まずはノーマルの佐野ラーメンのスープからひとくち。

鶏ガラなどの旨味に野菜の甘味溶け出すクリアな味わいで、醤油のコクと塩味がまとめあげている。
あっさりとして完飲しても罪悪感を感じないほどの仕上がり。

麺は青竹打ち手もみちぢれの定番ピロピロ系で、もっちりとした食感とのど越し感がいい。

スープが良く絡む。
あっさりスープゆえに麺の存在感をしっかり感じる。

柔らかメンマにネギの香ばしい風味のアクセントがきいている。

チャーシューはホロっとほぐれる柔らかさで、口に含むと溶けるよう。

今度はビリカラごぼうをそのまま食べてみる。

ザクザクとした食感が心地よい。
噛むほどに広がるゴボウの香ばしい香りと、ピリッとした唐辛子の辛味が刺激する。
油断していたがガチで辛い本格的なやつだ。

いきなりラーメンに全投入せずに、加減しながら加えるのがベストだ。
ということで全投入。

これはなかなかの存在感。

さっそくピリカラごぼうと一緒に啜ってみよう。

ピリカラなエッセンスがスープに溶け出し、あっさりから徐々にパンチのきいた味わいに。
ザクザク食感のアクセントがなかなかいい。

ネギの風味が辛さを引き立てる。

後半になるとスープは赤みを帯びてきて、溶け出すカプサイシンとスープの熱も相まってじんわりと汗をかいてくる。

こんなのもアリなんじゃないだろうか。
セルフピリカラ肉巻きごぼう。

シンプルに佐野ラーメンの味を感じるのもいいけど、いきなりピリカラごぼうを加えてしまってもよいかもしれない。
最後に残ったスープは辛さが濃密になっていて、完飲せずにごちそうさま。

最後に

栃木県佐野市にある佐野ラーメン和貴に行ってみた。

名物のピリカラごぼうラーメンは、定番の佐野ラーメンに新風を巻き起こす。
ガチで辛ゴボウは、ザクザクとした食感が斬新で、スープに溶け出す辛さによりあっさりスープがパンチのある味わいに変化。
果たしてピリカラごぼうが今後どんな進化を遂げてていくのか、今後が気になるところ。