ふんわり食感の玉子に柔らか芳ばしい鶏肉が至高に旨い『半熟焼き親子丼』作ってみた。
料理研究家リュウジ氏のバズレシピで紹介されていた『至高の半熟焼き親子丼』があまりに旨そうだったので、無性に食べたくなりカッとなって食材を調達。
これが一般的な親子丼にひと手間を加えるだけで圧倒的に旨い一品に。
もう親子丼作る時にはこれでいいと思わせるほど(個人的な見解)。
さっそくその全貌を備忘録もかねて紹介しよう。
料理研究家リュウジ氏考案の半熟焼き親子丼
さっそく用意した材料はこんな感じ。
レシピ
・鶏モモ肉 200g
・タマネギ中 1/4個
・卵 2個
・ミツバ 適量
・ご飯 お好み
・水 大さじ2.5
・みりん 大さじ2
・白ダシ 大さじ1
・醤油 大さじ1
・サラダ油 小さじ1
この親子丼をつくるにあたって鶏肉選びは重要だ。
手間暇の度合いも仕上がり具合も変わってくる。
必ず1枚ものの鶏肉をゲットしたい。
今回使用した卵は栃木県小山市の思季彩館でおなじみの「美栄卵」。
作り方
手順
- ミツバを適当にカット、玉ネギを薄切りしておく
- サラダ油をひいたフライパンで鶏肉の皮目を香ばしくなるまで焼き、一口大にカット
- 水、みりん、白ダシ、醤油、玉ネギを鍋に入れ強火で沸かす
- 玉ネギが若干柔らかくなったら鶏肉を加えて中火で火を通す
- 軽く混ぜた卵1個を投入しフタをして40秒
- 同じく卵を投入、ミツバ半分を加えてフタをして40秒
- 丼に盛り付け、残りのミツバを乗せたら完成
まずはミツバを適当なサイズにカット、玉ネギは薄切りにしておく。
フライパンにサラダ油(小さじ1)を投入、鶏肉を皮目を下にして芳ばしく焼き目がつくまで焼く。
一度取り出して一口大にカットしておく。
フライパンに水(大さじ2.5)、みりん(大さじ2)、白ダシ(大さじ1)醤油(大さじ1)を加え、玉ねぎも投入し強火で沸かしていく。
玉ネギが若干しんなりしてきたところで鶏肉を投入し、弱中火ほどで鶏肉に火が通るまで煮込む。
火が通ったら白身と黄身がしっかり混ざらない程度に軽めに溶いた卵(1個)をまわしかけ、フタをして40秒ほど。
さらに残りのも同様に軽めに溶いた卵(1個)を加え、ミツバ(半分)を加えたらフタをして再び40秒。
これで玉子の表面は火が通り、中は半熟状態に仕上がる。
後はどんぶりに盛り付け、残りのミツバを添えたら完成。
芳ばしい鶏の旨味にふんとろ玉子がたまらない
さっそく食べてみよう。
先に入れたことでミツバの香りが引き立つ。
タレの芳ばしい香りに食欲が刺激される。
お好みで七味をかけていただこう。
さっそくひとくち。
ミツバの爽やかな香りが広がる。
玉子はふんわりトロトロ濃厚で甘みがあり、肉は柔らかジューシーでふっくら芳ばしい。
焦げ目を入れたので皮の独特のクセも気にならず、芳ばしさが肉の旨味を引き立てる。
ほどよい汁ダク加減と玉ネギも柔らかトロトロになり、コクのある甘みが絶妙なアクセント。
七味の風味もいい仕事している。
栃木県小山市の808ブルワリーのクラフトビールを飲みながらというのも一興。
鶏肉たっぷりの具材を味わうボリューム満点な一品だった。
最後に
料理研究家リュウジ氏考案の半熟焼き親子丼作ってみた。
ふわとろな玉子に芳ばし鶏肉の旨味、しっかりきいたミツバの香りが贅沢感のある一品。
トロッとなった玉ねぎがコクを増し旨さが引き立つ。
よく親子丼に砂糖を使って甘みを出したりするが、砂糖などは使用せず玉ねぎで調整するといいだろう。
親子丼とか子供の頃は小学校から帰るとよく作っていたものだけど、大人になって作る機会があまりなかった。
これなら定期的に作ってもいいと思われる絶品な一品だった。
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