【栃木佐野】田村屋。外待ち必至の人気青竹手打ち佐野ラーメン店

栃木県佐野市といえば言わずも知れた佐野ラーメン激戦区。
佐野市のもっとも熱い飲食系過密エリアで平日毎日のように外待ちのできる人気店「田村屋」。

現在の人気佐野ラーメン店の源流たるお店で、現在主流のお店の店主を数多く輩出している。
まさに田村屋系の総本山。

今回はそんな田村屋に行ってみた。

佐野青竹手打ちラーメン田村屋

ここが今回訪問した栃木県佐野市浅沼町にある田村屋。

現在主流の人気佐野ラーメン店の源流となるお店のひとつ。

佐野伝統の青竹手打ちラーメンのお店として2005年に佐野市内にてオープン。
2019年6月27日に現在の浅沼町へ移転、店舗規模を拡大して再オープンを果たす。

平日の昼過ぎでも外待ちができるほどで、バイパス沿いに近いという立地もあり県外ナンバーも多い。

アクセス

駐車場は店舗正面と奥にある。
かなりスペース的にも余裕があるので駐車しやすい。

店内

入り口横には外待ち用のベンチが4脚。
雨を避けることはできないので、天気が悪い日は傘などを用意しておくと間違いないだろう。

列は代表待ちも可。
喫煙所が別の場所に設置されているので、列付近でたばこを吸われて不快な気分になることもなさそうだ。

風防室横の入り口が店内に。
正面に製麺室があり、その前ではさのまるがお出迎えしてくれる。

右手すぐのところにレジカウンター、その正面に4名ほど座れる待ち用の椅子が設置、仕切りがあるので客席から見えないようになっている。

白を基調に明るい木目調なキレイで明るい店内。
厨房は店主と2名のホールが2名体制だっただろうか。

おしぼりと水はセルフで、待ち席近くに設置されていた。

広い厨房との間にはさらにスペースが空けられ、その正面にはカウンター席が8席。
窓際に4人掛けのテーブル席が5卓、奥は小上がりになっていて6人掛けの座卓が3卓とキャパも多い。

備え付けはこんな感じ。

奥には前の店舗にもあった田村屋修行店でもおなじみの「一麺一心」の文字が鎮座する。

田村屋のメニュー

田村屋のメニューはこんな感じ。

メニューはこれまでと変わらずの品揃えだ。
※値段は税別

お持ち帰りの餃子も販売しているので、せっかくお店に来たのに仕事の都合で餃子を我慢している人にも朗報。

チャーシューメン食べてみた

訪問したのは平日13時半頃、外待ち3組6名の後客6名ほど。
県外ナンバーが多めだ。

20分ほどでカウンター席に案内され、注文を済ませると5分ほどで提供と回転はよさそうだ。

今回チョイスしたのはチャーシューメン。

透明度の高いスープは、まさに佐野ラーメンのそれ。
トッピングはチャーシュー6枚、メンマ、刻みネギ。

まずはスープから。

これぞ佐野ラーメンといった透明度のあるスープ。
表面にはきめ細やかな脂が浮かぶ。

鶏・豚ガラや牛肉などの動物系の旨味に香味野菜の風味がしみわたる、コクと旨味あふれるスープ。
それでいてキレがあり脂もサラリとして後味はすっきり。

一口目は若干チャーシュー由来と思われる野性味を感じる。
ネギの風味を合わせると野性味を程よく打ち消してくれるのであまり気にならない。

続いて麺。

王道の太さにばらつきのある青竹手打ち麺。
もっちりコシがあって喉越しが良く、ほどよく揉み込まれスープの絡みも良い。
噛むほどに小麦の風味が広がる。

チャーシューは野性味が残る味わいで、肉厚で食べ応えも十分。
脂にクセが無くあっさりとして食べやすい。

チャーシュー丼

チャーシュー丼も食べてみた。

ほぐしと粗めが混在する。
ホロホロとした食感に、肉の噛みごたえある食感を同時に感じられる。

生姜のきいた醤油ダレがしっかり味付けされていて、ご飯はしっとり柔らかめ、タレが染みた酸味とほんのり甘味を感じる味わい。
紅生姜の風味が際立つ。

ボリュームあって食べ応えある一品。

最後に

佐野ラーメン激戦区に移転し人気を博している田村屋。

鶏ガラに豚ガラ、牛肉や牛筋を使用した動物系の旨味がきいたスープはコク旨で、香味野菜がきいていてクセになる。
すっきりした味わいが完飲を誘う。
王道の不均一のもっちりコシある麺がスープとよく合っている。

ただチャーシューがほんのり野性味を感じるので、チャーシューメンにすると6枚にもなるのでさすがにスープに雑味を感じてしまう。
そういうのが苦手な人はそれ以外を注文するといいだろう。

佐野の人気ラーメン店を数多く輩出する、田村屋系の総本山の味をあじわえるお店だ。