山田うどんのパンチ定食が安くて美味くてヤミツキになる美味さだ。
2019年に上映された翔んで埼玉の効果で、認知度が急上昇した埼玉に本社をおく山田うどん食堂。
かつてはかかしがトレードマークの山田うどんの名で営業していた、働く人にやさしい安く美味しいコスパのよいお店というイメージのお店だった。
現在はその名を山田うどん食堂に刷新、メニューもリニューアルしファミリー層の開拓にも力を入れている。
そんな山田うどんに来たら是非とも食べてほしい一品といったら何?と問われたら迷わず『パンチ定食(旧パンチセット)』と答えるだろう。
いわゆるもつ煮定食だが、これがとにかくヤミツキになる味でやばい。
今回はそんなパンチ定食のカスタマイズに挑戦してみた。
山田うどん食堂
そんなわけで今回訪問したのは、山田うどん食堂の佐野50号バイパス店。
埼玉県所沢市に本社を置く山田うどん食堂。
1935年に手打ちうどん専門店として創業し、1965年1月には所沢に山田うどんの一号店のオープンを果たす。
その翌年にはドライブイン型のうどん店をオープンさせ、のちに現在の山田うどんのスタイルが誕生するキッカケとなる。
さらに1年後の1966年7月には埼玉県を中心に店舗展開を開始、1969年1月にはフランチャイズ展開を開始するとともに、翔んで埼玉のエンディングにも登場するあの回転するかかしの看板が導入される。
なんとこの回転看板、日本初となるらしい。
それから21年後の1990年7月にはついに直営店100店舗を達成し、現在では関東全域に店舗を構えるほどになった。
ももクロなど芸能人にもファンが多い。
これまでの働く人のオアシス的なイメージ色が強い印象だったが、新たな顧客層を求めてついに2018年7月よりファミリー層向けデザインの「ファミリー食堂 山田うどん食堂」が誕生し、昭和から平成風なお店へと進化を果たす。
さらに既存店も新デザイン店舗へとリニューアルが現在進行形で行われている。
色褪せた看板と薄黄色な外観に昭和を感じさせる年季の入ったお店は徐々にその姿を消し、地元栃木でもかつての店舗を見ることはほとんどなくなった。
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山田うどんのパンチセットが意外と旨い!もつ煮は濃いめに限る!
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今回は5年ぶりとなる山田うどん訪問だ。
今回のお店へのアクセス
アクセス詳細
住所 栃木県佐野市植下町3463
電車 東武佐野線田島駅より2.2km
車 東北道佐野藤岡インターより3.4km(およそ4分)
駐車場 31台(大型6台)
店内
さすがは平日の昼どき、店内入ってすぐの待ち席には先客5名ほど。
店内はテーブル席メインにカウンタ―席8席ほど。
山田うどん食堂のメニュー
山田うどん食堂のメニューはこんな感じ。
昔はもっとチープなメニュー表だったが、あの頃の面影は全くなく、ファミリー層に好まれそうなビジュアル的に華やかで美味しそうな感じにリニューアルされていた。
テイクアウトメニューまであるとは知らなかった。
ていうか今ってお持ち帰りパンチが土日月火のみ発売じゃなくていつでも手に入るなんて。
2013年比較
昔はパンチセットといえば、ご飯中にもつ煮、漬物、うどんorそばだったが、今はパンチ定食がデフォルトで味噌汁にとろろ小鉢が付いてくる。
そこにお好みで麺のセットを加えることでパンチセットになるようだ。
かつてはパンチセット690円、パンチ定食480円で食べられたので随分と値上げしてしまい、たしかに昔に比べるとコスパは良くない印象かもしれない。
それでも十分なコスパの良さを維持している。
他にもフェア限定や曜日限定メニューなんかも登場していた。
特に土日祝限定の埼玉グルメセットが非常に気になる。
スタミナパンチ丼とか絶対美味いやつだ。
ダブルパンチご飯大盛ダブル定食食べてみた
そんなわけで今回チョイスしたのはパンチ定食。
パンチ(もつ煮)定食 640円
セットA 840円/セットB 940円
のところを、カスタマイズしたダブルパンチご飯大盛ダブル定食。
モツは国産豚にこだわったものを使用しているとのことだ。
パンチ定食 640円
パンチ(200g) 420円
ライス 180円
ライス大盛 100円×2
このしっかり煮込まれたパンチの色味、そして芳醇な香りが食欲をそそる。
ちなみにダブルパンチ仕様。
ご飯は大盛ダブルでこんな感じ。
総量600gは伊達ではない。
ヤミツキになるパンチ
いい感じの煮込み具合だ。
具材は刻みネギにナルト、大根など。
オンザライスからのいただきます。
タレ染みご飯ごと豪快にかっこむ。
濃いめのタレの味をしっかり吸収したモツは、クドさもなく旨味濃厚かつ時折肉の食感を残しつつもトロッと柔らかい。
ほのかな辛味がさらにご飯の消費を加速させる。
大根に旨味が凝縮され甘みも相まって絶妙、メンマのシャキシャキ感がアクセントとしていい仕事している。
ノーマルを味わったら、豪快に七味をふりかける。
七味の風味がもつ煮の旨味を底上げし、より一層箸を持つ手が止まらなくなる。
とろろといっしょに食べても美味い。
トロッとした舌触り、コク感がもつ煮との相性抜群だ。
モツにとろろとスタミナ満点。
半分ほど食べたところで、味噌汁を啜り小休止。
具材はネギ、わかめとシンブルイズベストな感じ。
味噌が結構しっかりきいた濃いめな味噌汁だ。
働く人たち御用達だけに濃いめ仕様なのだろうか。
セルフパンチ丼
そして後半はセルフパンチ丼(玉子無し)。
セルフパンチ丼
土日祝しか食べられないパンチ丼は平日でも再現可能。
パンチ 420円
ご飯 小(130g)150円 中(200g)180円 大(200g)280円
玉子(生) 70円
お好みで単品麺メニュー追加
ご飯にタレが染み込みこれまた美味い。
豪快にモツとご飯をかっこみごちそうさま。
最後に
5年ぶりに山田うどんのパンチセットを食べてみた。
昔のようにワンコインで食べることはできなくなってしまったが、トータルではコスパのよい仕様は変わらない。
昔は月に数回ペースで通うほどだった記憶があるが、ある時期を境にまったく行かなくなってしまった。
今回ひさしぶりに訪問したが、その美味さは今も変わらずといった印象。
クドさのない柔らかもつにメンマのシャキシャキ感、大根染み染み感は安定の美味さ。
ここにガッツリ七味をかけて食べるのが好きだ。
罪悪感はあるが、〆にタレをご飯にかけて食べるのも最高。
翔んで埼玉の映画化により、その認知度がアップした山田うどん、もし訪問する機会があったら一度パンチ定食を食べてみて欲しい。