もつ煮といえば永井食堂。群馬の秘境で日本一美味いもつ煮を食す

群馬県渋川市の17号線沿い、峠の秘境には日本一美味くて有名なもつ煮のお店がある。
その名を永井食堂という。

いわゆるトラックドライバー御用達のお店というやつで、人気ナンバーワンのもつ煮定食は早くて安くて美味いと有名。
大盛りのご飯に味噌汁、たくあんの鉄板の組み合わせに、よく煮込まれたもつ煮をおかずにご飯をかっこむ。
食堂は連日満員だという。

そういった客層なのもあって日曜祝日は食堂は休日となるが、もつ煮の販売自体はやっているというので、今回はもつ煮を求めて永井食堂にやってきた。

永井食堂

ここがその噂のもつ煮の永井食堂。

昭和でいうところの峠のドライブインといった感じで、お店の前にはとても広い駐車スペースが確保されている。
残念ながら訪問した日は祭日なので食堂は休み。

シルエットでなんとなく想像できると思うが、

厨房の壁を正面に縦長のカウンター席が23席ずらっと並んでいる。
店員さんは厨房室から出て、長いカウンター席の向こう側から料理を提供するというスタイルだ。

アクセス

永井食堂のメニュー

メニューは朝9時から営業しているだけに、もつ煮定食をメインとして目玉焼きや納豆定食なども揃えている。
ちなみにメニューはこんな感じ。

ライスは普通で大盛り、半ライスで普通くらい、レディースで半ライスくらいとなっているのは、やはりがっつりメシを食う客層が多いだけはある。

カウンターに着席と同時に提供されるもつ煮定食のそのスピードを是非体験してみてほしい。

売店

食堂右手にあるのが売店。

訪問したのは10時ちょい前だったが、先客5名でその後も次々と車が来ていた。

入り口横にはもつ煮の自販機があり、営業時間外でも購入が可能なようだ。

値段は1袋3人前で1,070円。

やはり先客の人たちは複数購入者ばかりだった。
常温では傷んでしまうので、保冷バッグや保冷剤付き発泡スチロールなども購入できるので安心だ。

もつっ子

そんなわけで購入てきたもつっ子(1,070円)。

3人前で1kgある。
ちなみにレンチンと冷凍は禁止なので冷蔵で保存(賞味期限はおよそ24日)しよう。

料理方法

食べる時には作りたての味を損なわないように決まった調理方法がある。

まず鍋でお湯を沸騰させたら、火を止めてもつ煮を袋のまま投入。

再び火をつけて再び沸騰したらすぐさま火を止め、そのまま予熱で5分。

その後鍋に中身を出し、弱火で20分。

もうこの段階でニンニクの効いた美味そうな香りがただよう。

あとは煮込みすぎないように注意して待つだけ。
これで最適な状態のもつ煮の完成だ。

食べてみた

さっそく食べてみた。

美味そうな香りに食欲を刺激される。

具材はもつ、こんにゃくのみとシンプル。
まずはこのまま食べてみる。

七味唐辛子のピリッとした辛さとゴマの風味、味噌ベースに牛乳や砂糖、ニンニクも使われたタレがしっかりしみたもつは食感も程よい弾力でコクと旨味も絶妙。

なるほど、これを普通に煮込んでタレが煮詰まってしまったら塩気が強くなってしまい、本来の味とは微妙に違ったものになってしまうということか。

ネギと七味をかければ戦闘準備は完了だ。

まずはオンザライスでタレをご飯にしみさせる。

そのままもつ煮を口に含む。

そこにすかさずタレのしみたご飯をかっこむ。

うまし！

がっりかけた七味のピリッした辛さに、ネギのシャキシャキン感と辛みが相まってご飯を無限に求めたくなる。
これを食堂で食べたらさぞかし美味かっただろう。

いつかお店でも食べてみたいものだ。

最後に

今回残念ながらお店ではなく、購入したものを家で食べたわけだが。
その美味さは間違いない。

もつ煮といえばニンジンやゴボウ、大根が入っていないとダメだろうという人もいるかもしれない。
安い早い美味いをモットーするお店だから全然これでOK。

お持ち帰りをするつもりがあるならクーラーボックスを持参してくるといいだろう。
ちなみに世界遺産に登録された富岡製糸場のある富岡市にも売店がある。

もし近くを通ることがあった寄ってみるといいんじゃないだろうか。