千葉県木更津といったらあさり。
せっかく木更津に来たのにあさりを食べないなんてもったいない。
どこかあさり料理の食べられるお店がないかと探していたら発見したのが宝家という料理屋。
どうやらこのお店、創業は明治30年と木更津で100年以上続く老舗らしい。
そんな宝家の料理のなかでも一番の名物があさりをふんだんに使ったあさり御膳。
さっそくそのあさり御膳を堪能すべく行ってみた。
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宝家
そんなわけでやってきた宝家。
まるで料亭のようなその姿、歴史を感じさせる佇まい。
店内ではジャズが流れモダンな雰囲気だ。
すでに開店30分前で先客1組、後客1組。
ちなみにオープン後には次々とお客がやってきていた。
車の中で開店時間まで待機しようかと思ったら、暑いからと涼しい店内に案内してもらい、席に座って開店時間を待つことに。
おしぼりとお茶を出してもらいしばし疲れを癒す。
席から見える景色はこんな感じで、外界の喧騒から隔絶されている。
店内に入るとすぐ左手がレジ、正面には仕切りがされている。
その先にまっすぐ伸びる通路左手には個室に仕切られたテーブル席。
通路仕切りの向こう側には、横長のテーブル席。
落ち着いた感じのする居心地の良い店内。
店内奥には階段があり、大広間があると思われる。
左手には座敷の個室が続く。
そのさらに奥にはゲストハウスまであるようだ。
ゲストハウス入り口の暖簾の右手にあるトイレに向かう途中には、なんともレトロな公衆電話があった。
開店時間までまだ20分ほどあるので、ゆっくりとメニューでも見ることにする。
メニュー
さっそくのあさり膳。
あさりのかき揚げ、あさりの串揚げ、刺身、天ぷらの4つからメイン料理を選べるらしい。
昼メニューはやはりそれなりのお値段。
一品ものなどもかなりの品ぞろえで、気になるメニューも多い。
ボトルキープがかなりあったので、夜に飲み目的で利用するのもアリなようだ。
他にもメニュー表には載っていないオススメもあったりととにかく種類が豊富だ。
うまい豆腐
まずはうまい豆腐(600円)でウォーミングアップだ。
豆腐の上にはネギと鰹節とシンプル。
箸で簡単に掴めるほどで、口に含むとホロッとほぐれる柔らかさ。
やはり暑い夏には冷たい豆腐は最高だな。
あさり御膳
そんなわけで今回チョイスしたのはあさり膳のあさりのかき揚げ(2,000円)。
あさりご飯にあさりの味噌汁、あさりのかき揚げ、あさりの佃煮とあさり尽くしだ。
まずはあさりご飯から。
たっぷりあさりを使って炊いたご飯は、あさりの出汁が効いている。
ふっくらご飯にほどよい塩気、そしてあさりのプリッとした食感。
無限に食べられそうだ。笑
さらに甘辛なあさりの佃煮でご飯がススム。
あさりの味噌汁は出汁が効いていて美味い。
プリプリしたあさりの身、さわやかなミツバの風味、薄めの塩加減が優しい。
あさりのかき揚げは2枚。
あさり、玉ねぎ、にんじん、ネギ、ミツバなど。
玉ねぎの甘味が効いたやつだ。
揚げたてのサクサク感がたまらない。
意外と揚げ油はクドくなくて食べやすい。
あさりのさんが焼き
あさりのさんが焼き(800円)。
固形燃料に火を付けてもらい、消えたころが食べごろ。
いい感じだ。
小ネギを乗せ、レモンをたっぷり搾れば完成だ。
うーん美味い。
アジとあさりの身をたたいてすり身にしたものを使っているらしい。
この旅で3回ほどさんが焼きを食べたが今回のが一番美味かった。
味噌の風味がいい感じで、シソがまた抜群に合う。
最後に
江戸前のあさりをふんだんに使用した料理が豊富で、一品ものにもあさり料理が豊富。
木更津であさり料理を食べるなら、ここに来ればほとんどの品を網羅しているんじゃないかというくらい。
女優業やラジオパーソナリティーなどの経験もある、お店の看板である若女将に逢いたくてくる人も多いという。
残念ながらこの時は若女将に逢うことはできなかったが、料理も美味しいかったので満足だ。
もしまた木更津に来ることがあったら、次回は夜にゆっくり飲みながらお店の雰囲気を楽しみたいところだ。
宝家
住所 千葉県木更津市中央2-3-4
TEL 0438-22-3765
営業時間 月~土 11:30~14:00/17:00~22:00
日祝 11:30~14:00/17:00~21:00
定休日 第1第3水曜日、他臨時休業あり