栃木県に来たら絶対行くべき観光スポットのひとつ日光東照宮。
連日、国内外の観光客で賑わう人気観光スポット。
県外の人からは栃木県といえば日光、その有名スポットが山奥にあることから栃木県は東北地方と勘違いしている人はいまだに多い。
でもここはいちお関東地方だ。
北関東が誇る世界遺産「日光東照宮」に行ってみた。
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目次(タップできる)
日光東照宮
栃木県日光市の人気観光スボットである日光東照宮。
1617年に徳川家康公を祀る神社として建立された。
そのほとんどの建築物が国宝や重要文化財に指定されているほどで、1999年には世界遺産にも登録され、国内だけでなく海外からの観光客で賑わうスポットとなった。
強力なパワースポット
旧江戸城の北に位置し北の守りを固める要として江戸時代の繁栄を支えた。
日光東照宮は運気がとても良い場所であり、日光連山の霊山からの大地のエネルギーが蓄積されるエリアと言われていて強力なパワースポットとしても有名だ。
そんな中でも最もパワーの集まる3つスポットがある。
北辰の道の起点
有名な三猿の先、石畳を曲がったところ、鳥居から見て陽明門が収まる場所、ここが北辰の道の起点と言われている。
ちなみに北辰の道とは北極星へと向かう道のことであり、陽明門と鳥居を線で結んだ上に北極星が来るように建てられている。
それゆえに北辰の道の起点であるということだ。
陽明門は2013年6月1日より2019年3月31日までの予定で改修工事を行っていたが、2017年3月10日にその工事も終了し、より美しくなった陽明門を拝むことができる。
奥宮宝塔
徳川家康公の墓である、奥宮宝塔は生気のみなぎるスポットだ。
眠り猫が入り口を守る奥宮宝塔の真横と真後は強烈なパワースポットと言われている。
宮拝殿に戻る前に井戸水に触れておくと、その浴びた気をしっかり定着させることができるという。
上神道
日光東照宮から二荒山神社へと続く参道。
出典:奥日光小西ホテル
日光東照宮と二荒山神社という二つの強力なパワースポットを結ぶ上神道には、そのパワーが流れ込んでいるとされる。
いくつものパワースポットが点在する日光東照宮ゆえに、さまざまな運気の恩恵を得ることが可能だ。
そういった願いも込めて訪れるのもいいだろう。
日光東照宮に至るまで
日光東照宮に至る参道は神橋の先から始まる。
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世界遺産「神橋」。日光の社寺の表玄関を飾る二荒山神橋に行ってきた
長い階段の続く参道を向かうこととなる。
階段を少し上ると右手に本宮カフェがあるので、休憩がてら寄り道もおすすめだ。
この細い小道を抜け、
広い石畳の坂道を進むと左手に輪王寺の三仏堂が姿を現す、はずだったが50年ぶりの大修理中でその姿は見られなかった。
入り口では勝堂上人の像が出迎えてくれている。
ちなみにバスで観光に来ている場合はここからスタート。
このままダイレクトに輪王寺に向かってもいいが、ここで左に曲がり2分ほど歩くと右手に日光東照宮の石鳥居へと続く砂利の道が続いている。
東照宮からのパワーが突き抜けてくるのを感じる(かどうかは定かではない)。
輪王寺
そして右手には輪王寺。
外観は工事中だが、一部が囲いで覆われたり、通行の制限があるものの、お詣りには支障がないので問題ない。
大護摩堂
さらに2分ほど歩くと大護摩堂がある。
日光山随一の護摩祈願所であり、7時半、11時、14時の1日3回の護摩祈願が行われる。
この時も丁度護摩祈願を行うところで、入り口では観光客の呼び込みが行われていた。
祈願を受ける場合は3,000円の祈願料が必要だが、見るだけなら自由に出入りが可能。
日光さる軍団の猿回し
運が良ければ、参道で日光猿軍団の猿回しをやっている時もある。
基本的に無料で観られるが、最後におひねりを一定額以上渡すとおみやげがもらえたりする。
スカイツリーの頂上
日陰に避難しつつ歩くこと5分、やっと石鳥居がすぐそこに見えてくる。
なんとここ、スカイツリーの頂上と同じ高さだ。
どうりで地元より涼し・・・・というほどでもなくやはり夏場はかなり暑い。
石鳥居
そしてついに石鳥居に到着。
ただの日曜だというのにこの激混みようだ。
これが連休にでもなったらと思うと、やはり世界遺産の人気はハンパないな。
五重塔-表門前-
東照宮境内の表門前の広場から右手に行くと日光東照宮美術館へと至る。
その左手にあるのが有名な五重塔。
存在感がハンパない。
表門
表門から先へは参拝券を階段左手にある受付で購入する必要がある。
ちなみにこの時は50名以上の行列ができていた。
スムーズに参拝したいなら早めがおすすめかもしれない。
ちなみに上記画像は8月末の日曜8時に訪問時のもの。
この時間帯で25名ほど。
東照宮最初の門である表門、別名仁王門では仁王像がにらみを利かせている。
参拝券を購入せずに入らないように、警備のおじちゃんもにらみを利かせている。笑
ここから先が日光東照宮の社殿になる。
東照宮で見るべきスポット
東照宮の表門を抜けた先には訪問したら絶対に観るべきスポットがいくつも点在している。
そのスポットをまとめてみよう。
三神庫
表門をくぐると正面と右手にあるのが三神庫。
上神庫、中神庫、下神庫の3つを総称して三神庫(さんじんこ)と呼ばれる。
中には春秋渡御祭の百物語千人武者行列で使用される品々が納められている。
上神庫の屋屋根下にある大きな彫刻「想像の象」が施されている。
神厩舎・三猿
神厩舎(しくんきゅうしゃ)はご神馬をつなぐ厩で、昔から猿が馬を守るとされていることから8面の猿の彫刻がされている。
これらは人間の一生を風刺したもので、見ざる言わざる聞かざるの三猿が有名だ。
三猿修復記念の色紙(2,000円)が売られていた。
限定300枚らしいので、欲しい人は急いだほうがいいかもしれない。
御水舎
陽明門の手前にあるのが御水舎(おみずや)。
いわゆるお参りの前に清める場所で、その水盤は元和4年(1618)に九州佐賀藩主鍋島勝茂公によって奉納されたもの。
陽明門
北辰の道の起点である鳥居の先に見えるのが日本で最も美しいといわれている門である陽明門。
改修されたことにより、その美しさはより一層磨きがかかっている。
あまりの美しさからいつまで見ても飽きないことから「日暮れの門」とも呼ばれている。
廻廊
陽明門の左右に延びる建物が廻廊(かいろう)で、外壁には国内最大級の花鳥の彫刻が飾られている。
日光東照宮の御朱印
陽明門をくぐり、右手の廻廊内で御朱印の受付をしてくれる。
受付をすると番号札を渡されるので、帰りにでも寄るといいだろう。
初穂料400円
唐門
陽明門をくぐり正面に見えるのが唐門(からもん)。
奥の拝殿は改修中のようだ。
その右手から拝殿や御本社に行けるが、残念ながら御祈祷中で30分は入れないとのことで断念。
神輿舎
陽明門から左手にあるのが神輿舎(しんよしゃ)。
春秋渡御祭で使用する三基の神輿が納められている。
祈祷殿
御本社入り口の右手にあるのが祈祷殿。
結婚式や初宮などのご祈祷などが行われる場所。
眠り猫
祈祷殿からさらに奥に進むとあるのが奥宮に通じる門に鎮座する眠り猫。
奥社参道
廻廊の眠り猫の門を抜け、奥社に至るまでの奥社参道は、207の石段がありなかなか体力を使う。
奥宮
奥宮(おくみや)は拝殿・鋳抜門(いぬきもん)・御宝塔からなる御祭神である徳川家康お墓。
奥宮拝殿の裏手に回ると御宝塔を拝むことができる。
その真横と背後が東照宮内でもっとも強烈なパワースポットだ。
叶杉
御宝塔の周囲を巡り、反対側にあるのが叶杉。
先ほどの画像でちょうど御宝塔の真横に位置する場所に見えるのが叶杉。
樹齢約600年の叶杉のほこらに向かって願いごとを唱えると願いが叶うといわれている。
御朱印
御朱印は奥宮を一周し、拝殿に戻る手前の社務所でいただくことができる。
ここではあらかじめ紙に書いた御朱印になる。
初穂料400円
薬師堂(本地堂)の鳴龍
陽明門を出て右手の奥にあるのが鳴龍で有名な薬師堂がある。
前に来た時には自由に歩いて手を叩いて音を確認した記憶があるが、現在は内部を案内してもらい音を聞くスタイルのようだ。
参拝券は東照宮参拝受付時のものとセットになっている。
御朱印
御朱印は出口付近のお守りなどが売られている先で受付してもらえる。
初穂料300円
拝観料金など
日光東照宮の社殿への拝観情報はこんな感じ。
拝観時間
4月1日~10月31日 8時~17時
11月1日~3月31日 8時~16時
※受付は閉門30分前まで
拝観料
拝観料は個人(1~34名)、団体(35名以上)によって料金は異なる。
※小・中学生引率の教師は生徒と同額料金
・日光東照宮単独拝観券
個人 | 団体 | |
大人・高校生 | 1,300円 | 1,170円 |
小・中学生 | 450円 | 405円 |
・セット料金(東照宮拝観券+宝物館入館券)
個人 | 団体 | |
大人・高校生 | 2,100円 | 1,970円 |
小・中学生 | 770円 | 725円 |
・宝物館入館券
個人 | 団体 | |
大人・高校生 | 1,000円 | 900円 |
小・中学生 | 400円 | 360円 |
・美術館入館料
個人 | 団体 | |
大人 | 800円 | 640円 |
大人 | 600円 | 480円 |
小・中学生 | 400円 | 320円 |
最後に
栃木県にやってきたら是非とも寄って欲しい栃木県が誇る世界遺産のひとつ、日光東照宮。
東照宮境内だけでも隈なく巡ると1時間半ほど過ごすことができる。
周辺観光スポットや飲食店も充実しているので、周辺エリア内で1日過ごせるほど。
陽明門の改修も終わり、国内外問わず観光客の数もかなり増えてきている。
時間帯によっては拝観受付に行列ができるほどなので、観光バスなども少ない早い時間帯に訪問してゆっくりと拝観するのがおすすめ。
一度訪問したことがある人でも、寛永時代当時の技法により44年ぶりに本来の姿へと戻った陽明門は必見だろう。
車での訪問なら東照宮の駐車場以外にも近くの有料駐車場を利用可能、電車ならバスや徒歩で向かうのもおすすめだ。
ただし車などを利用すると時間帯によっては長い渋滞が発生するので注意しよう。
栃木観光に日光東照宮おすすめ。
日光東照宮
住所 栃木県日光市山内2301
TEL 0288-54-0560
駐車場 バイク400円/普通車600円/マイクロバス1,200円/大型バス2,000円
※普通車200台駐車可能
※マイクロバス、大型バスは台数制限(他に土日祝祭日、特別な行事がある時は駐車不可)があるので7日前までに要予約