コンビニおにぎりで定番のツナマヨおにぎり・シーチキンマヨネーズおにぎり。
コンビニに行けば必ず見かける不動の人気おにぎりのひとつだ。
さてそんなツナマヨおにぎりだが、各コンビニごとに存在し、実際のところどこが美味しいのか、どこのコンビニで買うのが正解なのか悩みどころ。
今回はコンビニ大手3社の『ツナマヨ』『シーチキンマヨネーズ』を食べ比べて、その特徴をまとめてみた。
個人的な好みを基準とするため、万人に当てはまるとは限らない
目次(タップできる)
コンビニ3社のツナマヨおにぎり食べ比べ
さっそく調達したのは、コンビニ大手3社「セブンイレブン」「ファミリマート」「ローソン」のツナマヨおにぎり。
ツナマヨネーズ、略してツナマヨはツナ缶のツナとマヨネーズを合わせた料理のことで、サンドイッチにおにぎり、寿司など今や無くてはならない存在。
おにぎりとして初めて誕生したのは1983年で、セブンイレブンから発売された『手巻おにぎりシーチキンマヨネーズ』が起源とされる。
当時セブンイレブンの商品開発を行っていたメーカーの担当を務めていた方の息子さんが無類のマヨラーで、ご飯にマヨネーズをかけて食べていたことからヒントを得て誕生した。
コンビニ各社はもとより、スーパー各社、飲食店などさまざまな場所でオリジナリティーあふれるツナマヨおにぎりが販売されている。
今回はコンビニ大手3社(店舗数)「セブンイレブン」「ファミリマート」「ローソン」のツナマヨおにぎりを2種類ずつピックアップしてみた。
なお、名称はツナマヨ・シーチキンマヨなど違いはあるが、ここではすべてをツナマヨおにぎりとして分類する。
おにぎり?おむすび?
セブンイレブンでは手巻き系を「おにぎり」、直巻き系を「おむすび」と分類されている。
ローソンは基本は「おにぎり」、ファミリマートでは「おむすび」と総称している。
セブンイレブン だし醤油仕立て 和風ツナマヨネーズ
セブンイレブンのだし醤油仕立て 和風ツナマヨネーズ。
データ
だし醤油仕立て 和風ツナマヨネーズ
販売 全国のセブン
価格 150円(税込162円)
熱量 288kcal
タンパク質 5.4g
脂質 12.1g
炭水化物 40.2g
食塩相当量 1.3g
醤油と砂糖で甘辛く仕上げたツナ入りのツナご飯にツナマヨネーズ和えを加えた一品。
海苔は直巻き系。
おにぎりの中央を包む海苔はしっとり、ご飯はふっくらしっとりした食感。
ツナマヨはマヨネーズ多めだ。
甘辛なツナご飯は、米一粒一粒に均一にダシ醤油のコクとツナの旨味がきいていて程よい甘味感じる。
マヨネーズ多めのツナだが、ご飯と合わさることでちょうど良い風味に。
ツナ感が強く、甘味があるので好みがわかれるかもしれない。
おすすめ度★★★★☆☆☆☆☆☆
セブンイレブン 八代目儀兵衛監修 ツナマヨネーズ
セブンイレブンの八代目儀兵衛監修ツナマヨネーズ。
データ
八代目儀兵衛監修 ツナマヨネーズ
販売 全国のセブン
価格 140円(税込151.20円)
熱量 259kcal
タンパク質 5.1g
脂質 10.7g
炭水化物 36.5g
食塩相当量 1.2g
京都の米問屋 八代目儀兵衛監修のツナマヨ。
塩で味付けしたご飯にコク深いセブンイレブン専用マヨネーズで和えたツナマヨネーズを加えた一品。
米は精米からこだわったものを使用。
有明海産の海苔を使用した手巻き系おにぎり。
海苔はパリパリと歯切れよく、磯の風味が広がる。
ご飯はふっくらとして、粒立ちがよく口当たりが心地よい。
程よい塩味に米の甘味も引き立つ。
マヨネーズがコク深く、ツナとの一体感も良い。
醤油の味付けも絶妙で、まさに王道のツナマヨといった味わいだ。
ツナマヨは注入系ではなく、ご飯でサンドするタイプなのでどこを食べてもツナマヨを感じることができる。
監修系なので当然だが完成度が飛び抜けている。
おすすめ度★★★★★★★★★☆
ローソン 大きなおにぎりシーチキンマヨネーズ
ローソンの大きなおにぎりシーチキンマヨネーズ。
データ
大きなおにぎりシーチキンマヨネーズ
販売 関東エリアのローソン
価格 199円(税込215円)
熱量 382kcal
タンパク質 7.2g
脂質 12.1g
炭水化物 62.1g
食塩相当量 1.26g
塩味のご飯をベースに、具材は醤油ダレで味付けされたツナマヨネーズ和えを使用。
海苔で全体を包んだ直巻きおにぎり。
その名の通りボリューム満点で食べ応えのあるおにぎり。
サイズ感はあまり変わらないが、厚みがありご飯がぎっしり重量感がある。
そして中にはたっぷりのツナマヨ。
ご飯はしっとりとして塩気がきいている。
米の水分を吸ってしっとりとした海苔は、口に含むと磯の香りが広がる。
ツナマヨは程よいマヨ感でツナとの一体感があり、ご飯の塩味がツナの旨味を引き立てる。
ボリュームがあるので、食べる人を選ぶ。
海苔があらかじめ巻かれているので、昔ながらの「ザ・おにぎり」を好む人に刺さるかも。
おすすめ度★★★★★☆☆☆☆☆
ローソン おむすび屋シリーズ シーチキンマヨネーズ
ローソンおむすび屋シリーズのシーチキンマヨネーズ。
データ
手巻きおにぎりシーチキンマヨネーズ
販売 ローソン
価格 125円(税込135円)
熱量 235kcal
タンパク質 5.0g
脂質 7.7g
炭水化物 37.1g
食塩相当量 1.31g
塩で味付けされたご飯に醤油タレで味付けされたツナマヨネーズ和えを加えたもの。
有明海産の海苔を使用し、手巻きおにぎりタイプなので海苔のパリパリ感が生かされている。
塩味きかせたご飯にツナマヨネーズ和えが入っている。
海苔のパリッとした食感心地良く、磯の香りと旨味感じる。
ご飯の塩気が海苔と絶妙にマッチ、米は粒立ち感があり旨味をしっかり感じられる。
ツナマヨはツナの旨味とマヨネーズのコク感が一体となり、醤油の風味もきいていてツナの旨味がより一層引き立つ。
パリパリの海苔が風味抜群で、ツナ、ご飯ともに旨味を引き立ててくれる。
海苔はパリパリ派という人には断然これ。
おすすめ度★★★★★★☆☆☆☆
ファミリーマート 和風ツナマヨネーズ
ファミリーマートの和風ツナマヨネーズ。
データ
和風ツナマヨネーズ
販売 全国のファミマ
価格 125円(税込135円)
熱量 261kcal
タンパク質 5.0g
脂質 6.8g
炭水化物 45.3g
食塩相当量 1.5g
ダシ風味のご飯にツナフレークを和風マヨネーズで和えたものを加えた一品。
海苔は直巻き系。
封を開けると海苔の磯の香りがあふれ出す。
ふっくらご飯はダシの旨味感じ、中央には和風な味わいのツナマヨ。
マヨネーズたっぷりでジューシーで、ツナはほんのり甘い余韻を感じる。
飛びぬけた存在感はないけど、安定の味といった一品。
海苔の風味に瞬発力があるが、持続力はほどほどか。
おすすめ度★★★★☆☆☆☆☆☆
ファミリーマート シーチキンマヨネーズ
ファミリーマートのシーチキンマヨネーズ。
データ
シーチキンマヨネーズ
販売 全国のファミマ
価格 144円(税込155円)
熱量 221kcal
タンパク質 4.7g
脂質 6.5g
炭水化物 36.3g
食塩相当量 1.1g
今回の中で唯一シーチキンの名を冠している。
ふっくら炊いたご飯に瀬戸内の藻塩を振り、ツナフレークを和風マヨネーズで和えたものを加えた一品。
海苔は国産のものを使用した手巻き系。
ふっくらとした粒感ある米に藻塩の風味がきいている。
海苔はパリッとした食感で、噛むほどに磯の風味が広がる。
和風な味わいきいたツナマヨは、マヨネーズとツナの配分もちょうどいい。
具沢山なので食べ応え感も十分だ。
特出するものはないけれど、安定した味わいが間違いない。
おすすめ度★★★★★☆☆☆☆☆
最後に
ポイント
コンビニ三社のツナマヨおにぎりを食べ比べてみた。
三社ともにコンセプトは被っているものの、すべて独自の味わいに仕上げられている。
食べ応えを重視したもの、和風に特化したもの、ツナマヨの良さを生かしたものなど、どれも甲乙つけがたい。
今回あえて順位をつけるならば以下のような結果となった。
第1位 セブンイレブン 八代目儀兵衛監修 ツナマヨネーズ
第2位 ローソン おむすび屋シリーズ シーチキンマヨネーズ
第3位 ローソン 大きなおにぎりシーチキンマヨネーズ
※好みによる
まだまだ世の中にはたくさんのツナマヨおにぎりが存在する。
自分好みのツナマヨを是非見つけてほしい。