暑い夏は辛いものが欲しくなる。
こと激辛マニアにおいては、その欲求は人並以上に強くなる。
暑い夏に汗をかきながら辛いものを食べる快感、あの感覚は夏でしか味わうことができない。
これまで幾度となく試行錯誤を繰りかえしてきた汎用激辛ペースト「タイチョーノカライヤツ(仮)」。
8月ももうそろそろ終わり、夏の終わりも近づいてきた今だからこそ究極の激辛ペーストを作り上げなくてはならない!!
そんな強迫観念にも似た欲求のおもむくままに、また作ってしまった。
そしてついに目指していた味にたどり着くことに成功した。
これこそ汎用、否、万能激辛ペーストだという味に。
今回は完成を記念して、備忘録も兼ねた完全再現をするための手順をまとめてみたいと思う。
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万能激辛ペーストの作り方
今回ついに目指していた味に辿り着いた万能激辛ペースト。
その作り方を解説していこう。
材料
まず万能激辛ペーストを作るにあたって必要な材料がこれ。
・四川豆板醤 120g
・香辣醤 120g
・甜麵醬 60g
・合わせ味噌 100g
・岩下の新生姜 80g
・パプリカパウダー 大さじ2
・カイエンペッパー 小さじ8
・オリーブオイル 230ml
・水 60ml
使用したのはこれ。
これまでは豆板醤のみだったが、今回は辛さと旨味の豆板醤に風味を加えて深みのある味にすべく香辣醤を加えてみた。
甜麵醬の分量も若干増やして甘味を増した。
なかなかスパイスのパウダーをまとめ買いする機会はないかもしれないが、カレーに使えたりもするので意外と重宝する。
あまりたくさんあっても使い切れないし、少ないと何度も買い足したり面倒なので100gぐらいがちょうどいい。
合わせ味噌は特にこだわりはなかったが、いきつけのとりせん(北関東を中心に展開するスーパー)で1種類しか調達できないので同じものを使用している。
あとは縁の下の力持ち的な必須食材の岩下の新生姜。
酸味や風味、食感を加えてくれる万能食材だ。
あとはお好みでパプリカパウダーを生のパプリカをみじん切りにして使用してもいいが、やはり保存期間を考えるとパウダーを使いたい。
まぁ新生姜が生ではあるが。
調理手順
1.合わせ味噌、みじん切りにした岩下の新生姜、パプリカパウダーを準備。
2.水60mlを加えてしっかり混ぜ合わせる。
3.混ぜ合わせたものに、豆板醤、香辣醤、甜麵醬を加え軽く混ぜ合わせておく。
4.中華鍋でオリーブオイルを熱しておき、そこにペーストをいっきに投入。
焦がさないように5分くらい弱火で、水分を飛ばしつつ馴染ませるとフルーティーな香りが強くなってくる。
油を多めにしてラー油としての利用も兼ねているので、ペーストのみにしたいなら油を100mlくらいにしても構わない。
ただ、その場合ペーストが固まりやすくなるので、どうしても固まってしまった場合は火を止めて酒などを加えてほぐそう。
5.香りがたってきたら、カイエンペッパーを加える。
6.引き続き弱火で、油の濁りがなくなり鮮やかな赤になるまで続けたら完成。
7.あとは煮沸した容器に移して、冷えたら冷蔵庫にでもしまって寝かせておけばいい。
すぐに使っても構わないが、寝かせれば全体的に馴染んでまろやかになるばす。
食べてみた
さっそく出来具合をチェック。
まず香りだが、辛いもの特有の刺激はあまりなくフルーティーで豊潤な香りだ。
この段階では狙い通りだ。
問題は味だ。
口に含むと、コクがあり深みがあるピリっとしつつも甘味、酸味を感じる。
そしてあとからゆっくりと辛さが刺激をして、山椒の風味も手伝ってその辛さをゆっくり少しづつ強めていく。
塩気は気にならず、そのまま食べも美味い。
ご飯にかけてみた
これはもしかしたらご飯にダイレクトにかけてもいけるんじゃないだろうか?
試してみた。
ご飯にたっぷり。
ばくっ!
辛旨っ!!
旨味とコク、深みを増した激辛ペーストはそのままご飯のおかずとしてもいける。
今までのバージョンはご飯にかけて食べようと思わなかったが、これは全然アリだ。
ただ、この量だとご飯3杯はいける分量なようなので、小さじスプーン1杯くらいで十分かもしれない。
ラー油がわりにして餃子を食べてみた。
上品な味ではあるがいける。
普通に醤油と酢を入れてしまったが、今思えばペーストのみで食べればよかったな。
また今度試してみよう。
アレンジ
そのまま使ってもいいが、何か調味料を一つ加えたり、ひと手間かけると色んな料理に使える。
ラーメン
ラーメンや汁系にはそのまま使える。
味噌系のラーメンとの相性は抜群。
※画像は拉麺雷多の闇味噌+激辛ペースト
まぜそばや焼きそばなど
まぜそばや焼きそばといった汁の無いものにはニンニクを加えると美味さが倍増する。
※画像は拉麺雷多のカライまぜそば+激辛ペースト
からあげ
揚げ物は風味がどうしても抜けてしまうので、揚げる前に山椒などをかけておくとイケる。
※画像はかずちゃんちの限定カラカラ2
焼肉
肉を漬けおきして食べる時はニンニクを加えると激ウマだ。
※画像は牛カルビを2日漬けおきしたもの
※随時追加予定、情報も求む
最後に
なんとか夏が終わる前に万能激辛ペーストの完成版を作り上げることができた。
これでこの夏の思い出として思い残すことはない。
※もっと夏に作るべき思い出って他にもあるよねという意見は受け付けない!!
試してみたいというお店の人がいたら自由にチャレンジしてみてほしい。
勝手に新メニューとして提供してもらっても構わない。
個人で作って楽しむのも大歓迎だ。
我こそはという激辛マニアの挑戦を待っている!!
【おまけ】激辛ペーストが食べられるかもしれないお店
拉麺雷多
住所 栃木県栃木市城内町2-21-24
TEL 0282-22-1750
営業時間 11:00~15:00/17:00~21:00
定休日 火曜
※激辛ペーストの在庫がある時のみ
かずちゃんち
住所 栃木市大平町榎本628-6
TEL 0282-43-2900
営業時間 10:00~18:00
定休日 日曜、第二月曜
※限定メニューとして登場した時のみ