日清のカップヌードルに激辛の新定番として2021年8月30日に『カップヌードル辛麺(からめん)』が新発売した。
2021年で50周年を迎えるカップヌードルが、カップヌードル史上最大量の唐辛子「ぶっかけ焙煎唐辛子」を使用したというこの一杯。
激辛ブームもいまや定番化し、食生活の一部となりつつある今、王者が激辛市場へと参入した。
果たしてカップヌードル辛麺、激辛マニアも納得の旨さに仕上がっているのか?
さっそく食べてみよう。
カップヌードル辛麺
激辛カップ麺市場にはすでに『蒙古タンメン中本』や『ペヤング獄激辛』といった強豪が人気を博している。
そこに新たに参戦したのがカップ麺界の王者「日清カップヌードル」。
並大抵のものでは強豪ひしめく激辛カップ麺市場での王者の座には、とうていたどり着くことはできない。
2021年、カップ麺生誕から50周年を迎えた年の8月30日、激辛ブームに「旨辛の新定番」として登場した『カップヌードル辛麺(からめん)』。
データ
カップヌードル辛麺
発売日 2021年8月30日
販売 全国
価格 193円(税別)
内容量 82g(麺60g)
熱量 379kcal
タンパク質 9.1g
脂質 17.0g
炭水化物 47.4g
食塩相当量 5.7g
激辛をイメージした真っ赤なパッケージ。
カップヌードル史上最大量の唐辛子「ぶっかけ倍施栓唐辛子」を加えた、辛旨なカップヌードルに仕上がっているという。
見るからに辛そうだ。
これは期待が高まる。
さっそく開封してみよう。
焙煎唐辛子の芳ばしい香りが広がる。
まず謎肉ではなく味付豚ミンチが使用され、定番の味付卵、ねぎ、そしてたっぷりの赤唐辛子が加えられている。
お湯を入れ、待つこと3分。
フタを開けると、パワーを増した唐辛子の強烈な香りが鼻腔を刺激する。
唐辛子は粉末のみならず、粗みじんにされたものも混ざっている。
若干トロミを感じるほど。
しっかり混ぜ合わせてひとくち。
むせるかもなんて不安をおくびにも出さずズッと勢いよく啜れば、唐辛子のザラツキある口当たりとトロミのあるスープが絡みつく。
激辛ブームに新定番として名乗りを上げた一品だけに、拍子抜けするほどの辛くなさだ。
だが、ここで改めてじっくり考えてみた。
そういえば激辛なんて一言も謳っていない、そういえば「辛旨の新定番」であると。
たしかにこれは旨辛い。
辛さの先の旨さに特化したようなこの味、唐辛子のピリッとした辛みにニンニクの風味、味噌のコク。
さらにキムチの酸味に甘みが引き立ち、芳ばしさに深みも増しクセになる味わい。
激辛ブームに尖がった一杯ではなく、旨辛にフォーカスをあてるあたりなかかな侮れない。
最後に
日清のカップヌードル辛麺食べてみた。
辛さと旨さを絶妙に融合させた「旨辛な新定番」と謳うだけあり、激辛の先にある旨さを表現したような一杯だった。
激辛が苦手な人でも食べられそうなギリギリの辛さ、旨味を優先したその味はなんだかクセになる。
ちょっと辛さという冒険の世界に旅立ちたい時にでも味わってみてはどうだろう?
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