栃木市で初詣時期に賑わいを見せる太平山神社。
太平山といえば県外の人から「たいへいさん」とか「大平山」と呼ばれるとが多いが、正確には太平山(おおひらさん)という。
三大名物グルメの玉子焼き・焼き鳥・お団子が人気の太平山。
今回訪れたのは、そんな標高341mの太平山の山頂付近に鎮座するのが太平山神社。
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太平山神社(おおひらさんじんじゃ)
太平山神社(おおひらさんじんじゃ)は栃木市中心から比較的近い太平山にある神社。
複数のハイキングコースがあり、登山がてら参拝し、三大名物グルメを堪能する人も多い。
展望台から関東平野が一望でき、かつては戦国時代に北条氏と対立する上杉謙信が関東を臨んだという謙信平展望台など、夕方になると太平山の影と夕日のオレンジのコントラストが美しい絶景を望める。
もうちょっと日が沈み山の影が栃木市内にかかり始めるころに夕日と山影のコントラストが見られる。
そんな太平山に鎮座するのが太平山神社。
由緒
およそ2000年程前、垂仁天皇の治める御代に大物主神(おおものぬしのかみ)・天目一大神(あめのまひとつのおおかみ)が三輪山(現在の太平山)に鎮座されたことが始まりと伝えられている。
古くから信仰されていた山で、何年にもわたり太平山の入山を拒否されて円仁(慈覚大師)がついに淳和天皇の御代である天長4年(827年)に天皇の勅額を奉じることで入山を果たし、太平山神社が創建されたという。
創建 天長4年(827年)
御祭神
・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
・天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)
・豊受姫大神(とようけひめのおおみかみ)
境内には42社60の神々がまつられる。
御利益
・交通安全
・家内安全
・身上安全
・無病息災
・開運授福
・諸願成就
・願望成就
・火防、盗難守護
・厄除
・方災徐
・病気平癒
・合格、学業、必勝、良縁など
例大祭日:10月18日(御開扉祭、大祭)
御朱印
太平山神社の御朱印は、本殿に向かい左手にある社務所の授与所にていただける。
通常の御朱印の他に1月には「正月限定」、4月には「さくらまつり限定」、6月には「あじさい祭り限定」、11月中旬から下旬には「えびすだいこくまつり限定」などの限定御朱印もいただける。
なお限定御朱印は書置きのみの対応になる。
御朱印情報 四角かこむ
・通常 2種類(1面・2面)
・正月限定(1月)
・さくらまつり限定(4月)
・あじさい祭り限定(6月)
・えびすだいこくまつり限定(11月中旬~下旬)
※限定は書き置きのみ
※限定期間中は御朱印への記帳はなし
正月限定御朱印
平成最後の正月限定の御朱印。
オリジナル御朱印
黒ベースに狛犬と剣がデザインされたオリジナル御朱印帳(2,500円)もある。
受付時間 9:00~16:30
通常 1面300円
2面1,000円
限定 500円
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太平山神社に参拝してみた
今回1月の正月時期と1月末付近に2度訪問してみた。
太平山神社に参拝したらまず訪れるのが1000段の階段。
※境内近くに駐車場はあるが
あじさい坂と1000段の階段
太平山のあじさい坂より1000段続く階段。
その名の通りあじさいの季節には階段沿いをあじさいが彩る。
出典:太平山神社http://www.ohirasanjinja.rpr.jp
あじさい坂の額は松平定信により書かれたといわれている。
ここまで来れば階段は中間地点。
はるか先に随神門が見えてくる。
随神門
太平山の神門である随身門は、「入母屋造り扇垂木(俗にいう傘(からかさ)天井)」という建築様式で造られている。
享保8年(1723年)に徳川八代将軍宗公により建設されたもの。
ここまでくればもう一息だ。
特徴的な朱色の三門をくぐればついに到着。
手水舎
右手に手水舎。
撫で石
本殿前に鎮座するのが撫で石。
この石を撫でることで災厄を祓うことが出来るという、霊験あらたかなもの。
本殿
独特の荘厳な雰囲気のある本殿。
主祭神である瓊瓊杵命・天照皇大御神・豊受姫大神が祭られる。
本殿奥にある拝殿でお祓いを受けられ、その時にしか拝殿を見ることはできない。
さまざまな御利益を頂ける摂社
鎮座1200年を記念し広く綺麗になった境内。
境内にはあらゆる御利益を頂ける摂社が鎮座する。
交通安全のご利益のある交通安全神社、芸能上達・縁結び・商売繁昌・五穀豊作のご利益のある福神社、金運守護の蛇神社。
星宮神社、太平稲荷、蔵稲荷、伏見稲荷、三輪神社、足尾神社をはじめとして他にも多数の摂社が鎮座する。
奥宮
境内右手の階段より太平山山頂の奥宮へ至ることができる。
さすが標高341mは伊達ではない。
なかなかのキツさなので、女性はハイヒールなどで登らない方がいいだろう。
ここが奥宮。
太平山神社奥宮、ご祭神である天目一大神は武徳を以て国土を鎮護したところから「武治宮(ふじのみや)」と呼ばれた。
かつて「天照大神の窟隠れ」のさいに天利霊剣を創り上げた神であることから「劔宮(つるぎのみや)」とも呼ばれていた。
天下太平・製鉄関係の産業の発展・諸願成就のご神徳がある。
三大名物グルメ
古来より、ニワトリは夜鳴きをすることから災難を招く不吉な鳥とされていたことから、ニワトリを太平山神社に奉納するという慣習があった。
ところが、ニワトリの卵を使い玉子焼きを料理し、その肉は焼き鳥にすることで功徳を施した。
また五穀豊穣を祈願しお米が奉納され、そのお米からお団子が作られたという。
それらがきっかけとなり、玉子焼き・焼き鳥・お団子が太平山の三大名物グルメとなった。
太平山神社周辺には境内にある「亀屋」「山田屋」をはじめ「謙信平展望台」付近を中心として10軒ほどの茶屋がある。
どのお店でも三大名物グルメを堪能することができるが、特に玉子焼きは各店ともに味が違うので食べ比べも楽しい。
太平山神社に来た時には、ぜひ絶景を眺めながら三大名物グルメを味わってほしい。 続きを見る 続きを見る
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その他周辺おすすめ
太平山神社のあとは周辺のおすすめスポットを巡るのも楽しい。
太平山の南側には大平ぶどう団地やアウトドア施設などもあるので、時間があったら是非立ち寄ってみてほしい。
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太平山神社へのアクセス
太平山神社
住所 栃木県栃木市平井町659
TEL 0282-22-0227
受付 9:00〜16:30
交通 電車 栃木駅から路線バス終点(国学院前)まで約15分(徒歩で1000段の階段などおよそ20分ほど)
車 東北道栃木ICから栃木市内方面へ約15分(周辺駐車場あり)
最後に
太平山神社は栃木市内の太平山山頂付近にあるもっとも大きな神社。
境内にはたくさんの摂社が鎮座し、沢山のご利益をいただくことができるので、本殿への参拝後に一緒に参拝するといいだろう。
山頂付近なので関東平野が一望できる絶景スポットでもある。
また太平山には三大名物グルメがあるので、参拝後に是非食べていってほしい。