日清の何故そんなものを発売してしまったのか?
かつてヒット商品を狙って作ったにも関わらずあまりに売れなくて黒歴史となった3つのカップ麺がある。
その一つが今回食べる日清のどん兵衛だし天茶うどんだ。
ペットボトルの緑茶がメジャーになりつつあった2002年。
緑茶ブームだったという当時に、何故か緑茶ではなくほうじ茶を使うという予想の斜め上をいく戦略。
最近ほうじ茶ブームがやってきたのもあり、15年の時を経てどん兵衛だし天茶が復活を遂げた。
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どん兵衛だし天茶うどん
これが歴史シリーズの第2のカップ麺、どん兵衛だし天茶うどんだ。
どん兵衛のロゴにがっつりかぶり気味のだし天茶の文字も当時のまま。
当時はこの強すぎるアピールが裏目となった形。
どうやら天ぷら茶づけ風の味で、わさびが効いているようだ。
開封すると、のり天とかやく入り粉末スープの2つが同梱。
さっそく麺にのり天と粉末スープを投入。
この段階で結構わさびの風味が鼻にくる。
そしてのり天が袋のわりに随分と小さい。
お湯を入れて待つこと5分。
完成だ。
まさにわさび茶づけのような香りがだたよう。
香りは悪くない。
それではスープをひとくち。
わさびのツンとくる風味は強すぎず弱すぎずほどほど。
ちなみに当時はもっとわさびの風味にエッヂが効いていたらしい。
しっかりとしたダシの風味、ほうじ茶の芳ばしい風味もなかなか良い。
続いて麺。
どん兵衛のモチツル感は好きなので安定の美味さ。
そしてわさび茶づけ感もしっかり再現されている。
このスープと麺の相性なかなか悪くない。
むしろ美味い。
そしてのり天。
もっちり衣にトロっとした海苔の食感、風味も意外とアリだ。
でもまぁ天茶というわりには天ぷらが寂しいのが気になる。
どちらかというとわさびが主役なんじゃないかと思うほどに。笑
当時はそのブレブレ感も売れなかった原因なんだろう。
だか今回の復活にさいしてわさび感を抑えたことが勝因となり、ダシとほうじ茶の存在感も消されずにしっかり感じられる商品となった。
ホント15年早すぎたな。
日清のどん兵衛だし天茶うどん
価格 180円
販売地域 全国
発売日 2017年7月3日
内容量 78g
エネルギ― 339kcal
タンパク質 6.8g
脂質 12.9g
炭水化物 48.8g
ナトリウム 2.3g
食塩相当量 5.8g