ついにパイレーツオブカリビアンの最新作が全米では2017年5月26日より、日本では2017年7月1日より公開開始となった。
前作生命の泉から6年、ついに長い沈黙を破って新作の登場だ。
今回で5作目となるのはパイレーツオブカリビアン-DEAD MEN TELL NO TALES-(死人に口なし)。
邦題では最後の海賊。
※何故最後の海賊にした?感はあるがそこは気にしないことにする。笑
パイレーツオブカリビアンの元となったディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」の有名な言葉だ。
6年の間に革新を遂げた映像技術を発揮し作られた今作、
IMAX専用の映像を上映したり7月1日よりスタートしたScreenXでは別カメラで撮影した映像を劇場側面に映し出し没入感がハンパない上映があるなど見どころが満載で、1回ではすべてを体験できないほどの作品に仕上がっている。
そしていつものようにいつものごとく初日の初回上映に行ってきた。
※ネタバレ注意
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目次(タップできる)
あれから19年
今回で5作目となるパイレーツオブカリビアン。
舞台となるとは3作目のワールドエンドのラストである10年後からさらに9年の月日が過ぎた頃であり3作目の続編に位置する。
4作目である生命の泉はその19年の間の出来事ということになる。
今作ではジャック・スパロウの誕生の秘密や数々の謎が明かされると期待される。
そして物語の軸となるのはすべての呪いを解くというポセイドンの槍。
少年の日に父ウィル・ターナーに呪いから救い出すと誓ったヘンリー・ターナーが、ジャックと出会い冒険を続け最後には呪いを解くことができるのか?
ディズニー映画でありながらバッドエンド的な終り方をしてしまったワールドエンドがこのままで終わるわけがない。
最後の海賊を観てきた※ネタバレあり
そんなわけで初回上映にやってきたわけだが、見事に前席5列がほぼ客が0という面白い状況になっていた。
やはり初日の初回に来るような人たちはベストな状態で観るというこだわりがあるのだうか。
最近はネットでも手軽に映画が見られる時代になったが、やはり映画の本当の楽しさを味わうには映画館に勝るものはない。
観てきた感想だが、
※この先ネタバレあり注意
今作は原点回帰というかとてもシンプルでわかりやすい作品に仕上がっている。
導入部分では幼少期のヘンリーが父を救うと誓うわけだが、そこで登場するのがポセイドンの槍。
常に呪いが関わってきた今シリーズにとっては究極の宝ともいえる。
海を支配する力を持つポセイドンの槍に呪いを解く何かがあると突き止め、そこに辿り着くにはジャック・スパロウの力が必要と知るも、そこに至ることはできず青年となったヘンリーは水兵として海の上に身を置く。
英国軍が海を支配しつつある時代、すでに海の伝説はただの作り話と思われている時代。
そんな航海のさなか入り込んだ「魔の三角海域」に海の伝説は生きていた。
そこで現れたのが海の死神サラザール。
禍々しい姿のサラザール率いる乗組員に襲わるも、色んな所に恨みを買っているジャック・スパロウのおかげで一人生き証人として残されたヘンリー。
魔の三角海域にとらわれてるサラザールが抜け出すにはジャック・スパロウの持つ北を指さないコンパスが必要という。
そして流れ着いた島で奇跡的にジャック・スパロウとポセイドンの槍のカギを握る科学者のカリーナと出会う。
大海賊団を率いて豪華な船内で優雅な暮らしをするバルボッサとは対照的に、完全に運に見放され見る影もない落ちぶれ具合のジャック・スパロウはついに大切なコンパスを手放してしまう。
ここでコンパスの秘密がついに明かされ、それとともにジャック・スパロウ誕生の秘密が明かされるとこになる。
ここから物語は軽快に進んでいく。
余計な駆け引きなどもなく、とてもわかりやすくシンプルだ。
前半ではお約束の笑いの要素がふんだんに盛り込まれ、クライマックスに向かってどんどん盛り上がってくる。
ハラハラドキドキのワクワク感満載のエンターテインメント作品。
そして最後に現れる謎の姿。
4作目完成時に示唆されいた残り2話のうち1話が公開されたので、次への布石に違いない。
これまでのパターンでは翌年の公開もありえるが、果たして6作目はいつになるのか?それともこれが最後の冒険となるのか?
今後が気になる。
最後に
あいかわらず映画を見に来てスタッフロールが始まると席を立つ人の多いこと。
最近の作品は特にスタッフロール後にオチだったり重要な布石を用意していたりするので最後までちゃんと観るべきだ。
そしてトイレは我慢すると身体に悪いから注意な。
やはり役者の演技を直に感じられる字幕版が最高だが、吹き替え版でも構わないという人はIMAXやScreenXの上映が近くで行われているならそちらを観ることをおすすめする。
※金銭的な問題は考えないとして
この迫力と美麗な映像は最高スペックのシアターで見るべきだと思う。
ただし4DXは映画じゃなくてアトラクションの要素が強いので除く。