栃木県佐野市にある朝日が昇る屋。
店名が非常に特徴的な佐野ラーメン店。
いわゆる田村屋系のこのお店、深夜から早朝朝日が昇る時間帯まで営業する佐野ラーメン店として人気のお店だ。
営業スタイル的に客層が限られてしまうのもあって現在は昼からの営業に時間帯が変わり、幅広いお客が訪問できるようになり、より一層人気が高まっている。
今回はそんな朝日が昇る屋に行ってみた。
掲載された情報は訪問時点のものです。
営業時間や店休日、メニューや価格など変更になっている可能性があります。
最新の情報は公式サイトやSNS、店舗などで直接ご確認ください。
※最新情報の掲載を保証するものではありません
朝日が昇る屋
今回訪問したのは栃木県佐野市堀米町、両毛線佐野駅より徒歩21分、東産業道路沿いにある朝日か昇る屋。
非常に味のある外観。
夜中にこのお店の明かりをたよりにふらっと立ち寄る、そんな光景を想像するだけでなんとも風情があるじゃないか。
店主は田村屋にて4年ほど修行したのちに独立。
修行先では製麺を担当していたそう。
田村屋イズム継承する味を、夜中でも食べられる佐野青竹手打ちラーメン店として2016年11月29日にオープン。
営業時間が深夜帯から朝日の昇る時間帯というのもあるが、「沈むことのなく昇り続けるお店になるように」という想いから修行先の師匠より命名していただいたそう。
かつてはその名の通り、夜中から朝日が昇る時間帯に営業されていたが、もっと幅広いお客さんに足を運んでほしいという思いから2023年7月12日より営業時間を変更。
昼から夜の通しでの営業となった。
もちろんお店の人気は青竹手打ち麺を使用したラーメン。
餃子やご飯ものも人気だ。
また、深夜帯に営業していた名残で、アルコール類やつまみなども充実。
朝日が昇る屋へのアクセス
アクセス詳細
住所 栃木県佐野市堀米町14
車 東北道「佐野藤岡インター」より4.8km(12分)
電車 両毛線・東武佐野線 佐野駅「南口」より1.5km
駐車場 共有15台
駐車場は建物向かって左手の共有スペースが利用可能。
朝日が昇る屋の店内
朱色を記帳とした店内、壁には田村屋系のラーメン店でおなじみ「一麺一心」の額や田村屋のTシャツなどが飾られている。
店内奥に厨房があり、その手前にカウンター席が4席。
4人掛けのテーブル席が3卓、2人掛けのテーブル席が1卓という構成。
卓上調味料は醤油・酢・ラー油・胡椒・七味。
朝日が昇る屋のメニュー
朝日が昇る屋のメニューはこんな感じ。
※2023年12月28日時点
朝日が昇る屋行ってみた
佐野ラー納めに訪問したのは2023年12月28日の昼時。
先客1名、後客2組5名。
さっそくテーブル席に陣取ると、口頭にて注文を済ませる。
チャーシューメン
今回チョイスしたのは、チャーシューメン。
バラチャーシューがたっぷり6枚、メンマ、ネギがトッピング。
さらに別添えで追加のニンニク。
まずはスープからひとくち。
濃いめの醤油の色合い感じるスープに、チャーシューからも溶け出すオイリーな層が覆う。
ゲンコツ、骨ガラ、鳥ガラ、豚バラ肉をたっぷり使い、6時間かけて炊き上げたというスープは、濃厚な旨みとコクがありつつもあっさりとした口当たり。
醤油の芳ばしさとコク、絶妙な塩味に野菜の出汁溶け出す甘みと旨みも引き立つ。
麺は青竹手打ちの程よいちぢれ入った細切麺。
もっちりとしてコシが強く噛みごたえ、喉越し感も心地よい。
噛むほどに小麦の風味や旨みが溢れ、スープと合わさると絶妙な旨み昇華する。
チャーシューはホロホロの柔らか。
4時間以上煮込み、半日以上かけてじっくりと特製の醤油だれに漬け込んでいるので、しっかりと濃いめの味わい。
口に含むとホロホロとほぐれ、脂はトロリと溶けるよう。
飯のおかずにも最適。
メンマもシンプルに旨く、ネギの芳ばしいアクセントがスープの旨みを引き立てる。
今度は追加トッピングのニンニクを加えてみる。
ニンニクを加えたことで、大量のチャーシューから溢れる野生味も気にならない。
コクと旨みが増し、あっさりスープが一気に濃厚な味わいに変化。
一見するとせっかくの旨いスープを台無しにしかねないところだが、ベースのスープをしっかり生かしつつ、さらなる高みへと誘う。
麺を啜れば、芳醇な香りと旨みが口の中に広がる。
トロモツ煮+ライス
サイドメニューからトロモツ煮とライス。
汁だくにたっぷりのモツ、大ぶりな大根やにんじんと具沢山、刻みネギねもたっぷり添えられている。
さっそくひとくち。
トロリホロリと柔らかでクセがなく食べやすい。
ラーメンの出汁を使っているので、コクと旨みが濃厚、それでいて濃すぎない味付けが優しい。
これは白飯が捗るというもの。
白飯にワンバンしてモツと一緒に汁吸ったメシをかっこむ。
間違いない。
七味をかけるとピリッとした辛味と香りのアクセントに旨みも引き立つ。
こうなってくると白飯もいいが、大人の炭酸飲料も欲しくなってくる。
大根やにんじんも味染み抜群のホロホロだ。
今回はラーメンのサイドメニューだからやらないが、これがモツ煮定食だったならご飯に汁ごとぶっかけてガツガツとかっこみたいくらいだ。
ギョーザ
深夜時代から人気だというサイドメニューの餃子。
程よい焼き加減で芳ばしい香りが食欲を刺激する。
まずは何もつけずにいただこう。
下味を抑え、皮も薄めなものを使用するという餃子。
ひとくち頬張ると、中からジューシーなエキスが溢れ出す。
野菜の甘みに肉の旨みをしっかり感じられ、何もつけなくてもその旨みだけでいける。
これで下味を抑えているというから驚きだ。
今度は酢ラー油でいただこう。
酢の酸味が甘みを引き立て、砂ごと加えたラー油は唐辛子の辛味とビター感をしっかりで全体的なコクと旨みのポテンシャルを引き立てる。
このまま単体で食べるなら、個人的にはこれが最適解。
これは大人の炭酸飲料不可避。
最後にスープを完飲ごちそうさま。
最後に
栃木県佐野市にある朝日が昇る屋に行ってみた。
田村屋系ロードとでも言うべき、田村屋系が複数店を構える街道沿いで唯一深夜帯に営業する佐野ラーメンのお店としてスタート。
深夜帯から早朝にかけての営業という、その時間帯ゆえに気にはなっていながなかなか訪問できなかった。
より幅広いお客に来てもらいたいという思いから、営業時間が昼からに変更されたというのでさっそく訪問。
あっさりだけどコクと旨み濃厚なスープは完飲を誘い、修行時代より製麺を担当していたという店主の作る細麺タイプの青竹手打ち麺はもっちりとした歯ごたえが特徴。
安定した旨さが間違いない。
佐野ラーメンを味わいに来るなら候補のひとつにおすすめ。
お店詳細
朝日が昇る屋
住所 栃木県佐野市堀米町14-1
TEL 0283-27-0707
営業時間 11:30~20:00
定休日 月曜、第2火曜
駐車場 共有15台
支払い 現金・カード・QRコード決済可
SNS Instagram