中沢製麺(なかざわ製麺)の「オーション日本蕎麦」を知っているだろうか?
蕎麦なのか?はたまた中華麺なのか?
蕎麦のような風味をかもしつつも、オーション麺特有の食感と見た目をした革新的な麺。
ざる蕎麦のように食べたり、G系ラーメンのようにして食べたりと変幻自在の新感覚なアレンジ麺だ。
今回はそんな「オーション日本蕎麦」を手に入れたので、さっそく6つのアレンジに挑戦してみた。
中沢製麺のオーション日本蕎麦
すべての始まりは2022年6月10日、中沢製麺の社長のTwitterでの「オーション日本蕎麦」試作のツイート。
麺の可能性への探求の過程で生まれた、オーションと蕎麦粉、かんすいを使用したオーション麺でも蕎麦でもない新感覚な麺。
オーションとは
日清製粉の小麦粉の名称のことで、主に二郎やインスパイア系、G系のラーメンなどの麺に使用される。
独特の風味が特徴的でコシや弾力が強く、俗にゴワゴワとかワシワシといった表現をされる食感の麺が代表的だ。
オーションを70%、蕎麦粉を30%、さらにかんすいも配合された麺は、蕎麦とオーション麺の中間のような独特な風味と食感のある一品だ。
プレゼント企画が開催されると即日品切れになるほどの注目度で、満を持して2022年8月10日に発売開始となった。
注目度は収まることを知らず、たくさんの人が「オーション日本蕎麦」を手に取り絶賛の嵐のようす。
蕎麦だけどオーション麺というのもあって、さまざなアレンジメニューが開発されより一層の賑わいをみせている。
オーション日本蕎麦アレンジしてみた
さっそく件のブツを中沢製麺の本社直売所でゲットしてみた。
購入品
・オーション日本蕎麦 2袋
・チャーシュー 1パック
・きそばのつゆ 1袋
・濃厚魚介だしつけ麺スープ 1個
・旨辛辣油 1個
これが噂のオーション日本蕎麦。
データ
あしたのカレー
発売日 2018年3月29日
販売 直売所、公式オンラインショップ
価格 590円(税込)
内容量 500g
賞味期限 製造から10日間
熱量 274kcal
たんぱく質 9.8g
脂質 1.9g
炭水化物 54.5g
食塩相当量 0.8g
※成分100gあたり
見た目はまるでオーション麺のようだが色味は蕎麦という面白い麺だ。
茹で方は以下の通り。
茹で方
温 5~6分
冷やし 6分~7分
中沢製麺の社長いわく、油と合わせると抜群に旨くなるらしい。
さっそく作ってみよう。
※以下作った順に掲載
つけ麺
おすすめの食べ方のひとつつけ麺。
材料はこんな感じ。
レシピ
作り方
- 麺を6分茹で、冷水でしめる
- 器に麺を盛り付けトッピングを添える
- つけ麺スープを器に投入し、お湯100mlで希釈する
完成したのがこれだ。
見た目は蕎麦だけど、この極太で存在感ある形状はまさにオーション麺のそれ。
まずはオーション日本蕎麦そのままの味をあじわってみよう。
コシが強くワシワシ感のある食感はまさにオーション麺のそれ。
噛むほどに小麦の風味が広がり、後から蕎麦の余韻が続く。
麺それ自体の旨味もあって、さまざまなアレンジにも対応しそうなスペックを秘めている。
それでは今後とスープにつけて食べてみよう。
スープの絡み抜群。
魚介ダシきいた濃厚なスープにも負けない、存在感ある麺の旨味が混然一体となる味わいがクセになる。
麺の存在感が強いので、濃厚系なつけ麺スープならどんなものでも合いそうだ。
おすすめ度★★★★☆
カレー蕎麦
これもおすすめの食べ方のひとつカレー蕎麦。
用意した材料はこんな感じ。
レシピ
・オーション日本蕎麦 150g
・真富士屋のぶっかけカレーつゆ 1袋
・刻みネギ 適量
・中沢製麺で購入したチャーシュー 2枚
中沢製麺できそばのつゆを調達して、粉末カレー粉と水溶き片栗粉を大さじ1ずつ合わせてカレーつゆ作ってもいいかも。
作り方
- 麺を6分茹でる
- 麺を盛り付け、温めたカレーつゆを投入
- トッピングを盛り付けたら完成
完成したのがこれだ。
さっそくひとくち。
ピリっとしたカレーのスパイス感にダシのこく旨味がきいた、お蕎麦屋さんのカレー蕎麦的な味わいだ。
麺との相性も抜群で、極太感が蕎麦というよりはカレーうどんを食べているような錯覚にも陥る。
味変に柚子七味をかけてみよう。
七味のピリっとした辛みと香ばしさ、柚子の芳醇な香りがまた絶妙。
最初から柚子七味でもいいな。
おすすめ度★★★★☆
めんつゆ+ラー油+ニンニク背脂
おすすめの食べ方のひとつ、めんつゆにラー油、ニンニク背脂を合わせて食べる方法。
ちょっとアレンジして用意した材料はこんな感じ。
レシピ
・オーション日本蕎麦 150g
・きそばのつゆ 1袋
・中沢製麺の旨辛辣油 小さじ1
・ニンニク背脂 小さじ2
・刻みネギ 適量
・中沢製麺で購入したチャーシュー 2枚
作り方
- 麺を6分茹でる
- 温めたきそばのつゆに旨辛辣油、ニンニク背脂を混ぜ合わせる
- 麺を投入し、トッピングを盛り付けたら完成
お好みで旨辛辣油を回しかけ、追いニンニク背脂してもいい。
まずは追い辣油&ニンニク背脂抜きの味をあじわってみよう。
きそばのつゆのダシの旨味と醤油のコクと甘味に、ピリっとした辛みとほんのり柚子香る旨辛辣油とニンニクの風味と背脂のコク合わさり至高の味わいに。
麺につゆがしっかり絡むので、風味を余すことなく感じることができる。
辣油とニンニク背脂の相乗効果で、麺自体の風味や旨味もマシマシだ。
てことはニンニク背脂マシマシで食べたらどうだろう。
うん、間違いない。
おすすめ度★★★★★
TKM
太麺といえばこれをやらねば始まらない。
熊谷のゴールデンタイガー発祥のTKM。
用意した材料はこんな感じ。
レシピ
・オーション日本蕎麦 200g
・かきぬまさんちの卵(卵黄) 1個
・ミツバ 適量
・かつお節 1パック
・煮干し粉 適量
・刻み小ネギ 適量
タレ用
・めんつゆ 大さじ2
・おろしニンニク 小さじ1/2
・おろし生姜 小さじ1/2
・旨辛辣油 小さじ1/2
作り方
- 器にタレ用の材料を混ぜ合わせておく
- 麺を7分茹で、水でしめる
- タレの入った器に麺を入れ、トッピングを盛り付けたら完成
お好みでわさびを添えてもいいだろう。
さっそく混ぜ合わせて食べてみよう。
卵絡んだオーション日本蕎麦は、卵の風味も相まって旨味を存分に感じることができる。
ワシワシと麺を頬張れば、追いかけるように煮干し粉の旨味にタレのコク旨味が湯水のようにあふれ出す。
かつお節の風味も絶妙で、ミツバの爽やかなアクセントも至高。
とにかく麺のポテンシャルを感じたいなら、是非とも試してほしい食べ方だ。
わさびを加えてツンとした刺激のアクセントもさっぱりとしていい。
おすすめ度★★★★★★
汁なし坦々蕎麦
坦々系は裏切らない。
汁なし坦々麺ならぬ汁なし坦々蕎麦。
用意した材料はこんな感じ。
レシピ
・オーション日本蕎麦 150g
・刻みネギ
・適度に刻んだミツバ
・糸唐辛子 適量
・かきぬまさんちの卵(卵黄) 1個
★花椒 お好みで
肉味噌用
・合挽き肉 200g(今回使用するのは60g)
・ゴマ油 大さじ1
・刻み生姜 小さじ1
・刻みニンニク 小さじ1
・豆板醤 小さじ1
・甜麵醬 大さじ2
・酒 大さじ2
・醤油 小さじ1
タレ用
・白練りごま 大さじ1強
・醤油 大さじ1/2
・酢 大さじ1/2
・旨辛辣油 小さじ1
・ゴマ油 小さじ1
・砂糖 小さじ1/2
・コチュジャン 小さじ1/2
・鶏ガラだし 小さじ1/2
・お湯 大さじ1
作り方
- 器にタレ用の材料を混ぜ合わせておく
- 肉味噌を作る※万能肉味噌の作り方は後日掲載
- 麺を6分茹でる
- タレの入った器に麺を入れ、トッピングを盛り付けたら完成
完成したのがこれだ。
さっそく混ぜ合わせて食べてみよう。
ゴマのコクに香ばしい風味、ほんのりビターでピリッとした辛みが絶妙。
肉味噌の濃厚な旨味が麺の旨味との相乗効果で、そのポテンシャルを何倍にも引き上げる。
旨味の奥にあるほんのり酸味と甘みの余韻がじんわりと感じられ、さらなる食欲をあおってくる。
ミツバの爽やかなアクセントもなかなかいい。
今度は花椒をかけてみよう。
花椒の爽やかな香り、ビリリとするしびれる刺激が至高。
四川風の坦々蕎麦に早変わりだ。
坦々蕎麦、絶対やるべきだ。
おすすめ度★★★★★★
坦々つけ麺
坦々蕎麦を食べた後の器に残ったタレや具材を流用して、替え玉ならぬ坦々つけ麺を作ってみた。
レシピ
・オーション日本蕎麦 150g
・器に残った具材やタレ
・めんつゆ 大さじ3杯
・お湯 大さじ3杯
・刻みネギ 適量
作り方
- 麺を6分茹で、冷水でしめる
- 具材やタレの残った器にめんつゆとお湯を加えてしっかり混ぜる
- つけ汁に刻みネギを添えたら完成
坦々蕎麦の後のおかわりの一杯「坦々つけ麺」の完成だ。
ガチで坦々蕎麦食べた後なので、器があまり綺麗とは言えないがそこは気にしないでほしい。
さっそく食べてみよう。
濃縮したコクと旨味、そこにめんつゆのダシの旨味が加わる、これはももう旨味のマリアージュ。
なんだか食べていると夏を思い出す、これを冷やしにして夏場に食べたら最高だろうな。
麺量トータル300g食べているというのに、箸が止まらないこの旨さ。
汁なし坦々蕎麦に勝るとも劣らない完成度。
お好みで追いラーするとピリっとした辛みと香ばしさがアップして、食欲が再びわいてくる。
これもまた正解。
最後に残ったタレに追い飯もアリだなとか思ったりもしたけれど、なんだか食べすぎな気がしたので完飲ごちそうさま。
おすすめ度★★★★★
最後に
中沢製麺(なかざわ製麺)のオーション日本蕎麦で色々作ってみた。
おすすめというラー油とニンニク背脂を加えるという食べ方も抜群に美味しかった。
でもこの麺の真骨頂はアレンジの妙にあるといっていいだろう。
アレンジ次第でいろんな可能性を秘めた麺。
是非とも色々と試して自分だけの食べ方を見つけてほしい。