群馬県高崎市にあるシャンゴ。
パスタ店やイタリア料理店の多い群馬県高崎市は近年「パスタのまち」として有名で、『高崎パスタ』はソウルフードとされる。
そんな高崎パスタの元祖といわれれているのがシャンゴだ。
まるで八丁味噌を使っているかのような濃厚で甘味のある濃密なデミグラスソース、とんかつをトッピングした独特なパスタ『シャンゴ風』を看板メニューとするお店。
今回はそんなシャンゴに行ってみた。
シャンゴ倉賀野バイパス店
今回訪問したのは群馬県高崎市、倉賀野バイパス沿いにあるシャンゴ倉賀野バイパス店。
群馬県は全国有数の小麦の産地で、うどんやまんじゃうなど小麦粉を使った郷土料理が多い。
群馬県高崎市は人口当たりのパスタ店やイタリア料理店の割合が高く、近年では「パスタのまち」としてアピール、なかでも『高崎パスタ』はソウルフードとして地元で愛されている。
1968年創業の老舗イタリアンレストラン「シャンゴ」。
群馬県に8店舗を展開し、高崎市の問屋町本店を本店とする。
元祖高崎パスタのお店として有名で、イタリアンレストランというよりはパスタ店といった雰囲気のほうが強い印象だ。
高崎市で毎年開催される「キングオブパスタ」では第2回と第4回に優勝した人気店で、高崎パスタを求めて県外からの来店もあるほどだという。
シャンゴの創業者である故・関崎省一郎氏の考案した「シャンゴ風パスタ」が名物で、まるで八丁味噌(味噌は使っていない)を思わせるような濃厚で甘味のあるデミグラスーソースがかけられ、上州麦豚のカツがトッピングされているが特徴的な一品。
アクセス
アクセス詳細
住所 群馬県高崎市下之城町177-9
車 関越道高崎インターより5.7km(13分)
電車 高崎駅より2.5km
駐車場 およそ30台
駐車場は店舗正面と左手にあり、スペースも広めなので駐車しやすい。
店内
イタリアンレストラン然とした雰囲気漂う、縦長で奥行きのある店内。
2人掛け、4人掛けのテーブルが15卓くらいあっただろうか。
シャンゴのメニュー
シャンゴのメニューはこんな感じ。
※2022年8月10日時点
シャンゴ風パスタ食べてみた
訪問したのは2022年8月10日の昼時。
先客は3組5名、後客多数でいっきに満席近い状態に。
高崎パスタの元祖は伊達ではない。
今回チョイスしたのは、オリジナルパスタのシャンゴ風。
サイズはM(乾麺ベースで330g)をチョイス。
Sサイズですら250gというボリューム感は、パスタの街ならではといったところ。
パスタの上にはたっぷりとオリジナルのデミグラスミートソース、粉チーズがかけられ、上州麦豚のとんかつが5切トッピング。
Aセット追加でミニサラダとドリンク付きだ。
使用されているパスタは、一部のメニューにのみ使用されているという高崎産小麦をオリジナルブレンドした「高崎スパゲッティ」。
アルデンテとは違うモチモチ食感が特徴の太麺だ。
ドロリと濃縮したソースが絡む。
芳醇な甘味があり、ほんのりビターな風味がコク深いデミグラスソース。
挽肉たっぷりジューシーで、もっちりとしたパスタに食べ応えも抜群だ。
お次は上州麦豚のカツを食べてみよう。
まるでカツを美味しく食べるためにカスタマイズしたソースなんじゃないか、と思うほどカツとの相性がいい。
ザクザクの衣に柔らかジューシーなカツ。
薄めなので、存在感強すぎずクド過ぎないのがいい。
そうはいってもこの濃密でクセの強いソースだ、結構早い段階で味変がほしくなる。
備え付けのマリーシャープス・ハバネロソースがいい仕事をしてくれる。
パスタにたっぷりハバネロソースをふりかける。
野菜の旨味にライムの酸味、ハバネロのピリっとした辛みのアクセントでまろやかな味わいに。
これで最後まで美味しくいただける。
最後に
高崎パスタの元祖シャンゴに行ってみた。
パスタの街だけあってか、メニューの基準がSサイズ250g、Mサイズ330gという基準の違いに衝撃を受ける。
パスタの種類も豊富だ。
名物シャンゴ風は、トマトベースではなくデミグラスソースがベースのミートソースで、濃密で甘味があるのが特徴的。
パスタにとんかつをトッピングするというのがまた面白い。
味は結構濃いめなので後半は味変必須。
好みがわかれるソースといった印象ながら、元祖高崎パスタを味わいたいなら選択肢には是非とも加えたい一品。
お店詳細
シャンゴ倉賀野バイパス店
住所 群馬県高崎市下之城町177-9
TEL 027-323-7788
営業時間 11:00~21:30(LO21:00)
定休日 月曜(祝日の場合翌日)、第二火曜
支払い 現金のみ
駐車場 およそ30台