栃木県栃木市にある昔懐かしの中華食堂「萬来軒(ばんらいけん)」。
栃木名物青竹手打ち(佐野ラーメンではない)中華をウリとする、常連御用達の町中華のお店。
昭和レトロな年季の入った建物、今の時代にそぐわない破格な値段設定に素朴で毎日でも食べられるる飽きの来ない味。
どれをとっても満点レベルの昭和の町中華がそこにある。
今回はそんな萬来軒に行ってみた。
萬来軒
今回訪問したのは栃木県栃木市園部町、栃木バイパスから1本入った住宅街の一角にある萬来軒(ばんらいけん)。
これぞまさに昭和、昭和レトロを地で行くようなこの外観。
初見で訪問するには勇気がいる、だがそっち系が好きな人からすれば堪らない魅力的なその姿。
この手のお店ローカルルール、いまだに店内喫煙可なんてのが当たり前のお店もたまにあって入った瞬間にひどく閉口することもあるが、当然店舗外に喫煙所が設けられているのもありがたい。
創業50余年、家族経営のこのお店、現在2代目が店主を務める。
創業当時から変わらない青竹手打ち麺でつくるラーメン、今の時代には考えられない安い価格設定はまさに昭和。
子供の頃から食べているという常連も多い、地元に愛される町中華のお店だ。
アクセス
アクセス詳細
住所 栃木県栃木市薗部町2-17-12
車 東北道栃木インターより3.5km(7分)
電車 栃木駅より1.7km
駐車場 11台くらい
駐車場はお店横の駐車場と、店舗沿いのスペースにも駐車可能。
店内
外観はなかなかのものだが、店内は外観にそぐわずキレイに整理整頓されている。
厨房には初代店主と二代目が料理を担当、二代目の兄妹がホールを受け持つ。
厨房を囲むようにL字のカウンター席が11席、4人掛けのテーブル席が2卓、さらに右奥には座敷席も完備し、キャパは結構あるようだ。
備え付けはこんな感じ。
萬来軒のメニュー
萬来軒のメニューはこんな感じ。
ラーメン並が380円、大でも440円というこの安さ。
多すぎず少なすぎずながら、ニクいところをついてくるメニューの数々。
瓶ジュースもあるのがまたうれしいじゃないか。
萬来軒行ってみた
訪問したのは土曜の昼時。
先客は3組4名、後客も複数名と絶妙な混み具合。
常連率が高いのもお約束。
さっそく注文を済ませると、テレビを見ながら出来上がりを待つ。
カレーめん
まずはカレーめん(並)。
カレーめん(並) 460円
ラーメンスープにカレールーを溶いたスープに、こだわりの青竹手打ち麺。
具材にはもやし、ニラ、にんじん、タマネギを炒めたものがトッピングされている。
まずはスープからひとくち。
ラーメンスープのダシの旨味にスパイスきいたカレールーの風味がきいたトロミあるスープだ。
ほどよい塩味が優しい。
麺はどうだ。
手打ちならでは不均一な中細麺。
中細麺がスープをしっかり加え込み、時折混ざる中太麺のコシの強いもっちり食感に中細麺ののど越し感という不均一感がまたいい。
この素朴な味は毎日食べても飽きなそうだ。
チャーハン
続いて人気メニューのひとつチャーハン(大)。
チャーハン(大) 490円
卵に細かくカットしたチャーシューとナルト。
見た目で旨いとわかる、間違いないこのビジュアル。
もちろんスープ付きだ。
ラーメンスープにネギ、わかめを加えた間違いないやつ。
まずはスープからひとくち。
ほどよい塩味にネギの芳ばしさがいい。
この素朴な味わい、まさに間違いないやつ。
この味でラーメンを想像するに、旨過ぎると逆に飽きてくるが、この味は毎日食べても飽きない日常的に食べたい部類に違いない。
それでは本命チャーハンをいただこう。
これ、これこそが昔ながらの町中華の味というやつ。
しっとりホロホロなライス、玉子の芳ばしい風味にチャーシューの肉の旨味。
極端に旨さを主張しすぎない素朴な味わい、毎日食べても飽きないこの間違いない味。
お好みでコショウをかけて、風味を微調整するのも楽しみひとつ。
家から近かったら、腹減った時にフラッと立ち寄るやつ。
最後に
栃木県栃木市にある昭和レトロな町中華「萬来軒」に行ってみた。
そば屋のカレーに通じるのものがある、カレーめん、しっとりホロホロでこれぞ昭和を感じさせるチャーハンの味。
どれをとっても定期的に通いたくなる、間違いない味ばかり。
こんなお店が家の近くにあったなら。
いつまでも無くなって欲しくないお店だ。
お店詳細
萬来軒
住所 栃木県栃木市薗部町2-17-12
TEL 0282-23-0605
営業時間 11:00~16:00
定休日 火曜日