テイクアウト 食レポ

【茨城結城】おにぎりおおくらや。おばあちゃんの作る素朴で美味しいおにぎり屋さん

茨城県筑西市にあるおにぎりや「おおくらや」。

おばあちゃんのにぎる、ふっくらおにぎりが自慢のお店。
昭和感じる年季の入った外観が物語るその旨さは間違いない。

数種類のおにぎりを創業当時と変わらぬ安さで提供、毎日数時間かけて仕込む「まぜ御飯の具」もとても人気だ。
コンビニでは手に入らない破格の安さの大きなおにぎりがお持ち帰りできる。

今回はそんな「おおくらや」に行ってみた。



おおくらや

ここが今回訪問した茨城県筑西市、旧50号線沿いにあるおにぎり屋さん「おおくらや」。

創業1980年12月、40年ものあいだ店主である大和田おばぁちゃんが一人で営むおにぎりが評判の昔懐かしいおにぎり屋さん。

地元筑西市のコシヒカリ、農家を営む旦那さんが育てたお米を使ったこだわりの一品。
かつては道幅も広く、トラックドライバーが停車しておにぎりを買う姿は日常茶飯事だったという。

地元の運動会や行事などで大量注文が入ったこともあるという、まさに地元に愛されるお店。
消費税も10%の時代なのに、値段が創業当時そのままという安さも驚きだ。

旧国道50号線沿いになかなかの年季の入った建物は一見するとスルーしがちだが、そんなところに名店はある。

不定休だが、この看板が出ていれば営業中の証。

にぎりたてのホカホカ温かいおにぎりが絶品。
注文を受けてからにぎるので大量注文の場合には電話予約がおすすめ。

アクセス

アクセス詳細

住所 茨城県筑西市横島33

車 北関東道桜川筑西インターより8.9km(12分)
電車 水戸線下館駅より2.6km

駐車場 あり

駐車場はお店西側にあるスペースが利用できるようだ。

店内

創業より40年を超えるだけあり、なかなか年季の入った感じがある店内。

注文を受けると奥の厨房でおばあちゃんがおにぎりをにぎってくれる。

正面注文カウンター横には、まぜご飯の具や味付けいなりも販売されている。
注文を受けてからにぎるため、ケースに陳列などはない。

見ただけでわかる美味いやつ。

毎朝1時間かけて刻んだものを、1時間ほど汁が無くなるまで煮込んだ手間ひまかけた一品。
汁が無いのでおにぎりに混ぜても崩れない。

冷凍保存すれば半年はもつらしいので、まとめ買いしてストックしておくのもアリだな。

左手にはイートインスペースも併設されている。

おおくらやのメニュー

おおくらやのメニューはこんな感じ。

メニュー

・しゃけ 120円
・たらこ 120円
・おかか 120円
・うめ 120円
・こんぶ 120円
・ごま 120円
・シーチキン 120円
・やき 120円
・まぜごはん 120円
・いなり 60円

・まぜごはんの具(3~4合分) 500円
・味付けいなり 500円

大量注文の場合は電話予約をしてから訪問しよう。



おにぎりテイクアウトしてみた

訪問したのは土曜の10時半過ぎ。
看板が無かったらどうしようかと思ったが、無事営業中で一安心。

さっそく店内に入ると注文を済ませる。
待つこと5分ほどでホカホカ温かで、海苔のたまらない香りを漂わせる品を受け取る。

今回チョイスしたのはこんな感じ。

たらこ、しゃけ、ごま、こんぶの王道四天王の一角。
中身がわかるようにとおにぎりの頂点にも具材がトッピングされている。
一口目はご飯だけなんてこともなく、最初からから具材をしっかり味わえるので地味にうれしい。

たらこ

まずはたらこから。

値段も安いのに具材はこんなにボリュームミー。

甘辛なたらこが焼き過ぎず程よくしっとりしていて旨い。
そしてご飯がまたふっくら瑞々しくて、噛むほどに甘みが広がる。
芳醇な磯の香りただよう海苔がしっとりと絡みつき、おにぎりの旨さを引き立たせる。

しゃけ

お次はしゃけ。

これまた大ぶりな切り身がドンと入っている。

脂がのっていて甘みがあり、程よい塩気のきいたしゃけにご飯の旨さの相乗効果で食べる手が止まらない。
さすがはおにぎり界の四天王が一角、食べる人を魅了してやまない。

必食の一品といっていいだろう。

間に箸休め的にたくあんを挟みつつお茶をすする。

最高。

ごま

3品目はごま。
このたくあんの色味が移ってしまっているところも含めていい。

芳ばしいゴマの風味に程よい塩気。

油断していたら中には完熟梅干しが入っているではないか。

完熟の果肉感と程よい酸味と甘みがたまらない。

こんぶ

最後はおかかと人気を二分する昆布。

この昆布、市販のものと違う。
もしや手作りでは?と思うような昆布感に甘辛で胡麻の芳ばしい風味きいたご飯がススム味。

どれも甲乙つけがたいオススメの一品ぞろいだ。



まぜ御飯食べてみた

まぜ御飯の具も買ってみた。

毎日1時間かけてカットした具材を1時間けて煮詰めた特製の一品。

炊き立てのご飯に混ぜるだけ。

2合のご飯に3/4ほどで丁度いい。

にんじん、ごぼう、いしたけ、しめじ、糸昆布、油揚げと6種類も入って具沢山だ。
糸昆布が入っているのが特徴で、それが味を引き立てる。

濃いめの甘辛で素朴な味付けがたまらない。
野菜たっぷりで、ごぼうのシャキシャキ感も良いアクセントだ。

何個買って冷凍庫に常備しておきたい一品。

最後に

茨城県筑西市、今は新50号バイパスができてしまったたが、かつての50号沿いいまもひっそり佇む「おおくらや」。

昭和を感じる年季の入った外観が初見にはハードル高そうだが、是非とも立ち寄ってみてほしいおにぎり屋さん。
大和田(常務ではない)おばあちゃんのにぎるおにぎりはどれも具沢山で絶品の味。
毎日早朝より手間ひまかけて作るまぜ御飯の具も是非買ってほしい。
冷凍しておいて大和田(常務ではない)おばあちゃんのまぜ御飯が食べたくなったら炊飯器で炊いたご飯に混ぜるだけ。

それにしても具材もたっぷりで、ご飯の量もコンビニおにぎりと比べると1.5倍くらいはあるのに120円とか安すぎる。
具材も旨いし、ご飯も旨いとか、もう近所の人はコンビニおにぎり買う必要ないんじゃないかレベルにお得だ。

ごまおにぎりが120円なら納得だが、他の具材たっぷりおにぎりも同じ値段というのは納得できない(良い意味で)。
もっと値上げしてもいいんじゃないか?的な。

店主の心意気を感じる。

80歳までは続けたいという大和田おばあちゃんのお店は、きっと一代限りで後継者はいないのだろう。
そんなおにぎり屋「おおくらや」、是非とも今のうちに食べておきたいお店。

お店詳細

おおくらや
住所 茨城県筑西市横島33
TEL 0296-24-6314
営業時間 9:30~16:00
定休日 不定休(のぼりがあればやってる)

たいちょー

栃木で活動する雑記ブロガー。 栃木県の観光に役立つグルメやスポット情報を中心に紹介 | 栃木のグルメ・観光情報の発信(たまに他県も)/気になったことを自由にダラダラ綴ります | 社畜ゆえ多忙になるとメシネタ過多になります。

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