栃木県佐野市にある「ふみきりすし」。
まさにその名の通り、佐野駅近く踏切そばに建つ老舗テイクアウト寿司店。
さのブランドにも認定され、伝統の味を今に伝える『いなり寿司』は人気の一品。
今回はそんな老舗の味をあじわうべく「ふみきりすし」に行ってみた。
ふみきりすし
ここが今回訪問したふみきりすし。
佐野駅の南、踏切の目の前にあるテイクアウト寿司店。
明治10年(1877年)に、手作りいなり寿司を販売する矢島寿司として創業。
明治21年になると現JR両毛線佐野駅が新設され、「踏切そばの寿司屋」と呼ばれ親しまれ、その後店名を現在の「ふみきりすし」に変更することとなる。
そうして長い間地元民に愛され続けて143余年、変わらぬ味を伝え続けて5代目となる。
油揚げやかんぴょうの味付けには、継ぎ足しで使われる秘伝のタレでじっくり煮込んだ濃いめの味付け。
使われるおぼろも自家製にこだわる。
そんなオリジナルの一品、2014年には「さのブランド」にも認定され、佐野を代表する老舗寿司店のひとつとなった。
アクセス
アクセス詳細
住所 栃木県佐野市若松町634
車 東北道佐野インターより6.2km(およそ14分)
電車 両毛線佐野駅より250m
駐車場 3台、第二駐車場3台
店舗前に3台分の駐車場、南側の線路沿い(お店から線路に向かって左)カワチの敷地内すぐに斜め停めのスペースあり。
店内
大谷石の蔵を彷彿させる外観。
中に入ると木造で風格を感じさせる、いい具合に年季が入った店内。
比較的ゆったりとした店内は、入り口奥に斜めのショーケースには沢山のサンプルが並ぶカウンター。
その横には給水給茶の機械が設置。
カップ味噌汁なども販売されている。
店内左手には4人掛けと2人掛けのテーブル席が設置されている。
かつては店内飲食の場合は寿司ゲタで提供されていたが、軽減税率の導入とともに現在はテイクアウト専門店となった。
ふみきりすしのメニュー
ふみきりすしのメニューはこんな感じ。
盛合せはパックか折詰(+30円)に変更可能なので、贈答用にもおすすめ。
価格によって細かなバリエーションがあり、予算やお腹具合によってチョイスできる。
バラ売りから盛り込みまで対応出来るので好きなようにカスタマイズも可能。
いなりは本味から淡味(うす味)に変更も可能。
かっぱ巻はワサビ抜きにもできる。
盛合せ食べてみた
今回は一人用定番の盛合せから「盛合せ7番」をチョイス。
盛合せ7 700円
角いなり2個、俵いなり1個、押玉子1個、太巻2個、かっぱ巻2個、梅巻1個、かんぴょう巻3個のボリュームあるセット。
タレの染み加減が想像できる濃い色味のいなりから甘い香りが漂う。
まずは太巻から食べてみよう。
具材はかんぴょう、玉子、おぼろ。
桜でんぶ苦手派としてはうれしい仕様だ。
コクある濃いめに味付けされた甘味あるかんぴょう、ふんわり玉子に甘すぎなくてしっとりしたおぼろ。
醤油などいらない。
このままで食べるのがベスト。
梅巻は、梅の酸味にきゅうりのパリポリ感が心地よい。
かっぱ巻は、胡麻の香ばしさとわさびがきいている。
かんぴょう巻は、コクと甘味が後を引く。
押玉子は、ふんわりしっとり玉子が程よい甘味に胡麻の香ばしいアクセントがきいている。
次は待ちかねのいなり寿司だ。
角いなりは、ほんのり酢の酸味がきいたシャリがほろほろしっとり。
しっかり煮込まれた甘めの味付けなお揚げは、厚みがあって食べ応え十分。
俵いなりは、かんぴょうの弾力ある食感と甘味が濃縮。
わさびいなり
わさびいなりも買ってみた。
わさびいなり 345円
すっきりしたわさびの香りが漂う。
たべるとツンとわさびの刺激が口いっぱいに広がる。
甘いお揚げに辛味な絶妙で絶品だ。
想像していた以上に食べ応え感があり、満腹ごちそうさま。
最後に
栃木県佐野市にある「ふみきりすし」。
さのブランドにも認定されている老舗寿司店は、濃厚甘辛タレのいなりがクセになる一品だった。
サイズ感もちょうどいいので食べ応え感もあり満足感がある。
甘味がしっかりなので人によっては甘すぎると感じるかもしれない。
濃いめが苦手な人はうす味に変更してみるといいだろう。
ふみきりすし、佐野に来た時には是非立ち寄ってみてほしい。
お店詳細
ふみきりすし
住所 栃木県佐野市若松町634
TEL 0283-22-0603
営業時間 8:00~18:00
定休日 水曜