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【静岡市】家康が晩年を過ごした駿府城(公園)に行ってみた

2018-08-19

静岡県静岡市にある駿府城公園。
かつては徳川家康が晩年を過ごした居城のあった場所だ。

静岡駅前には家康の幼名松平竹千代の像があり、ゆるキャラとしても知られているが、家康は19歳までの12年間を人質として駿府生活し、のちに駿河国を領国のひとつとした際に駿府城を完成(現在の二ノ丸以内)させた。
しかし完成の翌年には豊臣秀吉の命により豊臣系家臣に明け渡すこととなる。

その後江戸幕府を開くこととなった徳川家康だが、将軍職を譲った後には駿府城に再び戻り、駿河城の拡張や現在の静岡市の原型となる町割りや治水事業を行った。
晩年は影で天下の実権を握り、江戸を凌ぐほどの政治、経済、文化の中心となった駿府。

その後の火災や地震により天守閣の焼失や城内外の建物などが全壊、明治に入ると取り壊しなども行われかつて栄華を誇った姿は失われる。
のちに駿府公園となり、城の一部が復元され、現在は駿府城公園と改称された。

静岡駅から徒歩15分ほどという好立地にあり、復元によりその姿を取り戻しつつある駿府城だが、VR技術を駆使して当時の姿を再現したりとなかかな面白いスポットとなっている。

今回はその駿府城公園をちょいブラしてみた。

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駿府城の外堀

駅から歩くとまず最初に目に入るのがこの水堀。

現在は完全に街の一部として溶け込んでしまっているが、かつての駿河城は3重の水堀が囲む厳重な守りに固められた場所だった。

現在のマップでもその面影を感じることができる。

その一番外側に位置する外堀の存在感にかつての大きさを想像させる。

水堀にかかる橋を渡りしばらく歩くと、姿を現すのが駿府城公園。

巽櫓

駿河城の南東(辰巳の方角)にあるのが巽櫓。
1989年に日本古来の伝統工法によって復元された復元された巽櫓は全国でも珍しいL字型の平面を持つ櫓で、現在の駿河城のシンボルのひとつといってもいい。

今回は訪問しなかったが、南西(未申の方角)にあるのが坤櫓。
巽櫓が防御の拠点とするなら、坤櫓は攻撃の拠点となった場所。
建物内部が3階建てになっていて、各階の床板や天井が取り除かれ、一部の床板はガラス張りになっているので、内部構造を見渡すことができる。

そして奥に見えるのが東御門で、その周囲を囲むのが二ノ丸堀。

 

東御門

ここが東御門。

1996年に復元された東御門。
かつては家康も二ノ丸掘を渡ってこの門をくぐっていたのだろう。

現在その内部は資料館として公開されている。

 

駿河城公園をブラブラしてみた

門をくぐった先に広かる駿河城公園。

 

公園マップはこんな感じ。

現在地が右下なので、かなり広いのがわかる。

東御門周辺は庭園のように綺麗に整備されている。

 

ここでは当時の城下町の姿もみることができる。

とてもキレイに整った城下町の姿、当時は富士山も望むことができたという。
家康の行った町割りや治水による駿河の当時の姿は現在の街にもしっかりと残っている。

東御門から右手に行ったところにあるのが資料館入り口。

ここから実際に東御門や巽門の内部にある資料館へと入ることができる。
中では駿府城や城下町の復元ジオラマや当時の品の実物展示などがされている。

開館時間 9:00~16:30(入場16:00まで)
休館日 月曜、年末年始(12/29~1/3)
入場料 公園施設共通券(東御門・巽櫓・坤櫓・紅葉山庭園)
    大人360円(団体30名以上280円)
    小人120円(団体30名以上90円)※小中学生
各施設入場料
    東御門・巽櫓 大人200円(団体160円)
    坤櫓 大人100円(団体80円)
    宮地山庭園 大人150円(団体120円)
    小人 各施設50円(団体40円)

 

紅葉山庭園

東御門広場からさらに右手に進み、二ノ丸水路(内掘)を渡った先に紅葉山庭園がある。

四季折々の花を眺めながら茶室でお茶を楽しめる。

出典:駿府城公園

 

本丸堀

東御門が左手に進むとあるのが本丸堀。

明治29年に埋められたものを発掘調査により復元したもの。

 

疲れたら茶屋で休憩

公園内には茶屋があるので、ちょっと疲れた時に寄り道するのもいいだろう。

静岡おでん、お持ち帰りOKの横のおばちゃんが気になるが見なかったことにする。笑

まさかこんなところで静岡おでんに出会えるとは、さすが静岡だけはあるな。

まだオープン1時間前だったので、残念ながら静岡おでんはまだ食べられなかった。

ハンパないおでんの種類(25種類1本100円+税)。
そしてかき氷やドリンク、アルコール類も充実している。
※おにぎりの持ち込みOK

席も5、6卓ほどあったので夕方ここに来ておでんをつまみに酒を飲むというのも面白いかもしれない。

今回はオープン前だったのでラムネだけ購入ししばし休憩。

営業時間 10:00~17:00

 

他にも見どころ満載

今回残念ながら時間の都合で一部しか見ることはできなかったが、他にも坤櫓、晩年の家康像、家康公植のミカン、石垣刻印、葵の御門花壇、天守台発掘調査の見学ゾーンや発掘情報館などがある。

まさに肝心な場所をまったく見ずに撤収した感が否めないが、それは実際に自らの目で確認してほしい。

どうしても肝心の城がまったくないので物足りないと感じるかもしれない。
もし今後天守台の発掘調査が完了したら天守閣が復元される日も来るのかもしれないが、それはまだまだ先の話だしそんな未来がやってくるかどうかも不明だ。

昔の姿に思いを馳せつつ、そこは想像で補填しよう。笑

 

駿府城公園
住所 静岡県静岡市葵区駿府城公園1-1
TEL 054-221-1085(静岡市観光交流文化局歴史文化課)

たいちょー

栃木で活動する雑記ブロガー。 栃木県の観光に役立つグルメやスポット情報を中心に紹介 | 栃木のグルメ・観光情報の発信(たまに他県も)/気になったことを自由にダラダラ綴ります | 社畜ゆえ多忙になるとメシネタ過多になります。

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