今月いっぱいで閉店となり、佐野市に店舗をオープン予定のNOT FOUND。
残念ながら本日火曜日は休みとなり、残すところあと2回となったわけだか。
今日だけ限定で404がオープンした。
まさにエラーコードの404を意味するお店だ。
火曜日たけど探しているお店は見つかりません的なやつだろうか。
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そんなわけで店舗前も404仕様になっている。
本日限定というだけあり、店舗前は12名ほどの行列ができていた。
帰る頃にも20名ほどの行列が続いているほどだった。
ちなみにメニューはこんな感じ。
とてもシンプルだ。
そんなこんなで待つこと40分、席に着くとお待ちかねの一杯の登場だ。
これが今回のメニュー、奥久慈しゃもと蛤の醤油そば~黒トリュフの香り~(燻玉404)850円だ。
セップ茸でマリネしたハーブ豚肩ロースのレアチャーシュー、数種類のナッツオイルでマリネしたハーブ豚バラのコンフィ、穂先メンマ、九条葱、黒トリュフとマッシュルームのオイル&ペースト、そして軽く燻製をかたけ味玉がトッピングされている。
まずはスープをひとくち。
とても豊潤な香りのするスープだ。
奥久慈しゃもと蛤から旨味をとったスープには、あっさりとしたコクある軍鶏の脂が浮かび、キレのある醤油でまとめ上げられている。
若干濃いめの塩分濃度ではあるが、なかなか上品な味で美味。
つづいて麺。
長野県産と北海道産の小麦をメインとして、そこに九州産の石臼挽き全粒粉を配合したという細麺。
パツパツ感が強く歯ごたえ、のど越しがとても良い。
スープに負けない旨味を感じる麺。
黒トリュフやマッシュルームの風味がスープに溶け出し独特の後味がするが、ここは好みがわかれるかもしない。
とはいえ、キノコが嫌いでもなければとても美味いと感じるはず。
そしてこの豚肩ロースがまた絶品。
セップ茸といわれるとわからないが、ポルチーニ茸といえば聞いたことがあるだろう。
まさに西洋のマツタケとでもいうべき薫り高い高級キノコだ。
そんなキノコでマリネをしているので肉の旨味が倍増している。
弾力もあるので食べごたえがあり満足感を得られる。
もちろん豚バラもクセがなくとても食べやすい。
燻製玉子も味玉に軽く燻製をかけたことで、黄身が固まることもなくトロトロで濃厚な旨味を感じる。
燻煙独特の香り風味がまたたまらない。
そして春の炊き込みごはん(100円)。
タケノコ、油揚げ、キノコ、蛤、そして彩りに輪切りのインゲン。
春っぽい食材がふんだんに使われている。
味付けは薄めというかほぼ無いように感じたが、ラーメンの濃さで薄味が感じられなくなっただけだろうか。
素材の味をそのまま感じられる。
残念だったのは、ひとくちめで小石のトラップに歯を持ってかれそうになったことぐらいだろうかw
全体的に豪華な食材をふんだんに使用しているが、それぞれが主張せずにまとまりがあって美味かった。
もしかしたら火曜日にまた新たな店舗をオープンするのかと期待させられる一杯だった。
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