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ケンタッキーが2種類のスパイスで作れるだと!?とにかく売れたい中華料理屋おおたき氏考案の再現レシピ

今年もクリスマスがやってくる。
この時期ともなれば、ケンタッキー・フライドチキンの予約が殺到し当日には大行列となるのが風物詩。

ケンタッキーといえば、カーネル・サンダースが生み出した秘伝のレシピにより生まれたフライドチキンが有名。
11種類のハーブとスパイスを使用し圧力鍋でじっくり揚げるという、家庭では決して真似できない唯一無二の一品。
そのレシピを知るのは世界でたった3人しかおらず、スパイスの配合も複数の工場で数種類ずつブレンドしたものをひとつに合わせて初めて完成させることができるという徹底さ。
オリジナルレシピは1940年の誕生より誰の目にも触れることなく、アメリカ本部の金庫にて厳重に保管されている。

しかもフライドチキンを揚げる工程も特別で、最高185℃でおよそ15分もの間じっくり揚げて仕上げる。
圧力や油の量、温度などのタイミングも不明なので、もし仮に本物のレシピが手に入ったとしても再現には難関が待ち構えている。

そんなKFCをスパイス2つだけで作れるなんて、カーネルおじさんが聞いたらびっくりしてしまう。
いや激おこになってもおかしくない。

でもこれが再現性が高く、マジであの味あの食感だった。
さっそく作ってみよう。

スパイス2種類で作るKFC

用意した材料はこんな感じ。

レシビ

  • 鶏もも肉 280g
  • 鶏ムネ肉 350g
  • 鶏手羽 250g
  • 塩 13g(鶏肉の総量の1.5%)
  • 味の素 13g(塩と同量)
  • 黒胡椒 小さじ3
  • 白胡椒 小さじ1.5

バッター液

  • 強力粉 30g
  • 炭酸水 150ml

  • 強力粉 約100g(※大さじ1杯9g)

チキン代685円。

なお、オリジナルの動画は以下を参照。

作り方

手順

  1. 黒胡椒・白胡椒・塩・味の素を合わせる
  2. 肉によく揉み込み冷蔵庫で1時間寝かせる
  3. バッター液を作る
  4. 肉の皮の部分を伸ばしバッター液にくぐらせて粉をしっかりつける
  5. 130℃以下の油で5分揚げ、180℃の油で2分揚げる
  6. レンチン2分で完成

黒胡椒(小さじ3)・白胡椒(小さじ1.5)・塩(13g)・味の素(13g)をあわせる。

鶏肉を80gくらいにカットしておく。
ムネ肉など厚みのあるものは切れ目を入れて広げておく。

鶏肉に調味料を合わせ、しっかりと揉み込んだら冷蔵庫で1時間寝かせて味を染み込ませる。

強力粉(30g)と炭酸水(150ml)を合わせてバッター液を作る。
この時に勢いよく混ぜずに、優しく撹拌して溶かしておく。

片栗粉もバッター液と同量程度用意しておく。

鶏肉の皮をしっかりのばし、バッター液にくぐらせる。
表面の調味料が落ちないよう、裏表一回ずつ優しくする。

片栗粉をしっかりと全体的につけたら、手を叩いて余分な粉を落とす。

130℃以下の油に皮側を下にして投入。
5分揚げたら一旦取り出す。

油を180℃にして再び2分揚げる。

衣はサクッと美味そうだが、このままでは唐揚げになってしまう。

耐熱皿にのせたらラップをして500wでレンチン2分。
これをすることで揚げたての唐揚げ状態の衣に中からエキスが流れ出し、KFC特有のやわパリな衣に仕上がる。

時間に余裕があるなら、揚げたてを蓋のできる容器などに入れて休ませておくと同様の効果がある。

これで出来上がり。

再現KFC食べてみた

完成したのがこれだ。

見た目は完全にKFC。
さわり心地もパリッとした部位としっとり柔らかな部位が混在、表面に染み出す油感もそれっぽい。

さっそく食べてみよう。

キール

キールは胸肉のこと。

切れ目を入れた感じがまんまKFC。
レンチンしたことで衣にスパイシーな風味が溶け出している。
本家では衣自体にスパイスを混ぜるが、味わい的にはそれと遜色ない。
パリッとした食感があるかと思えば、しっとりとした食感もあってそれっぽい。

脂身が少ないのであっさりとした口当たりで、パサツキもなく柔らかしっとり感もある。
食べた時に胡椒のスパイス感が引き立つあの感じも、胡椒しか入ってないので当たり前。
味にも奥行きがあって旨い。

チキンにかぶりつき、コカ・コーラで流し込む。
うん、言われなきゃKFCと疑わないだろう。

サイ

サイは腰部分のことを言うが、要するにもも肉の上の部分のこと。

脂身も多く、ジューシーな肉汁あふれ、肉感もあるので食べごたえ感満点。
皮の部分もしっかりのばしてから揚げているので、しっかりカラッと揚がっている。

パリッとした食感だけでなく、しっとり柔らかな食感も同時に感じる。
これはもう完全にKFCの食感。

ドラム

ドラムはKFCの代表部位で、足の部位のこと。

骨付きでかぶりつくようにいただく。

旨味もしっかりあり、肉質もしまっているので食べごたえがある。
骨からキレイに剥がれる仕上がりがベストだ。

最後に

スパイス2種類のKFC作ってみた。

本家と比べたらさすかにその差は圧倒的ではあるが、再現という意味ではかなりのものなんじゃないだろうか。
多分何も言わずに出したら普通の人なら気づかない。

何より誰でも手軽に手に入る材料で作れるというのがいい。
箱の中で蒸されて仕上がるあの独特の食感とオイリー感をレンチンで再現するという荒業も面白い。

クリスマスのチキンとか毎年予約してないから買えなかったけど、これからは家で作れるし安心?

たいちょー

栃木で活動する雑記ブロガー。 栃木県の観光に役立つグルメやスポット情報を中心に紹介 | 栃木のグルメ・観光情報の発信(たまに他県も)/気になったことを自由にダラダラ綴ります | 社畜ゆえ多忙になるとメシネタ過多になります。

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