栃木県佐野市にある青竹手打ち佐野らーめん 晴れる屋。
元中華料理人の店主が営む、伝統的な佐野ラーメンのみならず、中国料理と佐野ラーメンの融合する一杯を味わうことができる。
オープン以来人気で、ピーク時には外待ちができるほど。
佐野ラーメンも絶品だが、中でも人気なのが担々麺、すべてが本格派で佐野ラーメンのお店だから侮っていはいけない。
ここに来たら絶対に一度は『担々麺』は食べるべき一杯。
今回はそんな青竹手打ち佐野らーめん 晴れる屋に行ってみた。
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目次(タップできる)
青竹手打ち佐野らーめん 晴れる屋
今回訪問したのは栃木県佐野市大和町、佐野駅より徒歩11分にある「青竹手打ち佐野らーめん 晴れる屋」。
見世蔵が点在する街道沿い、蔵を改装したという趣のある建物に、真っ赤な暖簾が非常に目を引く。
佐野厄除け大師から徒歩5分ほどのエリアにあるため、周囲はラーメン店激戦区。
そんな中でオープン以来、人気店としてピーク時には行列ができることもあるほど。
店主である小林氏は、横浜の中華街で27年のあいだ中国料理店にて技術を習得、その後那須のリゾートホテルの料理長を務めた経歴の持ち主。
2020年に「佐野ラーメン予備校」に入門し翌年2021年4月3日にオープンした。
晴れる屋という店名にちなんだ、太陽と笑顔をイメージしたトレードマークが目印。
中国料理の技術と予備校で習得した伝統技術を駆使した佐野ラーメンを提供する。
佐野ラーメンも絶品だが、餃子も中国料理の技術を駆使した特製のラー油で味わうと別格の旨さだそう。
中でも人気は『担々麺』で、これまで習得した技術の集大成のような一杯。
青竹手打ち佐野らーめん 晴れる屋へのアクセス
アクセス詳細
住所 栃木県佐野市大和町2586
車 東北道「佐野藤岡インター」より5.7km(12分)
電車 東部佐野線・両毛線 佐野駅「南口」より800m
駐車場 6台(1〜6番)
駐車場はお店向かって右側、1〜6番の斜め停めスペースのみ。
青竹手打ち佐野らーめん 晴れる屋の店内
店舗入り口に待ち用のベンチが2つ設置されている。
入り口左手に製麺室。
店内入るとすぐ右手に券売機。
詳細
- 現金のみ
- 10,000円紙幣まで対応
- 新500円硬貨使用可
背後には店内待ち席が4席。
白を基調に赤のアクセントをきかせた店内、フロアも赤系とどことなく中華料理店を彷彿させるカラーリングだ。
右手奥に厨房があり、その手前にカウンター席が4席。
ホールに4人がけのテーブル席か2卓、左奥の小上がりに4人がけの座卓が1卓。
卓上調味料は、胡椒・醤油・酢・鎮江香酢・ハレルヤラー油など。
壁にはサインが飾られている。
壁に貼られたポスターの一枚、川音希さんは佐野市出身で、とちぎ未来大使や佐野ふるさと特使を務め、「かわお」のニックネームで親しまれている。
お店推しの歌姫でもありコラボメニュー「激辛かわお麺」を味わうことができる。
ファンの人は是非一度味わいに来てみては?
青竹手打ち佐野らーめん 晴れる屋のメニュー
青竹手打ち佐野らーめん 晴れる屋のメニューはこんな感じ。
※2023年11月24日時点
利用方法
- 行列発生時は外待ち
- 店内入ったら食券を購入する
- 店員さんが食券を受け取りに来たら食券を手渡し、カスタマイズがある場合はコール
・麺のかたさ(かため・やわらかめ)
・味の調整(濃いめ・薄め)
・辛さの調整(なし・マイルド・激辛)
・その他ネギ無し、麺少なめ(-100円)なども指定可 - 案内された席に陣取る
- 卓上調味料で味変を楽しみながら堪能する
- 食後はテーブル足元に備え付けのゴミ箱へゴミを捨て撤収
青竹手打ち佐野らーめん 晴れる屋行ってみた
訪問したのは2023年11月24日の昼時。
店内満席の中待ち2組3名、外待ち無しの後客3名ほど。
10分ほど待機して店内へ、食券を購入し手渡すと5分ほどでタイミング良く席が空き案内される。
5分ほど待つとお待ちかねの一杯の登場だ。
白泡担々麺
今回チョイスしたのは『白泡担々麺』。
その名の通りスープの表面はブレンダーで泡立てられた、きめ細やかな泡が覆っているのが特徴だ。
スープには2種類のラー油が回しかけられ、刻んだ白ネギと青ネギ、中央には肉味噌、そして花椒が振られている。
花椒が足りない人も安心、追い花椒できるように追加の調味料が提供される。
まずはスープからひとくち。
芳ばしい胡麻香りが鼻腔を抜ける。
クリーミーな口当たりで、泡が弾けて香り立つ。
濃厚なコク深い味わいで、胡麻の甘みの余韻を感じる。
今度は麺をいただこう。
麺は青竹手打ちの手揉みちぢれ系の太麺。
多加水のモチモチとしたコシのある食感で、噛むほどに小麦の風味や甘みが引き立つ。
ズルズルと啜るほどに芳醇な胡麻の香りが広がり、
スープの絡みもとてもよく、まろやかながらピリリと辛味の刺激感じる味わいがクセになる。
花椒の爽やかな風味のアクセントが絶妙で、肉味噌の旨みも引き立ち後を引く味わいに。
今度は追い花椒してみよう。
芳醇な香りとともに痺れ感がブーストされ、ラー油の辛味もワンランクアップする。
花椒を加えると濃厚な旨みもより一層引き立つ。
今度はレンゲの上で鎮江香酢をスープに合わせ、麺を啜りつつ口に含み、口内調理よろしく合わせてみる。
鎮江香酢のすっきりした香り心地よく、酸味とコクのある味わいがスープと化学反応をして、コクがさらに増し甘みの余韻もより引き立つ。
普通の酢ではこうはいかない。
さらに鎮江香酢の量を増やして味わうと、酸辣湯麺風な味わいに変化して面白い。
最後に
栃木県佐野市にある青竹手打ち佐野らーめん 晴れる屋に行ってみた。
初訪問だし佐野ラーメンと行きたいところだが、ここは人気の一杯『担々麺』を味わってみた。
中国料理の経験を生かした一杯は、まさに中国料理と佐野ラーメンの融合。
佐野ラーメンの店と侮ってはいけない至高の一杯。
佐野厄除け大師からも徒歩5分ほどなので、参拝したあとに寄り道するにもちょうどいい。
え?!佐野に来たんだらか佐野ラーメンを食べるべき?
そんなん何度もお店に行けばいいじゃない。