隊長「この前小山でオロチョンラーメンが食える店を発見したぜ」
縫製「なんだって!?」
それはさかのぼること数年前・・・・初の神奈川遠征に行ったときのことである。
我々はその言葉を発見し驚愕した!!
山岡さんを仕事場まで迎えに行き、居酒屋へ向かうべく1号線を車を走らせていた時であった。
縫製「なんだ!?あのラーメン屋は!!」
隊長「どうした?」
縫製「熊もびっくりオロチョンラーメン!?」
山岡さん「なんだいそれ?」
縫製「さっき通り過ぎた店に暖簾があった」
隊長「なんかわからんが凄い予感だな。今度来た時に行くか!」
しかし我々はミスを犯した。
度重なる神奈川遠征の企画の延期につぐ延期。
そしてやっと企画が実行されたはいいが、時間の関係で行くことができず仕舞いという結果が待っていた。
これは何か見えざる力が我々の行く手を阻んでいるとでも言うのか?
これこそが熊をも退ける力を持つオロチョンという魔物の所業なのだろうか?
知らず知らずのうちにとてつもない敵に目をつけられてしまったようだ。
そのオロチョンがついに我々にその牙を剥こうというのか?
Explorersもなめられたものである。
その挑戦、隊長と鉄砲玉縫製が受けてたとうではないか!
かくして二人はそのオロチョンの巣へと赴くこととなった。
縫製「オレ、まだ死にたくねーよ」
隊長「大丈夫だ、幾多の困難を潜り抜けてきた我々だぞ」
縫製「そうだな、俺たちの通った道こそが伝説となる!!」
隊長「そうとも!俺たちの通った後にはペンペン草すらも・・・ちがうか」
そんな会話でなんとかオロチョンへの恐怖心を拭い去るなか、ついにヤツが我々の前にその姿を現したのである。
見よ!これがその伝説のオロチョンである。
辛味噌ベースのスープは、辛さの中に味噌の甘みを感じさせる。
そして麺の上にはネギ、チャーシュー、もやしとキャベツと豚肉を炒めたモノ?が鎮座しているように我々の目には映った。。
それらが渾然一体となって舌を刺激してくる・・・・まあ食べたのは縫製なのではあるが・・・
縫製「竜の巣みたいに、こう・・・・ガーっとなってるのをイメージしてだんだけどな」
隊長「ようは辛味噌ラーメンだな」
縫製「辛いけどうまい・・・・麺が太いのがダメだけど」
隊長「その大和麺が売りだから仕方ない」
我々のイメージではラピ○タの竜の巣のような姿、あるいは遥か天空を突きぬけるような山脈のその頂を思わせるような姿であると想像していたのだが実際は違ったようだ。
真相はその辛さで熊もびっくり、そしてなぜ熊が出てくるのかはきっとそれがアイヌ語から北海道、北海道といえば熊と連想したのだと結論に至った。
だがその辛さはとても熊もびっくりという代物ではなかった。
縫製曰く「これでは熊はとてもじゃないが、びっくりさせられない・・・・・マングースあたりがいいところだ!」
なぜマングースが出てきたのかはあえて聞かないことにしたが、これだけは言える!
あえて言わせてもらうが、アライグマならあるいは・・・・・気をつけろ!
もしかすると真のオロチョンは本当に熊もびっくりする辛さなのだろうか、あるいは辛さの指定ができるのかもしれない。
それこそ火祭り(※補足参照)のように口から火を吐くほどの辛さなのかもしれない・・・・・・火祭りが口から火を吐くお祭りというわけではないが・・・・
かつて素手で熊を倒した男がいたという有名な逸話があるが、それに匹敵すると言ってもいいだろう・・・
こうして2年にも及ぶ膨らむ妄想、高まる期待と疑惑に決着がつくのであった。
だがしかし、それが果たして神奈川で見たそれであるかどうかは未だ憶測の域を抜けられてはいないのは確かであるのだが・・・・・
完
補足:ラーメンとは関係ないが・・・・
オロチョンの語源は、ツングース語の「オロン」というトナカイもしくは山頂を意味することばにあるといわれている。
また北海道網走市ではオロチョンの火祭りというものが行われており、語呂のよさからオロチョンの呼称が用いられてはいるが前記とは関係がない。
詳しいことは定かではないが、オロチョンラーメンの性質から後者から命名されたのではないかと思われる。
おまけ:麺屋大和 2食目
これが今回注文したらぁめん(大和麺)大盛り580円+全部のせ。
もちろんチキン南蛮セットはデフォで
通常ですら野菜たっぷり旨コク正油というコンセプトなところに全部のせをすると、まさにこれそが山だった。
これに油とニンニクをトッピングしたら、まさに二郎と言えなくも無い。
さすがに麺や基本スペックが違うが、これはこれでうまかった。
麺が太麺なだけあり、さすがに大盛は失敗だったのは否めないが、プリプリ、モチモチ感がいい感じ。
メンマがどうも桃屋?みたいな感じだったのがアレだが・・・・