チリビーンズを知っているだろうか?
挽肉と豆をトマトとともにチリスパイスで煮込んだ豆料理のこと。
アメリカ南部のテキサス州やニューメキシコなどが発祥のテクス・メクス料理(メキシコ風アメリカ料理)。
トマト風味のピリ辛スパイシーな味わいが、そのまま食べたりトルティーヤで挟んで食べたり、ハンバーガーやホットドッグの具材や、なんだったらパスタやご飯に合わせることもできる。
チリコンカンとチリビーンズの違いについて話題になることがある。
両者は非常に似ているが、前者は唐辛子を使った肉などの具材が入った唐辛子料理なのに対し、後者は肉と豆をメインに使用する豆料理に位置付けされる。
ぶっちゃけ見た目や作り方はほぼ変わらず、メキシコ料理かテクス・メクス料理かの違いしかないといってもいいかもしれない。
今回はそんなチリビーンズをオリジナルにブレンドしたスパイスで作ってみた。
目次(タップできる)
チリビーンズ
用意した材料はこんな感じ。
レシピ
- 合挽肉 200g
- トマト缶 400g
- ミックスビーンズ 120g
- 玉ねぎ 1個
- ニンニク 1個
- 鷹の爪 2本
- 塩 小さじ1/2
- 紹興酒 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- コンソメ 小さじ2
- ウスターソース 大さじ2
- ケチャップ 大さじ3
- オリーブオイル 大さじ3
- 塩胡椒 少々
スパイス
- クミンシード 小さじ1/2
- コリアンダーシード 小さじ1
- パプリカ 小さじ1/2
- カイエンペッパー 大さじ1と2/3
- ブラックペッパー 小さじ1/3
- クミン 小さじ1/2
- オレガノ 小さじ1/2
- ナツメグ 小さじ1/2
- ローレル 1枚
- シナモン 小さじ1/3
- パセリ 小さじ1
作り方
手順
- スパイスを配合
- 玉ねぎ、ニンニクをみじん切りにする
- フライパンで挽肉を炒める
- ニンニク、鷹の爪、ホールスパイスを炒め、玉ねぎを加えて炒める
- 挽肉、塩胡椒少々、カイエンペッパーを加えて炒める
- 残りの材料を加え水分が飛ぶまで煮込んだら完成
必要なスパイスを配合する。
辛さを抑えたいならカイエンペッパーを調整、ナツメグを増やして肉の旨みをより引き立たせるのもアリだ。
ニンニクの芽は焦げやすいので取り除いてからみじん切り、玉ねぎもみじん切りにしておく。
フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を加え中火で熱したら、挽肉と塩胡椒少々を加え炒める。
なるべく動かさずに、しっかりと焼いては裏返しを繰り返し、肉の表面にメイラード反応を起こさせる。
油も透明になり、肉の表面が焦げたら一度取り出しておく。
フライパンにオリーブオイル(大さじ2)、ニンニクのみじん切りを加えて弱火で香りが立つまで炒める。
香りが立ってきたら半分に切って種を取り除いた唐辛子、クミンシード、コリアンダーシードを加えて香りが立つまで炒める。
芳醇なスパイスの香りが立ってきたら、玉ねぎのみじん切りを加え中火で焦がさないように炒める。
全体によく絡み、玉ねぎの表面に透明感が出てくるまで。
炒めておいた挽肉、カイエンペッパーを加えて3分ほど炒める。
全体がしっかり絡むように混ぜ炒める。
紹興酒(大さじ2)を満遍なく加えたら水分を飛ばす。
残りのスパイスなど材料すべてを投入し、10分〜15分ほど煮込む。
トマト缶の水分が飛んでとろみが出てきたら完成。
アレンジ次第でいろんな料理に
肉の旨みがガッツリときいていて、ミックスビーンズが食べ応えある。
玉ねぎやトマトの風味と甘みのアクセントきいたピリッと辛くてスパイシーな味わい。
辛味の先に旨み広がり、油断をしているとさらなる辛味とビター感とシビレが追撃してくる、食べるほどに辛さが蓄積するクセになる味だ。
アレンジ次第でいろんな料理に使用可能。
タコライス
最後に
メキシコ風豆料理『チリビーンズ』作ってみた。
肉の旨みガッツリで、トマトの風味と甘み、ピリ辛なスパイスもきいていてクセになる味わい。
そのまま食べたり、トルティーヤで挟んだりハンバーガーの具材にしたり、パスタに絡めたり、ご飯のおかずにしたりといろんな料理に使える。
スパイスの辛味を抑えてジャガイモやにんじんを加えたら、給食でおなじみのチリビーンズライスにもクラスチェンジ可能。
気になる人は一度作ってみては?
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