吉野家より、この夏の期間限定新メニュー『冷汁』が2023年6月1日より発売開始となった。
これが牛丼にぶっかけて食べるとアホみたいに旨い。
冷汁のひんやり感とさっぱりとした味わい、しっかりきいた塩気に牛丼の旨味も引き立つ。
食欲の落ちる夏にもおすすめのカスタマイズだ。
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吉野家の冷汁
吉野家でこの夏の期間限定新メニューとして、2023年6月1日より麦とろシリーズとともに登場したのは『冷汁』。
出典:吉野家
決してみそ汁を冷たくしただけのものではない。
ダシと味噌を合わせた冷たい汁物で、絹豆腐に青ネギの小口切りと芳ばしいすりごまがきいた食欲の落ちる夏場にもおすすめのさっぱりとした一品。
ラインナップ
・冷汁 198円(163kcal)
・牛皿麦とろ冷汁御膳 778円(755kcal)
・牛麦とろ丼(並)・冷汁 746円(870kcal)
※税別
冷汁(冷や汁)といえば宮崎県発祥の郷土料理で、かつては農民が夏場の重労働の後に手間がかからず食欲がない時にでも手軽に栄養補給や体力回復ができる料理として普及した。
焼いた魚のほぐし身をすりごまと味噌にあわせ、軽く焼いて焦げ目をつけたものを濃いめの汁に仕上げ冷しておき、麦飯に豆腐やキュウリ・ナスといった夏野菜をのせ冷汁をかけて食べる料理だ。
ちなみに埼玉県川島町の冷や汁(すったて)は飯ではなくうどんにかけて食べる料理のことをいう。
冷汁ぶっかけ牛丼
訪問したのは2023年8月5日。
やってきたのは、黒吉野家「吉野家 佐野高萩店」。
6月から新登場したという『冷汁』に全く興味がわかずしばらく未食だったが、この連日の酷暑のなか無性に食べたくなってしまい朝7時から来てしまった。
朝牛(並)生卵+冷汁
今回チョイスしたのは、朝牛セット(並盛)。
選べる小鉢は玉子、そしてみそ汁を冷汁に変更。
朝牛セット 並盛521円(税込)
みそ汁→冷汁 +143円(税込)
販売時間:朝4:00~11:00
まずは冷汁から味わってみよう。
冷汁に浮かぶたっぷりのすりごま、さらに小口切りの青ネギ、大ぶりにカットされた豆腐が2切れ。
上昇した体温を体内から冷ましてくれるようなひんやりとした口当たり。
煮干しのダシ感が濃厚に感じられ、そこに合わせる味噌のコクと塩味がトータル的な旨味を引き立てている。
いりごまの芳ばしい風味も味噌のコク感を増幅させる。
味噌もそうだが、煮干しダシをふんだんに使用しているのもあって単体で味わうと塩味を強く感じる。
そもそもがみそ汁感覚で飲むものではなくぶっかけるの前提だろうし、これくらい濃いほうがかえっていいかもしれない。
宮崎といえば、煮干しダシ(いりこだし)が主流、まさに本場の味さながらといったところだろうか。
今度は冷汁を牛丼に軽くぶっかけ、一口味わってみよう。
豆腐のひんやりとした口当たりが牛丼の熱気を和らげる。
冷汁のコクと旨味、塩気がちょうど良い一体感を醸し出す。
冷汁なんだからご飯にぶっかけることで真価を発揮する。
それではお待ちかね冷汁を牛丼にぶっかけて『冷汁ぶっかけ牛丼』を味わってみよう。
汁ダク状態になったことで、さらりとした口当たりになりスルスルと食べられる。
ダシの旨味と味噌のコクが牛丼のタレの味と合わさることで、牛肉そのものの旨味も引き立つ。
キンキンに冷えた豆腐を崩すことで、より一層清涼感がアップする。
ここに生卵を加えたらどうだろう。
玉子のコクとまろやかな風味のアクセントが加わると、思わず天を仰ぐ旨さに。
より一層喉越し感がアップして、スルスルといくらでも食べられてしまいそうだ。
そのままの勢いで一気にかっこみごちそうさま。
最後に
吉野家の夏の期間限定『冷汁』で冷汁ぶっかけ牛丼カスタマイズしてみた。
ひんやり冷たい冷汁は煮干しのダシ感がとても強く、味噌のコクと塩気がガッツリきいている。
汗をかくこの時期にもちょうどいい。
単体では塩気が強いけど、これを牛丼にぶっかけると最高な一体感を醸し出してくれる。
この夏、是非とも食べてほしい一品だ。
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