蔵の街栃木で初イベント『テラオ「キッカケ」マルシェ』が2021年12月4日(土)に開催された。
栃木市寺尾地区のお店やゆかりのあるお店が出店し、寺尾の自慢の一品を販売するミニマルシェだ。
また寺尾小学校によるお囃子やミニ写真展など伝統や魅力も発信する。
今回はそんな『テラオ「キッカケ」マルシェ』に行ってみた。
最新情報
テラオ「キッカケ」マルシェVOL.2
開催日 2022年12月10日(土)
時間 11:00~15:00
目次(タップできる)
テラオ「キッカケ」マルシェ
蔵の街栃木にある山車会館前広場にて、『テラオ「キッカケ」マルシェ』が2021年12月4日(日)に初開催された。
栃木市の地域おこし協力隊として活動している國府谷純輝隊員が企画したイベントで、栃木市寺尾地区の魅力を発信し、寺尾を知り、寺尾に関わるキッカケをつくることを目的としたミニマルシェ。
寺尾地区は蕎麦で有名な出流山の隣、三峰山の山裾にある自然豊かな土地。
人口2,300人ほどのエリアには、寺尾の自然を生かした農産品や加工品などを扱うお店などがいくつもある。
だが、栃木市中心から外れているのでなかなか訪問の機会も少なく、観光客や地元民にも寺尾について知らない人は多い。
蔵の街にも寺尾にゆかりのお店があり、知らず知らずのうちに寺尾産のものを手にしている人もいるはずだ。
今回イベントを開催することにより、「これって寺尾産だったんだ」と気づけるキッカケに、またこれがキッカケで関わり合いが生まれるなんてこともあるかもしれない。
それが『テラオ「キッカケ」マルシェ』。
イベント詳細
イベント詳細
テラオ「キッカケ」マルシェ
会場 山車会館前広場
開催日 2021年12月4日(土)
開催時間 11:00~15:00
住所 栃木県栃木市万町3-23
アクセス 車 東北道栃木インターより3.9km(6分)
電車 栃木駅北口より1km
寺尾ゆかりのお店が農産品や加工品を販売
寺尾ゆかりお店が自慢の農産品や加工品などを販売するお店が出店。
いちひこ帆布は自慢のバッグなどを販売。
縫農園では、安心安全なこだわり野菜を販売。
山々と星々/パーラートチギでは、生活道具などが販売された。
寺内農園では新鮮ないちごを販売。
また、田村住建による木工ワークショップ(予約制)も開催された。
寺尾写真展も開催
イベントでは寺尾を感じられる写真が複数展示されていた。
朝日?に照らされる雪景色の寺尾の美しい景色が素晴らしい。
グルメエリアが大盛況
グルメエリアには4店舗が出店し、イベント開始前から行列ができるお店があるほどの大盛況ぶりだった。
アクティブフューチャー寺尾によるフランクフルトやジュースなどの販売。
spice cafe+bakeによる焼き菓子やジュースの販売。
sottodeliによるお弁当や総菜の販売。
清水商店によるキノコの販売。
出流観光会によるそばの販売などが行われた。
なんといずれもイベント開始1時間ほどで完売が続出するという人気。
寺尾グルメおそるべし。
他にも寺尾の小学生によるお囃子の演奏なども行われ、寺尾を感じられるイベントとなった。
そしてなんとこのイベントにはとち介も訪問した。
テラオ「キッカケ」マルシェ行ってみた
訪問したのは11時頃。
思いのほか人出の少ない蔵の街の街並み、それもそのはず、すでに会場にはたくさんの来場者が集まっていた。
当日はもちろんAKIRAぱいせんも訪問。
※お約束の映り込み忘れた
sottodeli
急遽イートインスペースを撤去するほどの大行列となったのは、店舗を持たないお弁当屋さんの「sottodeli」。
お店の人によると、イベント開始1時間前にはすでに行列が発生していたという。
40人待ちの列に並びやっと先頭に来た時にはすでにこの状態。
この日のために20時間厨房に立ち続け、30分の仮眠のにち家族総出で作った心のこもったお弁当に惣菜たち。
冷凍販売や市販のドレッシングなどには頼らず、ひとつひとつ手作りされた惣菜、米は自家栽培の低農薬米、
それは人気になるのも当然だ。
当然すべて手作りのため数に限りがあるが、その味を求めるファンは多く完売覚悟で列は途切れることなく増え続ける。
※この後、急遽追加があって後の人も購入できたようだ
残り少ないながらも購入できたのがこれだ。
キーマカレー
お弁当ラス1で奇跡的にゲットできたキーマカレー。
キーマカレー 700円
人参と金柑のラペや紫キャベツのラペ、さつまいもと柚子のサラダ、小松菜など色鮮やかだ。
ルーには油や水を使っていないヘルシー無水キーマ。
トマトの酸味や玉ねぎなど野菜の甘みきいた、ほどよくスパイシーなキーマカレー。
老若男女問わず好まれそうな旨いやつ。
甘くてなめらかなさつまいもの食感と柚子の爽やかな香りきいたサラダ、金柑のかおり広がるにんじんラペなどの惣菜も旨い。
これは他の弁当も食べてみたかったな。
おにぎりと豚汁
紛うことなき最強の組み合わせ、おにぎりに豚汁。
塩むすび 100円
昆布 100円
明太子 100円
豚汁 300円
栃木県産豚肉を使用した豚汁は、豚バラ肉の旨味と野菜の旨味が溶け出したスープが絶品。
ショウガがしっかりきいているのもまたいい。
肉はホロホロ、白菜はトロトロでしっかり煮込まている。
ゴボウの芳ばしさ、にんじんの旨味、こんにゃくの食感のアクセントもたまらない。
塩むすびは、米のしっとりもっちりで口の中でホロッとほぐれる食感、噛むほどに広がる米の甘みを存分に堪能できる。
通称「sotto米」の旨さを味わうには塩むすびは最適。
塩気も絶妙で、ゴマのアクセントがまたにくい演出だ。
明太子はピリッと辛味きいた辛子明太子たっぷり。
海苔の磯の香りが鼻腔を抜けるこの感じ、日本人はやっぱおにぎりだよな。
昆布も間違いない。
甘辛な昆布の佃煮のおにぎり、はっきりいってあと5個は食える。
鮭が完売していたのが悔やまれる。
今後イベント出店がある時には1時間前には並ばないとな。
寺内農園とちあいかサンド
マルシェにも参加している寺内農園のとちあいかを使用したいちごサンド。
甘酸っぱい苺に甘くてふんわりクリーミーなクリームがたまらない。
お店詳細
sottodeli
インスタ sottodeli
購入方法
・2日前までの完全予約制
・栃木市内5,000円以上の購入で無料配送
・5,000円未満は、有料配送or栃木市寺尾地区で受け渡し
※受付状況はインスタ要確認
出流観光会
蕎麦処の出流山の出流観光会は、出流名物の蕎麦の販売と蕎麦打ち実演をしていた。
これがグルメエリアで最速完売した「ぶっかけそば」。
その名の通り、茹でたそばにつゆをぶっかけ、ネギ、わさびを添えたやつ。
よく〆られたコシのある食感、噛むほどに蕎麦の香りが広がり、ほんのり甘い余韻がたまらない。
地域おこし協力隊の國府谷隊員による蕎麦打ち修行の成果が披露され、蕎麦の試食がふるまわれた。
とち介も食べたそうに見ている。
ここまで違うものかというくらいに別物感があるこのビジュアル。
荒々しさのあるのど越し感に、ガツンとくる蕎麦の風味。
これはこれで嫌いじゃない、ていうか旨いか不味いかどうかと聞かれたらけっこう旨い。
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清水商店
清水商店では出流山の水源の澄んだ水を使って育てられたキノコを栽培している。
そんな美味しい水で育った採れたての生しいたけの網焼きに熱燗、しいたけを使った出流サンド、朝採り生しいたけの販売などがされていた。
ウェーバーグリルで焼かれる生しいたけ、旨そうである。
個人的にしいたけは苦手だけど、生しいたけは別格。
買ってみた。
シンプルに塩コショウで味付けされている。
もうすでにジューシーなエキスがあふれている。
大ぶりなうえに肉厚というこの食べ応え感。
プリプリの食感に芳ばしい香りが広がる。
しいたけ特有の匂いがに苦手だが、そんな匂いをほとんど感じさせない。
これは生しいたけ買って帰って酒のつまみに焼いて食おうか、なんて思っていたら完売していた。
縫農園
縫農園は縫村夫妻が2016年よりスタートさせた農園。
農薬や化学肥料に頼らずに栽培された安心安全なこだわり野菜を販売する。
出店ブースでは、新鮮野菜が並ぶ。
今回購入したのはこれだ。
レタス(マザーレッド) 2個入250円
サラダミックス 250円
レタスとサラダミックスを適当にカットして合わせたらサラダの完成。
東武内で販売されているというおすすめのドレッシングを購入するのを忘れたので、今回はキューピーのイタリアンドレッシングでいただこう。
瑞々しくてパリパリと食感心地よい。
野菜がとにかく旨い。
思わず購入した野菜一気食いしてしまった。
これはまた見かけた時には多めに買っておかないとな。
お店詳細
ぬい農園
インスタ nuinouen
最後に
栃木市で初開催された、テラオ「キッカケ」マルシェ。
寺尾地区を知る・関わるキッカケになるミニマルシェには総勢10団体が出店。
開始早々で完売続出の大盛況なイベントとなった。
来場者に寺尾の底力を感じさせる素晴らしいイベントだったのではないだろうか?
これば次回開催も期待大だ。
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